2002年1月

みのるの日記

目次

2002年1月31日

吟行句会  

今回の京都OFF吟行鍛錬会は素晴らしい成果でした。 参加者のみなさんは、吟行での句の作り方というものを理屈ではなく実感として体験されたと思います。 吟行では、頭で考えたり、ひねりまわしたりする余裕がないから素直な句が生まれるのです。

作風ということを論じるときに、虚子先生の高弟で水原秋桜子と高野素十との比較論がよく例にだされますが、 ぼくはどちらかというと素十派です。 別に秋桜子が大嫌いという意味ではないので誤解のないようにしてほしいのですが・・

秋桜子の代表作品に次の一句があります。

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々  秋桜子

この作品を絶賛される方は多く、それゆえ秋桜子が素晴らしいと支持される。 確かに叙情的で素敵な句ですね。でも、ぼくはどうしてもこの句を好きになれないのです。 技巧というか作意が見えてしまうからです。 彼の作品に、

山焼く火檜原にくればまのあたり 秋桜子

というのがあり、この句はぼくも好きです。 この作品はあきらかに吟行句です。 一方、高野素十の作品も紹介してみましょう。

玉解いて立ち並びたる芭蕉かな  素十
雁の声のしばらく空に満ち    素十

素十の作品には装飾も虚構もありません。 ただ、見たままを素直に写生して、なお真実な力強さがあります。 これが本物の句の命だとぼくは思うのです。

京都OFFでのみなさんの吟行句を拝見していて、同じ作者の作品とは思えないくらい、 すばらしい写生句がたくさんありました。 虚構には魂がありません。吟行で句を作る訓練は、どんな立派な先生に俳句を習うよりも 効果があるとぼくは信じます。

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2002年1月29日

自由鑑賞  

旧・秀句鑑賞掲示板を改名して、「自由鑑賞」としました。 鑑賞する作品の対象も、今週の秀句に限定していましたが今度は自由にしました。 鑑賞は作句上達のために一番よい学びだと思ってこの「秀句鑑賞」の掲示板を設置していました。 でも、フォーラムのほうで、「合評」のページを立ち上げましたので目的が重複することになります。

今回の京都OFFのときにゴスペル俳句のコンテンツについてみなさんとお話する機会を得ました。 そのなかで、互いの作品を鑑賞しあうことはとても励みになるけれど、いまの「秀句鑑賞」では、 どうしても構えてしまって気軽に書き込めない。 もっと、自由な鑑賞ページにして欲しい。という要望がありました。 なるほどと教えられ、早速実行することにしました。 自由連句ボードは志乃さんのフォローが行き届いてとても活況があります。 これにあやかって、「自由鑑賞」としました。 この掲示板が参加者の皆さんの切磋琢磨の一助になることを祈っています。

どうぞ他にもお気づきの点がありましたら、お気軽にご意見を頂きたいと思います。

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2002年1月26日

京都OFF無事終了  

厳しい寒さや時雨で有名な嵯峨野での吟行句会でしたので、天候を一番案じていましたが、 1日目(金曜日)は冬日の洩れる温かい日和に恵まれ、雨の予報だった2日目(土曜日)も 句会の果てる夕方まで守られて、曇り空のため厳しい冷え込みにもならず最高のお天気でした。 1日目の夕方、宿へ戻る道中では傘の要らないほどの時雨に合いました。 噂に名高い「嵯峨しぐれ」です。 神様はなんという憎い演出をされるうだろうと感心しきり。 さらに、志乃さんの助言で用意していたビニール袋をサッとポケットから出して得意げに みんなに配りましたが、ほどなく時雨は止みました。(^-^)

親睦会では「ゴスペル俳句」に対するみなさんのあつい思いを聞かせていただいて、感激のあまり涙が出そうでした。 1日目の句会が果ててから、男性群は俳論に時のたつのを忘れ、 女性群は袋回しに興じて夜更けまで笑いころころげたそうです。 遠路参加してくださったみなさんほんとうにありがとう。勇気を持って初参加してくださった 御一人おひとりにも感謝します。 参加者のみなさんが十分満足してくださったどうか自信ありませんが、にこやかな笑顔で お別れの握手をしてくださったことにほっと安堵しています。

ほんとうにありがとうございました。

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2002年1月24日

OFFの準備  

前もってしておかねばと思いつつ結局、前日になってばたばたと準備してます。 短冊や用紙類の準備、スケジュール表・参加者リスト・部屋割等々の作成。 ようやく終わりました。 今日の昼休みに、会社の事務局で保養所のパンフレットを13人分貰ってきました。 嵯峨野の案内がカラー印刷されているので、よいガイド代りになると思います。

明日金曜日の天気予報は晴れマークで大丈夫。あさって土曜日は下り坂のようです。 吟行を予定している午前中はなんとかもって欲しいです。 オフ参加者のみなさんが無事京都に到着することが出来ますように、 楽しいよき交わりの時となりますようにお祈りしてから寝ます。

おやすみなさい・・(^_^)/~~

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2002年1月23日

わくわく  

京都OFFが近づいてきたので、心が躍っています。(^-^) 楽しく、厳しく・・いや、やさしく、お勉強しましょう。

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2002年1月19日

選句眼  

最近の毎日句会は一日平均40句、一週間で280句になります。 2句出句だから毎日平均20人の方が参加して頂いている計算ですね。 去年の今ごろ、4、5人のメンバーで必死で投稿していたころが懐かしいです。

選句は自分の体調とかによって影響を受けます。 選者として、しっかり自分の健康管理をしないといけないと思います。・・言うばっかり・・とまたも陰の声。 今週は採れる句が少なく、何度も見直しを繰り返しました。 体調のよいときは直感的にひびいてきて採れる句とそうでない句の判断もわりあいすぐに結論が出るんですが・・

句歴の古い方と初心者の方とは句の作り方、内容、材料といったものが当然異なります。 しかし、敬虔に真剣に事前と向き合い、感動に基づいた生まれた作品には上手下手はないものです。 初心者はどうしても、ことばづかいやことばの響きにだまされて句を選んでしまいがちですが、 句意の明確なもの、具体的な情景が絵のように見えてくるものなど本物を見抜く選句眼を 身に付けたいものです。 くどいほど言っていることですが、作る勉強より、感じる訓練です。

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2002年1月16日

Windows CE  

神戸にSOFMAPというパソコンショップがあります。 仕事の帰りにふらりとよく立ち寄るのですが、中古品のウインドの中に魅力的な小型パソコンを見つけました。 jornada710という名前で、WindowsCEと呼ばれるOSで動きます。 ミニチュアのWindowsという感じです。 一度充電しておけば、10時間くらい使えますし、スイッチ一発で瞬時にON/OFFできるのですごく便利です。

最近はこのようなモバイル機器がはやっているようです。 こんなのでゴスペル俳句のページがどんな風に見えるのだろう・・という興味だけで衝動的に買ってしまいました。 手のひらに載るくらいの大きさで新書本より少し小さいくらい。重さは500gです。 通勤電車の中でもPHSなどで接続してWEBを見ることも出来るんです。 そこまでしてインターネット接続する必要な全くないのですが、おもちゃとしては結構楽しいですね。 ようするに「おたく」の世界です。

ところが勇んで環境を設定し、いざゴスペル俳句のページを開こうと思っても開けません。 どうやら、書式に問題があるらしいということが解りました。 ゴスペル俳句の各ページはXHTMLという一番あたらしい書式で書かれているんですが、 小型パソコンのプラウザがこれを読めないことが原因でした。 そこで急遽各ページを更新したのです。 皆さんがよく見ていただいている更新情報のページが混乱してしまって、申し訳ありません。

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2002年1月14日

選評について  

最近試みとして毎日句会「今週の秀句」の選評で添削句の解説をして好評を得ています。 一般的には理論的な学びを好まれる方が多いので、ああした解説の類はたいてい歓迎されるのです。 しかし、あまり論理にこだわりすぎると、そのうちあれこれと考えながら句を作る癖がつきます。 この癖がつくとスランプに陥ることが多くなります。しかも不調になればなるほど考えてしまい、 やがてどうしても句が作れないという悪循環を繰り返すのです。

句を作るときは左脳(理論、知識)ではなくて右脳(感性)を研ぎ澄まし、 雑念を払い心を無にして対象物から響いてくるものをひたすら待ちます。 吟行という手段によって繰り返しこの訓練をする。これが正しい俳句の作り方です。 この精神集中の訓練がうまく出来ると、どんな状況からでも必ず句が生まれます。 なるべく直感的に作り、直感的に選ぶという訓練をお勧めしている理由はそこにあります。

考えて作った作品には魂がありませんから、例えば1年後にその作品を見直したとき何の感動も湧きません。 本当に感動して作ったものは何年経ってからでも、詠んだそのときの感動が蘇ってきます。 これが形だけの偽物と魂の入った本物との違いなのです。 ゴスペル俳句が目指しているもの、それは本物の俳句です。

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2002年1月11日

1,000,000ヒット  

2002/01/11(金) 09:32:34 記念の10万ヒットを記録しました。 10万ヒットを踏まれたのは、なんと敬愛する志乃さんでした。なんだか嬉しいですね。

10万ヒットを記念して、ゴスペル俳句の「アクセスログ」のコピーを公開しましょう。 10万ヒットのところを見ると、

[100000] 2002/01/11(金) 09:32:34 cache.ksky.ne.jp -
     Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98) 
     http://www.gospel-haiku.com/update/update.cgi

となっているのがわかります。 これが志乃さんである事は管理人にだけわかるのです。 通常このアクセスログは管理人以外は閲覧することは出来ません。 今日ご覧頂いているものは単なるコピーに過ぎません。 通常この種の平均的な個人サイトの場合、100〜200ヒット/日というのがよいほうです。 最近のゴスペル俳句は平均500ヒット/日程度ですから、いかに祝されているかということが解ります。

このアクセスログはセキュリティのために設置しているもので、システムによって自動的に記録されます。 これによってアクセスされた個人の固有環境をある程度解析できます。 そして意図的な不正アクセスを追跡し、悪質な場合は二度とゴスペル俳句のページに アクセスできないようにすることも出来るわけです。

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2002年1月6日

新しい年の歩み  

毎日句会を始めてからほぼ一年になります。 そして、「騙されたと思って一年間付き合ってください」。 というぼくの口車にのってくださった方がたくさんいらっしゃいます。 お一人ずつの作品に触れながら、「この方がこんな句を作られるまでに上達された・・・」と、とても感慨深く、 なんだか胸が熱くなるのを覚えました。 さらに、みなさんから、続けてきてよかったというメールを頂いたり、掲示板へ書き込んでくださった記事を見て、 涙が出そうでした。(もともと涙腺には自信がない方でして・・・(ノ_・。))

添削では随分失礼なことばかり言ってきましたが、 妥協しなかった(・・というより出来なかったという方が正しい。) ことがかえってよかったのかもしれません。でも、

なんだかんだと小難しいことを言って・・・たかがネット俳句じゃあないか。

と、気分を悪くされて去っていかれた方も多いと思います。 そこまでこだわる必要があったか否かは、いまだに結論が出せず、自問自答の繰り返しです。 でも、それを忍耐して信じて付き合ってくださった方がひとりでもいらっしゃるということは、 あながち間違いではなかった。と、勝手な解釈をして自分を慰めています。 新しい年、これからまたどんな風に展開していくのかぼくにもわかりません。 でも、

”見えざるみ手によって導かれている。”

この確信だけは見失わないでやってゆこうと思います。

いよいよ明日から初出勤です。去年は不摂生でよく体調を崩したので、今年は自制して頑張ろうと思います。

”思うだけじゃあなくて、実行が伴わないと・・・”

と、横で愚妻が申しております。(^-^;

漣をさ走りて鴨翔ちにけり  みのる
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宣教師  

わたしの教会に英国ミルトン・キーンズの日本人教会へ宣教師として遣わされる予定の先生がいらっしゃいます。 本当は昨年の春から派遣される予定だったのですが、英国側の諸事情で一年延期させられたのです。 延期された理由というのはいまいちよく解らない内容で不本意だったそうですが、 実態としては海外からの宣教師の受け入れに対して英国側がとても神経質になっているというこのようです。 昨年ニューヨークで発生した同時多発テロによって、はじめて深刻なアフガン情勢を実感しました。 しかし、ヨーロッパ諸国ではそれより以前からこうした不穏な動向に対してとても神経質になって いたのだと思います。

この宣教師のために国内で支援してくださる方々や、 英国で先生の来られるのを祈り待ち望んでおられる方々がたくさんおられます。 昨年の春以降、その方々との情報交換の場がぜひ欲しいと祈っておられたそうで、 きのうはお手伝いをして簡単な先生のホームページを開設しました。 とても喜んでくださり。少しでもお役に立てたことでぼくも嬉しかったです。

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2002年1月4日

ゴスペル俳句への参加者  

最近、随分と新しい方が増えたように思ったのでチェックしてみました。

毎日句会がこんなに増えていたとは驚きです。 遠慮されずに談話室(掲示板)にもひとこと書いてください。 メンバー間の交わりを通して、きっとまた別の楽しさが広がります。

おせちの食べ過ぎ?か、昨日はお腹の調子が悪くてまいりました。 お茶だけ呑んで、胃を空っぽにしたら治まったみたいです。 家内も息子も相前後して同じような症状だったので、風邪かもしれません。 なぜか、去年の暮れから風邪にとり憑かれたようで。。(x_x;)

志乃さんから、日記でぼくの句を発表したらと提案がありました。 毎日続けられるか自信ありませんが・・おことばに甘えて。

須磨そぞろ初松籟にめぐりけり  みのる
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2002年1月2日

二日  

今朝覚めると、虎落笛(もがりぶえ)が鳴って外は小嵐のよう。 午後に入っても風は止みそうにないですが、玻璃窓からは温かい冬日が射して部屋の中は極楽です。-- 追加の年賀状を書き終わって、お茶を啜りながらホット一息。 ネットにつないで(といってもケーブルテレビなのでつなぎっぱなしですが・・) みなさんからの書き込みを見ながら、メールの返事などを書く。 昨日はちょっとご馳走を食べ過ぎたので、一向にお腹の空いた感じがしない。 子供たちは早くも仕事とかでみな出掛けてしまった。 家内はコタツでテレビを見たりごろ寝したりしてくつろいでいる。 そんな平和な二日が過ぎていきます。

ただ無為に刻の過ぎゆく二日かな  みのる
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2002年1月1日

新しい年  

主の御名を賛美します。

みのるの日記を愛読してくださるみなさん、あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。

わたしたちは今、新しい年にふみだそうとしています。 どんなことがあるのか全然見当がつきません。 新しい、見たこともない、未知の道が続いています。 わたしたちにとっては初めての道ですが、神様はよくご存知です。 神様に案内していただくのなら何の不安もありません。 これを信じることが出来るから、本当にこころから新年おめでとう、といえるのではないでしょうか。

スポルジョンという先生の書かれた詩をご紹介しましょう。


       愛   光   た   私   新   
       と   が   だ   は   し   
       力   神   私   知   い   
       だ   か   が   ら   年   
       け   ら   知   な   が   
       が   来   っ   い   暗   
        `  る   て    °  い   
       頼   こ   い       年   
       り   と   る       か   
       だ   と   の        `  
       と    `  は       明   
       い        `      る   
       う               い   
       こ               年   
       と               か   
       だ                `  
        °                  


photo by かっちゃん (Thanks!)
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