句会に参加するための心がけです。
句会に持っていく物を説明します。
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句帳:詠んだ句がメモしてあるもの。
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大学ノート:予選用に必要です。
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国語辞典:小型の電子辞書が便利。
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歳時記:小型の季寄せでもOK
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筆記用具:予備を含め複数準備します。
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出句数に応じた短冊と白紙2枚(清記用と選句用)を全員に配ります。
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出句◯句、選句◯句と世話役があらかじめ宣言しておきます。
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10人以上の句会であれば5句、少人数なら7〜10句で自由です。
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選句用紙には、右端下に選者の名前を書いておきます。
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清記用紙には「清記」と書いてもいいし、書かなくても構いません。
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予選が済むまで必要ない選句用紙は退避しておきましょう。
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清記からの抜き取り、予選はノート書き写していきます。
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最後に絞り込みをして選句用紙に書き写します。
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短冊に番号は要りません。
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書き終わった短冊は指定された場所に出句します。
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出句した短冊は10センチ間隔ぐらいで横一列に並べてます。
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二人目以降は、一人目の短冊の上へ重ねて置いていきます。
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締切時間厳守は当然の義務です。
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〆切時間の5分まえまでに出句を終えるのがマナーです。
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〆切5分前になったら世話役がアナウンスし遅れている人を促します。
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全員が出句を終わったら、右端(または左端)から短冊の山をとり重ねます。
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順次重ねて最終的に一つの束にします。
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このようにすることで同じ作者の短冊が連続して配られることを避けます。
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出句数に応じて短冊を配布、選者から配るのが配慮です。
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短冊の句を清記用紙に書き写します。行間をとり見やすい字で書きます。
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字が間違っていても原則は短冊どおりにに清記します。
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送り仮名やかな使いが間違っていると思ってもそのまま書きます。
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明らかな間違いで短冊の作者が特定できそうな場合に限って、こっそりと確認してもいいでしょう。
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短冊の書き間違いは本人の責任ですが、間違って清記しないよう何度も確認しましょう。
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これら一連の作業を「清記する」といいます。またこの用紙のことを「清記用紙」呼びます。
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短冊の句を清記することで筆跡が隠され誰の作品かが分からなくなります。
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5句選だからといって初めから5句に絞って選ぶことはしません。
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用意した大学ノートばどに少し多めに抜き取って予選していきます。
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共感を得た句のみ予選します。全てを書き写すのではありません。
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選句数の3倍を目安に予選し、その中から最終のベスト5に絞ります。
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一枚の清記から1~2句抜き取るというのが凡その目安の数になります。
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予選ノートは1行ずつ空行を開けて書いておくと便利です。
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指導者選の添削結果などをあとから書きたせるからです。
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清記作業の頃合いを見て、選者が「1番」と声を出し自分の書いた清記の右肩に「1」と大きく書きます。
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指導者を起点に時計回りに次の人が「2番」と声を出し、自分の清記用紙右肩に「2」と書きます。
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3番以降も順番に声を出して、それぞれ清記に番号を付していきます。
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最後の人は「##番止め」と声を出し清記用紙右肩に「##止メ」と書きます。
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選者の句会では、世話人もしくは最長老を番号の起点にするといいでしょう。
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清記記載が済んだらそこから良いと思う句を選んで予選ノートに書き写します。
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自分のところで清記用紙が渋滞しないように注意しましょう。
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予選が済んだ清記は裏向けにして右隣へ回すのがマナーです。
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きちんと番号順に回すことも重要です。
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清記が3枚以上滞るのは遅い証拠です。悩まず直感でパッと選びましょう。
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上級者は常に気配りしこっそり注意して初心者をサポートします。
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気になる句はとりあえず選んでおいて後で調べます。
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予選ノートの中から、行頭に○印をつけて10句程度にまで絞り込みます。
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更にそこからより良いと思うものを◎に変えてゆき最終選句数に絞るのです。
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初めに用意してあった選句用紙に最終の5句を清書して披講子に提出します。
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披講が始まったら私語をやめ集中して耳を傾けます。
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自分の句が読み上げられたら間髪を置かず名乗りを上げます。
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名乗りが遅れるのは披講子に対して失礼な行為とされています。
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「え〜、はい私です」「梅子です」というような名乗りではなく、大きく一声で「太郎!」「梅子!」と名乗ります。
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タイミング良く名乗の声をあげるのが披講子への礼儀でありマナーです。
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選者選の場合は、添削されている場合もあるので特に注意して聞きましょう。
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集中していれば添削されていても自分の句であることは分かります。躊躇せず自信をもって名乗りましょう。
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「すみません、もう一度…」というような発言はとても恥ずかしい行為です。
俳句は座の文学といわれ、句会はコミュニティーであり社交場ともいえます。
ひとことも言葉を交わすことなく退席するのではなくて存問の声をかけあいましょう。
成績がふるわないと不機嫌に寡黙になる人もまれに居ます。いっぽう好成績に有頂天になって誰彼構わずハイテンションに接して喜ぶというのも大人げないです。
謙遜に思いやりの心をもってよき交わりを育みましょう。このようにして培ったよき人間関係はやがてあなたの宝物になります。
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