やまだみのる

阪神淡路大震災の思い出

1995年1月17日、午前5時46分頃近畿地方を襲った兵庫県南部地震 (阪神・淡路大震災)は、神戸市・明石市・西宮市ほか兵庫県の各地に甚大かつ悲惨な被害をもたらしました。

この震災で失ったものはあまりにも大きすぎましたが、得たものも限りなくあります。

多くのボランティア活動が自発的に起こされ、人間の優しさ、素晴らしさをこの震災は教えてくれた。さらに、この大災害は、クリスチャンとして何を祈りどう行動すべきか?という問題をわたし達に投げかけました。

時を経るとともに被災地の真ん中で生活をしているわたし達でさえも、あの震災は過去の出来事になりつつある。でも、あれだけの多くの命や平安な生活を奪ったこの歴史的な災害のことを、そしてその教訓をできるだけ沢山の人に伝えていく責務があると思う。

(1999.12.24)

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