やまだみのる
やまだみのる
教会学校の卒業生で、今年の夏から英国留学しているKちゃんからうれしいメールが届いた。
彼女が出発する日に、ぼくは教会学校のサマーキャンプに行っていて挨拶できなかったので、メールで激励の言葉を贈っておいたのだが、その返事が届いたのです。
英国について、いきなりホームステイ先での人間関係で苦労して戸惑ったようです。
みのる先生、お元気ですか。私はめちゃくちゃ元気です。
メールを見てすごく嬉しかったよ。ありがとう。
イギリスへ来て1か月は、ホームステイをしました。
その家庭は、3ヶ月前に夫を亡くした未亡人一人だったので、わたしと2人きりの1ヶ月でした。
ご主人を亡くしたことで彼女の感情は、いつもUPーDOWNしていて、はじめの一週間は大変でした。
2週目からは、彼女がパニックになっているときには、おさまるまで待ってから話しかけてみるという要領を覚えて少し楽になりました。
いつもレンジでチンした食事を一人で食べるようになっていて、寂しかったです。
いろんな面でイギリスの暗い部分を見ました。
すんでいる地域はあまり教育をうけていない人が多かったです。
彼女の読む新聞も労働者階級が読むタブロイド紙でした。
あんまり笑わなくていつもけちけちしている理由が少しわかりました。
ただ、教会に行く話をすると、
あそこは綺麗なステンドグラスがあるから良い教会だから行っておいで。
といってくれてなんだか不思議だけど嬉しかったです。
表面的にみるとあまり素敵な1ヶ月ではなかったけれど、神様に守られていたんだな…と思うことがたくさんありました。
小学生のときに、みのる先生の分級で "よかった探し" をしたのを思い出しました。
この1ヶ月それをまたやってみました。
そうそう、これが言いたくて上のことを書いたんだよね。
たった一人の人も心の中で許すことができない自分を考えると、
神様ってどんな方なんだろうな。
って思ったりします。
明日からは大学寮に移ります。やっとキッチンが使えるから楽しみです。
ぜひ、澄恵先生と一緒にイギリスへ遊びに来てくださいね。
会えるのを楽しみにしています。
教会学校の奉仕は、悩みや苦心も多いですが、こんな手紙を貰えるのは特権だと思います。v(^o^")v
(2002年9月5日の日記より)