2025年6月27日 12:31 コメントを書く Feedback
昨日は終日雨が降らなかったので今朝庭の水やりをしていると、久しぶりにホトトギスを聞きました。
その声は、もうすぐ梅雨明けだよ…と訴えているように響きましたが、その後でテレビのニュースを見てびっくり、
西日本の各地で梅雨明けが発表されました。このまま確定すれば、九州南部をのぞいて気象庁が統計を始めてから最も早い梅雨明けとなります。
2025年6月23日 09:49 コメントを書く Feedback
最近の毎日句会は、GHの理念から脱線傾向の作品が目立ちます。
見て、感じて、詠む
という大切な基本姿勢を忘れて、「頭で考えて、ことばをひねって詠む…」になっていないでしょうか。
特に無料添削の学びを経ずして入会された新しいメンバーにその傾向が目立ちますので、注意を促す意味で今日の日記を書きました。
伝統俳句の基本は、客観写生であることは言うまでもありません。
物や風景をよく観察し、そのありさまを絵のように17文字の中に写し取る。
ということなのですが、頭では理解できていても実践するのは難しいです。
吟行して句を詠み、添削を受けて学ぶ…という訓練を繰り返し、忍耐強く継続することで身につくことだからです。
作品が、客観写生になっているかどうかは簡単にチェックできます。
17文字によって表現されたそれが、1枚の絵画として連想できるかどうかです。曖昧模糊とした景しか浮かんでこなければ写生句としては失格です。
選句するときにも「なんとなく分かる」というような基準ではなく、一幅の絵として見えてくるか否かを意識して選ばれるといいですね。
この「選句力(鑑賞力)」というのは、俳句を学ぶ上でとても重要な意味をもちます。選句力を養わないと決して作句も上手にならないからです。
みのる選の入選句や添削からもそのことを復習できると思います。
上級者の多い句会ならばともかく、初心者の多い
の場合、互選の結果は、必ずしも佳句であるかどうかの物差しにはなりません。互選で満足しないで「みのる選入選」を目標にして頑張りましょう。
2025年6月21日 12:32 コメントを書く Feedback
みのるは、コンピューター・プログラミングにも興味があって
のシステム管理のほか、日常的な執筆など全ての作業を Emacsというシステムエディタを使って行っています。
Emacsは、Linuxという OS上で動作し、設定ファイルをカスタマイズすることで様々な作業を自動で処理できるという優れものなのです。
今回、「Emacs上で自動文章校正させるツール」について学ぶ機会があったので、試験的に導入してみたところこれもまた優れものでした。
正しい文章の書き方についても勉強はしているのですが、正直いまだに自信がありません。どうしても現役時代に染みついた技術系の「…である」調文体癖が抜けないのです。
このツールで「秀句選評」の記事をチェックさせてみたところ警告だらけだったので、とりあえず6月度の記事について修正してみました。更新情報が updateされているのはそのせいです。ごめんなさい。
秀句選評や「俳句とエッセイ」の記事については、将来的に書籍化することも目標としているので、ゆっくり時間をかけて校正していこうと考えています。
2025年6月17日 11:36 コメントを書く Feedback
関西組有志は、6月4日うつぎさんの案内で池田市久安寺を訪ねた。
一見ローカルなイメージですが、立派な楼門があり荘厳な伽藍も数あって関西花の寺・第十二番霊場の寺として有名で、よき俳句スポットです。
なかでも最高に素敵な「バン字池」というのがあり、四季折々の周囲の景に染まり多彩な表情を見せてくれます。この池の汀に佇んでいると時間の立つのを忘れるほどに癒やしを与えてくれる大好きな場所です。
バン字池という名前は、梵語のバンという字の形をしているところからつけられたそうですが、わかりやすく言えば心字池のことだそうです。室生寺にもバン字池がありました。
冒頭の写真は、2016年の秋に GHの吟行で訪ねたときのバン字池です。
今回は、久安寺楼門下にある余野川にも案内していただきました。この余野の地には高山右近夫人のふるさと余野本城址があり、幼い頃に修道士ロレンソからキリシタンの洗礼を受けているとのことであった。
ちょうど梅雨の時期であったので余野川は激流と化していて、一期一会のよき吟行となりました。