2025年5月の日記

2025年5月30日

みのる庵で聞こえる鳥の声

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みのる庵は、鉄拐山の麓を削って開発された新興住宅団地(海抜100m)なのですが、すぐ隣には未開発の里山があり、六甲連山の端山である旗振り山、鉢伏山、高倉山なども近いので散歩の途中で結構野鳥の声を聞くことができます。また須磨、明石の海にも近いので、磯鳥の類にも出会うことがあります。

YouTubeで比較的身近な「鳥の鳴き声47種」というのを見つけのでどのくらい合致するか数えてみました。

つい近ごろまでは鶯がよく鳴いていましたが、昨日今日と曇天で静かになり一転ホトトギスが「テッペンカケタカ!」と叫びなら頭上を過ぎっていきます。ホトトギスがよく鳴くときは、不思議と他の小鳥達は鳴かないようでなにか原因があるのでしょうね。

昨日、うつぎさんからとどいた DMによれば、能勢でもいま、ホトトギスがよく鳴いているとのことです。

上記 YouTubeの47種のうち20種類ほどは、みのる庵の近くで見聞きしたことがあるものでした。みなさんも一度数えてみてください。

野鳥やその鳴き声を俳句に詠むと得てして説明になりやすく難しいですが、鶯、時鳥、雲雀、鵙、千鳥などを詠んだ例句は多いです。種類を特定しないで、囀り、春禽、寒禽、諸鳥、鳥語などと詠まれることも多いです。

2025年5月22日

旧グッゲンハイム邸

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詳細は後日発表しますが、10月9日(木)に須磨浦公園での吟行句会を計画しています。

今年の春に武蔵野女子会のメンバーが神戸を訪ねてくださるという話が持ち上がり、検討を重ねてようやく具体化しましたので久々に吟行句会を計画しました。

須磨浦公園は、源平古戦場跡として有名で、子規・虚子師弟句碑ほか芭蕉句碑、蕪村句碑などもあって俳句との関わりも深く、また古歌にも詠まれた風光明媚なところです。

昔は、句会場の確保も容易で紫峡師をお迎えして吟行句会も良くしたのですが、須磨観光ホテルの火災消失などもあり、最近は適当な句会場が全くなくなりました。いろいろ検索していると須磨浦公園駅のひと駅西の塩屋に「旧グッゲンハイム邸」という素敵な建物があってルームレンタルも可能だとわかりましたので早速予約しました。

うつぎさんに聞いた処、映画「スパイの妻」の舞台になったところだそうで素敵な異人館です。

映画『スパイの妻』のロケ地は、神戸市垂水区の旧グッゲンハイム邸や、群馬県庁昭和庁舎、四万温泉積善館など、様々な場所が使われています。特に、神戸では旧グッゲンハイム邸が重要なロケ地として知られています。

遠いように思われますが、JR利用なら乗換なしで須磨まで行けるので山陽電車に乗換えても大阪から一時間で須磨浦公園につくことができます。

また吟行地の須磨浦公園は、みのるの初学時代、毎週末に通って鍛錬したホームグラウンドですので、ぜひ皆さんをご案内したいと願っています。覚えて予定に加えていただけると嬉しいです。

参加の可否やお問い合わせはフィードバックを利用して連絡下ると嬉しいです。

旧グッゲンハイム邸

映画・スパイの妻のロケ地

YouTube・須磨浦公園の案内

2025年5月21日

秀句選評

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TOPページの真ん中あたりにある [SELECT.Me] というボタンをタップするといくつかのコンテツへの近道リンクが表示されます。

その時々に応じてメニューリストも変遷しているのですが、今日は、 [秀句選評] のページを新たに加えました。

毎日句会の互選結果は必ず見ているが、みのる選や秀句選評にはあまり興味がない…

というより、そんなページがあることも知らなかった…という方もいらっしゃるかもしれませんね。

敬愛する青畝師や紫峡師が亡くなられその選を仰げなくなって以降、すっかり作句意欲が沈滞してしまいましたが、毎日句会のみのる選と秀句選評の作業がいまの私の活力になっています。

特に秀句選評は、どんな基準でみのる選をしているのかや GH俳句の理念を理解していただくための重要なテキストですのでぜひ愛読していただいて、感想やご意見をフィードバックしてください。

秀句選評

2025年5月18日

園田競馬

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先週の7日、大阪グループのメンバーと尼崎市にある地方競馬場の園田競馬を吟行しました。

歳時記に季語として掲載されている競馬(競べ馬)は、京都の賀茂別雷神社で行われる5月5日の競馬神事のことで〈かものくらべうま〉ともいいます。

中央競馬や地方競馬は、一年を通して開催されるため季語にはなりませんが、毎年5月の最終日曜日に開催される日本ダービー(正式名称は「東京優駿」)などなどのクラシックレースについては季感があるため例句も存在します。

また地方の夏祭り行事として開催される「草競馬」を夏の季語として詠まれた例句もあります。厳密には誤用だと指摘される向きもあるようです。「草競馬」というのは、本来競馬法に基づかない競馬のことで馬券を発売せずにアマチュアによって行われる地方行事をいうからです。

という訳で競馬場の俳句を詠むのは、いかに季節感を表現するかがポイントで上手に季語を斡旋することが求められます。一方、詠まれる機会が少ない分、類想も少ないので新鮮な作品を詠める可能性が高く日頃の努力の成果を試す良き訓練の場であるとも言えますね。

競馬用語の説明や作句のポイントなどは、2000年の日記「園田競馬吟行記」に詳しく書いてあるので参照してください。

園田競馬吟行記 みのるの近詠・返し馬

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