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鉢植えにサンタちょこっと置いたりも
雑踏の背なで感じる雪催ひ
注連飾りはや玄関に雀来る
海風にしなる水仙崖の上
掻く人の心遣いや帰り花
古池や名があると言ふ寒の鯉
討ち入りの日のくじ引きに役当たり
電球替え討ち入りの日の明るかり
クリスマス牧師の燭火よく燃ゆる
待降節たくさん作る案内状
早々と数の子添へて一人膳
嬰の顔ほどはありそう蕪もらふ
寒林や青天井の果てしなく
柿の木や残る一葉の枯葉ゆれ
錦して六甲連山絵巻なす
枯蓮の弊衣破帽といひつべし
町に出て日記買うことなく帰る
病む窓や枯れ木透かして昼の月
北時雨畑の土くれ艶めきて
餅つきの翁と子らとガードマン
寒菊の倒れてもなほ咲乱れ
里山や冬山鳩の声澄みぬ
迷いつつ冬蝶厨を離れけり
義士会や寺に血判状の石
人間も鴨もカップル園たのし
走り根の縦横無尽枯木宿
野鳥の群草枯れ広き冬河原
黒き影淀みに群るる冬の鯉
広島や秋の光にノーベル賞
奥道後湯の香に混じる牡丹雪
冬瀬戸のうず潮詠めとライン来る
広池を自由自在や鴨散りぬ