みのる選:2026年5月度

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2026年5月10日

4月27日~5月2日投句分

2026年5月2日(参加者 17名)
この山の主といふべき大桜すみれ
ここもまた古木伐らるる山桜きりん
濃淡のグラデーションや藤の花花茗荷
思ひ出を紡ぐ古城の桜かなわかば
白藤の淡き影敷くベンチかなあきこ
万葉の歌碑あれば誦す藤の苑わかば
花藤に虻の来ぬ日や雨催ひよし女
川面へと迫り出して散る大桜むべ
藤棚に翅音の主を探しけりむべ
児ら去りし遊具へ影す夕桜博充
棚藤の淡き影さす石畳康子
藤房の伸びて水面に触れんとす博充
空へ伸び真向きそむきや藤の蔓よし女
シャンデリアめく棚藤を仰ぎけり康子
あひ集ひ笑顔に開く花御膳わかば
山風に捩れ捩れて懸かり藤花茗荷
山深く入りきて出会ふ大桜すみれ
藤棚のベンチに憩ふ至福時すみれ
薄墨の影を曳きたる夕桜あきこ
おおいなる宿り木透かし花は葉になつき

2026年5月3日

4月20日~4月25日投句分

2026年4月25日(参加者 17名)
せせらぎの楽円やかに春日和よし女
春日差し刎ねて岩打つ波の綺羅よし女
春日影しるき古刹の深庇澄子
声落とし美空へ消えし雲雀かなこすもす
早起きの散歩春日に包まれてきりん
天空に賛美やまざる雲雀かなまろん
水鏡して春日満つ谷戸の池むべ
遠富士へナイスショットや初雲雀孤古老獪
雲雀鳴く真青き美空仰ぎけりすみれ
春の日に萌えて瑞々しき大樹わかば

2026年4月26日

4月13日~4月18日投句分

2026年4月18日(参加者 17名)
ひと雨に微笑みあらた春の山澄子
匕首のごと風切りゆける燕かなあきこ
犬も背に小さきリュックや春の山むべ
燕来て田んぼに活気戻りけりよし女
夕凪の湾を掠める燕かな花茗荷
幾つもの休み田抱へ山笑ふよし女
クレーンとニアミス燕大事なしあきこ
俯瞰して高舞ふ鳶や春の山わかば
顔ぜんぶ口かと思ふ燕の子康子
昏れなづむ空を自在に夕燕勉聖
燕に納屋の引き戸を細く開けよし女