定例句会みのる選

今年度の成績を表示しています。

2018年04月17日(参加者17名)

碧潭の山湖にそよぎ花木倍子うつぎ
園丁の苔に残しぬけまん草うつぎ
春の水小躍りしつつ渓下るうつぎ
水琴窟聴きて春愁払ひけりうつぎ
浮草を揺らすは亀の甲羅かなうつぎ
山つつじダム湖の面のはなやげり菜々
囀へ小首傾げて天使像菜々
行厨はぼたん桜の傘の中菜々
緑化園色吹き分ける若葉風宏虎
山荘の庭ことごとく若楓宏虎
チューリップ姿勢よろしく出迎へり宏虎
囀に誘はれつつ奥池へ満天
築山の石楠花屏風絵のごとし満天
曇天を押し上げてをる花水木満天
余花淡し水音高鳴る庭園にわかば
作り滝水滔々と若葉影わかば
春惜しむ野草の小径逍遥しわかば
切株の朽ちし穴より蜥蜴出づ明日香
池鏡池塘の緑パノラマに明日香
園丁らみな膝行す苔の花ぽんこ
千客の笑顔となりぬチューリップぽんこ
山師らの見え隠れする木の芽山こすもす
吊橋に立ちて指呼せる芽吹き山小袖
池のどか植物園をゆらしてるなおこ
行厨や残んの花の散る椅子にはく子
大欅レース広げしごと芽吹くもとこ
猪垣の心もとなき細さかな有香
大玻璃に絵画のごとき庭若葉よう子
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2018年3月20日(参加者18名)

ジグザグにのぼる人影梅の丘せいじ
菖蒲の芽守るまさらな四つ目垣せいじ
春陰の堂に目を剥く閻魔王せいじ
呆たけし土筆の残る池塘かなせいじ
塔頭の築地に沿ひて土佐水木せいじ
花馬酔木丹のおばしまにたわわなる菜々
万蕾の辛夷背にたつ観世音菜々
たくあんを家苞に買ふ彼岸寺菜々
観音へ磴はなだらか梅香る菜々
春時雨直と閉ざして火頭窓菜々
梅の花散り敷く磴をのぼりけり明日香
梅の丘目の前でんと甲山明日香
雨晴れて参道浄き彼岸寺明日香
羨道の春泥またぎ玄室へ明日香
観音の指差す先に梅盛るはく子
雨意の空山茱萸の黄を極めけりはく子
振れば鳴りさう鈴なりの花あせびはく子
閻王の大き目玉に春の塵ぽんこ
春愁や五百羅漢はみな伏目ぽんこ
み仏のごとき大岩落椿ぽんこ
曇天に燭掲ぐごと白木蓮みどり
せせらぎを聞く奥院の木の芽道みどり
裏参道木の芽隠れに六地蔵みどり
池ほとりの汀を占むる菖蒲の芽わかば
閻王の肩の春塵浅からずわかば
観音の天蓋なせる花辛夷わかば
一灯もなき玄室の春寒しうつぎ
灯明の心もとなき涅槃西風うつぎ
散りし梅水玉模様なせる磴こすもす
ひとしきり食べ方談義つくし摘むこすもす
蝋涙の煤汚れして春寒したか子
観音の御手の誘ふ梅の丘たか子
日射すとき笑顔となりぬ梅の花なおこ
高僧の裾ふくらます春の風なおこ
春愁や水子地蔵に供華溢れ宏虎
安産のお礼を納む梅日和宏虎
春風にからんころんと祈願絵馬満天
身にぞ入む供華ひとつなき石棺に満天
閻王のまつげにあらず春の塵有香
御仏の正面に座し春愁ふ有香
春寒し堂の羅漢は肩並べ小袖
梅林のなぞへの迷路めぐりけりよう子
点描のごと紅白に梅の丘もとこ
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2018年2月20日(参加者10名)

飛び石に水の膨らむ春の川ぽんこ
下萌やゆつくり回る水車かなぽんこ
磯の香の砂嘴をもとほり踏青すぽんこ
春ともし酒蔵支ふ太柱ぽんこ
春光を揉むごと逸る早瀬かなぽんこ
酒蔵の美人ポスター春ともしぽんこ
試飲して家苞に買ふ新酒かなぽんこ
うららかや試飲かさねて蔵めぐる菜々
春の海オリーブ垣に沿ひゆけば菜々
春館玉座の椅子を宝とす菜々
酒蔵の湯気這ふ小径犬ふぐり菜々
踏青や六甲を背に河口まで菜々
蔵町の白壁凛と風光る満天
春光の金糸となりて水底へ満天
春うらら水車は酒の米を磨ぐ満天
春光の中ゆつくりとモノレール満天
対岸へ飛石伝ひ水温むわかば
波の綺羅寄せて汐入川の春わかば
春光をあまねく反す瀬波かなわかば
草萌の汀に海の風わたるわかば
稜線のみ空ににじむ春の晴せいじ
堰落ちてぱつと煌めく春の川せいじ
鴨の陣河口の波にたゆたひぬせいじ
ジョギングすポニーテールや春堤みどり
利酒に次々伸ぶ手蔵の春みどり
笑ひたるやうにほころぶ梅日和みどり
飛石の等間隔や水温むたか子
磊々をあらふ清流風光る宏虎
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2018年1月16日(参加者15名)

竹爆ぜて里に谺すとんどかなうつぎ
とんど果つ谷戸に東雲明りかなうつぎ
里山を守る神へと大とんどうつぎ
歓声を浴びてとんどの大崩れうつぎ
ちろちりと天降るとんどの灰神楽うつぎ
青竹を金棒と持つとんど守うつぎ
風に威を得てどんどの火いま佳境なおこ
左義長の炎天まであがれかしなおこ
どんど焼村の長老勢揃ひなおこ
灰浴びて息災願ふとんどかななおこ
左義長の火守に走る男どちなおこ
遊子へもふるまひ酒や飾り焚くよう子
火柱の龍舌となる吉書揚よう子
御用聞き今日はとんどの火守役よう子
いつ爆ぜるかと身構えるとんどかなよう子
竹櫓倒れ火襖とんど焼よう子
かちかちの轍も緩むとんどかな小袖
燃え盛るとんどに神の宿るかと小袖
竹爆ぜる音連鎖せるとんどかな小袖
嬰の笑み百面相や家の春宏虎
杖つけど口は達者や老の春宏虎
小豆粥俳句長者を願ひけり宏虎
袖垣へしだれて一枝梅つぼむ菜々
葛湯吹き脳は俳句に遊びをり菜々
薄紅の花の切手に寒見舞菜々
四音晴恋愛成就の絵馬多しはく子
梅蕾むビルの底ひに露天神はく子
石柱に対戦弾痕身にぞ入むはく子
緑青の屋根越ゆ火屑どんど焼ぽんこ
魁は神の御室の山椿ぽんこ
幼子の瞳に燃ゆるとんどの火ぽんこ
一枚のお札高舞ふとんどかなたか子
風も無くとんどの炎直立すたか子
盆栽の古木傾く枯野かなもとこ
乗り越して見知らぬ駅の冬日向もとこ
初髪の娘ら匂ひける朝かな有香
予定表パスはやむ無し風邪に伏す有香
寒晴やハートの絵馬の犇めきて満天
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