定例句会みのる選

今年度の成績を表示しています。

2018年2月20日(参加者10名)

飛び石に水の膨らむ春の川ぽんこ
下萌やゆつくり回る水車かなぽんこ
磯の香の砂嘴をもとほり踏青すぽんこ
春ともし酒蔵支ふ太柱ぽんこ
春光を揉むごと逸る早瀬かなぽんこ
酒蔵の美人ポスター春ともしぽんこ
試飲して家苞に買ふ新酒かなぽんこ
うららかや試飲かさねて蔵めぐる菜々
春の海オリーブ垣に沿ひゆけば菜々
春館玉座の椅子を宝とす菜々
酒蔵の湯気這ふ小径犬ふぐり菜々
踏青や六甲を背に河口まで菜々
蔵町の白壁凛と風光る満天
春光の金糸となりて水底へ満天
春うらら水車は酒の米を磨ぐ満天
春光の中ゆつくりとモノレール満天
対岸へ飛石伝ひ水温むわかば
波の綺羅寄せて汐入川の春わかば
春光をあまねく反す瀬波かなわかば
草萌の汀に海の風わたるわかば
稜線のみ空ににじむ春の晴せいじ
堰落ちてぱつと煌めく春の川せいじ
鴨の陣河口の波にたゆたひぬせいじ
ジョギングすポニーテールや春堤みどり
利酒に次々伸ぶ手蔵の春みどり
笑ひたるやうにほころぶ梅日和みどり
飛石の等間隔や水温むたか子
磊々をあらふ清流風光る宏虎
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2018年1月16日(参加者15名)

竹爆ぜて里に谺すとんどかなうつぎ
とんど果つ谷戸に東雲明りかなうつぎ
里山を守る神へと大とんどうつぎ
歓声を浴びてとんどの大崩れうつぎ
ちろちりと天降るとんどの灰神楽うつぎ
青竹を金棒と持つとんど守うつぎ
風に威を得てどんどの火いま佳境なおこ
左義長の炎天まであがれかしなおこ
どんど焼村の長老勢揃ひなおこ
灰浴びて息災願ふとんどかななおこ
左義長の火守に走る男どちなおこ
遊子へもふるまひ酒や飾り焚くよう子
火柱の龍舌となる吉書揚よう子
御用聞き今日はとんどの火守役よう子
いつ爆ぜるかと身構えるとんどかなよう子
竹櫓倒れ火襖とんど焼よう子
かちかちの轍も緩むとんどかな小袖
燃え盛るとんどに神の宿るかと小袖
竹爆ぜる音連鎖せるとんどかな小袖
嬰の笑み百面相や家の春宏虎
杖つけど口は達者や老の春宏虎
小豆粥俳句長者を願ひけり宏虎
袖垣へしだれて一枝梅つぼむ菜々
葛湯吹き脳は俳句に遊びをり菜々
薄紅の花の切手に寒見舞菜々
四音晴恋愛成就の絵馬多しはく子
梅蕾むビルの底ひに露天神はく子
石柱に対戦弾痕身にぞ入むはく子
緑青の屋根越ゆ火屑どんど焼ぽんこ
魁は神の御室の山椿ぽんこ
幼子の瞳に燃ゆるとんどの火ぽんこ
一枚のお札高舞ふとんどかなたか子
風も無くとんどの炎直立すたか子
盆栽の古木傾く枯野かなもとこ
乗り越して見知らぬ駅の冬日向もとこ
初髪の娘ら匂ひける朝かな有香
予定表パスはやむ無し風邪に伏す有香
寒晴やハートの絵馬の犇めきて満天
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