俳句作家を目指したい方へのアドバイス

私の結社体験

みのるは、40才のときに「 俳誌ひいらぎ」主宰・小路紫峡師との不思議なご縁を得て俳句作家を志しました。

先生が「ひいらぎは、新人作家を育てるための二軍道場」といわれ、将来指導者として奉仕できるようにと私を特訓してくださったからです。

結社には10年間在籍し、同人、推薦作家、結社賞などの栄誉も賜り、知名な幹部同人の方々とも親しいご縁を頂いていたのですが、阪神・淡路大震災復興の仕事に忙殺される日々が続き俳句どころではなくなって結社からも離れてしまいました。

結果的に放蕩息子になってしまいましたが、紫峡師のご遺志を継承し、初心者の方を結社の入口まで案内するための二軍道場として、その使命をはたすべく の運用を続けています。

 紫峡師からの最後の手紙

俳句作家を目指したい方へ

で俳句の魅力を発見されて、

自分の作品を後世に残すためにさらなる上を目指して専門的に学びたい

というあつい思いが起こされたなら、どうか俳句結社に入会して本格的に指導を受けてください。

ただし、半端な気持ちで結社に入会すると「こんなはずではなかった」と挫折します。

現実を知っておく

結社では一定の誌代(概ね一年分)を前納しなければいけません。句会に出席するときは別途参加費が必要です。

参加費は選者への謝礼が含まれる場合もありますから意外と高額なケースもあります。

黒字経営の結社は少ないので、誌代のほかにも何かと出費が増えてきます。

いずれにしても、

無料で学べる優秀な学習塾はない

ということを十分納得しておく必要があるでしょう。

結社の選びかた

結社選びにベストはありません。

師系や住んでいる地域などにも関連するので、あなたにとってどの結社が良いかということは一概には言えないのです。

私の場合は、

  • 誌代が安く広告サイズが大きい
  • 同じ地域の結社である

という理由で「 ひいらぎ 」という結社を選びました。誌代が安いのに広告が大きいのは、営利優先ではなく良心的な運営姿勢である証しです。

また、地域に近い結社を選ぶほうが吟行句会などで主宰の直接指導を受けられる機会も多くなるはず…という分析をしたのです。

ひいらぎ入会後、紫峡先生にこのことをお話したら大笑いされました。でも、あながち見当違いではなかったと自負しています。

プロフィール にも書いていますが不思議なご縁を感じます。

俳句結社は他にもいろいろあります。

俳句月刊誌を一冊買ってくれば全国各地の主要結社広告が載っていますので、あなたの住んでおられる地域にできるだけ近いところを選択されるといいでしょう。

結社で学ばれる場合は、原則として での活動は卒業してください。

みのるとの関わりを継続することでトラブルが発生しても責任がとれないからです。

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