やまだみのる

メンバーのK子さんが、談話室に次のようなコメントを書いて下さった。

 > 仕事が忙しかったり、順調でなかったりで、そういう時って
 > 作句する気に、なかなかなれないのは、私だけなんでしょうか?

初学の頃、ぼくにも同じような体験がありました。

談話室に書くと長文になるので、みのるの日記にご返事を書くことにしました。

K子さん、そういうことは誰にでもありますから、あまり深刻に考えないほうがいいです。

仕事が忙しいとき、気持ちが塞がっているようなときには、
しばらく現実を忘れて俳句の世界に心を遊ばせることで気分転換をはかります。
本来、俳句は私たちが逆境に陥ったときに、慰めや励ましを与えてくれるものなのです。
頭で考えて作る俳句には、苦しさが伴うだけでその力がありません。

ゴスペル俳句は、心の支えになってくれるそのような俳句ライフの学びを目指しています。
そのために日々俳句と向き合い、構えず自然体で接することが出来るように訓練するのです。
とりあえず1年間休まず頑張って見てください。必ず何かを得られるはずです。
完全に休んでしまうのではなくて、選句だけでもいいのです。
10分でもいいから俳句と向き合う時間を持って詩情をはぐくむこと、
そしてそれを毎日継続することが大切だと思います。

「挫折しそうなときもあったけど、1年間頑張ってきてよかった・・」と、
感想を送ってくださるメンバーが少しずつ増えてきました。
どうぞ頑張ってください。

(2002年9月11日の日記より)