やまだみのる

兼題を詠む前に

お題(兼題が)出たら前準備が重要です。

  1. まずは歳時記で兼題の季語についての説明を読みましょう。
  2. 傍題についても調べます。「立春」であれば「春立つ、春来る、立春大吉」でも詠めることがわかります。
  3. どんな感じに季題が詠み込まれているかを例句から学びます。

この予習が血となり肉になるのです。

兼題を詠む心がけ

予習した兼題をキーワードにして過去の記憶から感動した実景を検索するのです。

過去の感動が一杯つまった記憶の池の中から目的のものをつり上げる…

記憶の池は淀んでいますが雑念を払って集中していると見えて来るはずです。

吟行風に詠む

青畝先生は90歳を越えられてからはあまり吟行には出かけられませんでした。ところが以前にも増して素晴らしい作品をどんどん発表され俳諧を驚かされました。

そのことを先生にお聞きしたら、

昔の記憶を呼び起こして作るんだよ…

と、おっしゃったそうです。

兼題は虚構になりがちなので注意が必要です。小説風に虚構(フィクション)を創作すのが楽しいという人もおられるでしょう。

それらを否定するつもりはありませんが少なくともゴスペル俳句とは別の世界です。

(2002年7月13日)