やまだみのる
やまだみのる
俳句のジャンルには大きく分けて「伝統俳句」と「現代俳句」とがあります。
現代俳句は伝統的な有季定型(季語+五七五)に拘束されず、話しことば、無季や自由律などを用いて現代の日常、個人的な内面、社会的なテーマを自由に詠む短詩形文学です。
季節感や伝統的な慣習よりも個人の感覚や現代特有の風景・心理を表現する点を重視し固定概念に縛られない多様な発想で創作されます。
一方、伝統俳句は五七五の定型、季語(四季の要素)、切れ字を基本ルールとし自然の美しさや風情を客観的に写生(花鳥諷詠)する江戸時代から続く日本の詩歌です。
松尾芭蕉に代表され明治時代に正岡子規が確立した写生論を基礎に自然と人間の調和を重んじる文学形式です。
花鳥諷詠とは、四季の移り変わりによる自然界や人間界のあらゆる現象をそのまま客観的に詠もうとする俳句理念のことをいいます。
《 温故知新 》という言葉があります。歴史に培われた古き伝統を尊重しつつ、そこから新しさを追求していく。この伝統俳句の姿勢に私は魅力と喜びを感じるのです。
はこの伝統俳句の精神を継承するために奉仕しています。
季語のないものまでも俳句と呼ぶことには大いに抵抗がありますが決して現代俳句を否定するつもりはありません。
ジャンルの違いなので選択は個人の自由です。