やまだみのる

どうして実作が大事なの

では、難しい理論から学ぶのではなくて実作から始められることを強く提唱しています。これは、みのる自身が先生に教えられ、実際に経験してきたことなので確信があるからです。

具体的なたとえ

母教会で英会話を学ぶサークルがあります。 文法を学ぶのではなく実際に英語で話しあうことを訓練します。 例えば、[one of]と言うことばは、「ワンノブ」と発音するのではなく、 実際の会話では、「ワナブ」という感じに聞こえ且つ話す・・という具合にです。

いくら英文法に長けていても、聴き方が解らなければ理解できないし、 自分が聴いて理解できる範囲しか喋れない・・・と、先生は言われました。然りと思います。

直感を育てる

俳句も同じ・・というと異論が聞こえてきそうですが、知識や理論だけでは 決して本物の俳句を理解することは出来ません。 まぐれならともかく理解できない以上の作品を創作することなどとうてい出来ませんよね。

大事なのは、実作から初めて出来るだけ本物の俳句に触れること。 知識や理論では説明できない直感的な感覚を訓練することが大切なのです。 これを続けている間に知識や理論は自然に覚えます。

(2002年11月2日)