やまだみのる

俳句は授かるもの

知識や語彙を駆使して頭で考えた俳句は他の人の心に響きません。けれども本物の感動を写した俳句はその表現が多少拙くても人のこころに響きます。

心を無にして祈り心に自然を観察していると向こう側からこちらに語りかけてきます。そうした自然からのメッセージを十七文字で写しとる。これが俳句なのです。

"経験が未熟だからいい俳句が出来ない・・・"

それは違います。神さまが生まれながらに備えてくださっているはずの感性・感じる心を忘れてしまっているから良い俳句が出来ないのです。 対象物と心を通わせて向こう側から語りかけてくるまでじっと我慢して待つのです。必ず良い俳句が授かりますよ。

俳句は考えて作るものではなく授かるものなんです。

(2000年06月17日)