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2月29日 (投句8名 選句11名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
梅東風や伊吹の裾を流れ雲 隆松 5 素秀.なつき.せいじ.あひる.よう子.
ゆるやかな磴百段の梅の宮 はく子 4 満天.なつき.せいじ.あひる.
点滴を終へて窓辺の梅日和 かかし 4 わかば.あひる.よう子.こすもす.
黒タイを緩め終電春寒し かかし 3 はく子.よう子.こすもす.
春寒や片頬欠けし狛狐 素秀 3 隆松.はく子.なつき.
大絵馬に影あはあはと枝垂梅 なつき 3 かかし.素秀.せいじ.
本堂の天井の闇春寒し よう子 2 かかし.あひる.
梅東風や水掛け牛の背乾く なつき 2 あひる.こすもす.
改修成る寺の大梁梅日和 よう子 2 満天.はく子.
梅の丘目路に淀川はるかなり はく子 2 素秀.よう子.
卒寿刀自共に詣でて梅の宮 はく子 2 素秀.せいじ.
春寒や鴬張りの長廊下 わかば 2 素秀.よう子.
青空に白のとけいる梅日和 満天 2 わかば.こすもす.
ゆるゆると杖を頼りの梅見坂 素秀 2 かかし.はく子.
又一つ更地となりて春寒し 満天 2 かかし.はく子.
春寒し讃岐うどんを啜りこむ 素秀 2 隆松.満天.
春寒や通ひ続ける鍼灸院 満天 2 かかし.隆松.
梅の花紅白にある良き遅速 わかば 1 こすもす.
供花のなき力士の墓や春寒し よう子 1 満天.
梅の里旧街道の道祖神 かかし 1 隆松.
堂屋根のしなる古寺の梅白し なつき 1 わかば.
錆びし缶梅一輪の無人駅 かかし 1 隆松.
春寒に声も震ふや明烏 隆松 1 なつき.
三世代手編み帽子で観梅す かかし 1 なつき.
探梅や母の手を引き背を押し なつき 1 わかば.
紅梅を池辺に散らし鷺一羽 素秀 1 わかば.
はらからの相次ぐ葬や春寒し はく子 1 満天.
春寒し騒ぐ舞子の松林 わかば 1 せいじ.

1月31日 (投句9名 選句11名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
独楽廻す猫のパンチが二度三度 かかし 5 はく子.なつき.素秀.たか子.よう子.
喧嘩独楽手垢の紐の宙を舞ふ よう子 4 はく子.素秀.かかし.うつぎ.
大寒や朝練の子の意気高し よう子 4 はく子.かかし.満天.わかば.
大寒や百段駆ける部活生 かかし 4 はく子.素秀.隆松.満天.
大寒や顔を洗うに身構えぬ 隆松 3 こすもす.よう子.うつぎ.
紐を巻くことから伝授独楽回し はく子 3 こすもす.たか子.わかば.
大寒の湯気ほのぼのと厨朝 満天 2 わかば.うつぎ.
父よりも母が達人独楽まわし こすもす 2 なつき.隆松.
大寒の柏手響く神社かな 満天 2 こすもす.たか子.
大寒の朝のみそ汁具沢山 なつき 2 満天.たか子.
手の甲へしっぺの如く独楽の紐 隆松 2 よう子.うつぎ.
妹を泣かせて止まる暴れ独楽 なつき 2 満天.わかば.
大寒やモノトーンなる里の山 かかし 2 満天.よう子.
くるりんと逆立ちしたる独楽をかし はく子 1 こすもす.
大寒の聞かぬふりする風の音 素秀 1 隆松.
大寒や影の連なる歩道橋 なつき 1 素秀.
紐甘し右手へ左手へよろけ独楽 隆松 1 たか子.
臥せし児の枕辺に置く木の実独楽 わかば 1 かかし.
大寒や診療所の急階段 よう子 1 かかし.
独楽眠る方舟めける玩具箱 素秀 1 よう子.
大寒やトートバックの重さ増す よう子 1 隆松.
独楽回し女子遠巻きに囃しをり よう子 1 隆松.
老人会折紙独楽の作り方 こすもす 1 なつき.
飾り独楽いつの間にかの土の上 わかば 1 うつぎ.
大寒を駈ける短パン元気つ子 はく子 1 こすもす.
伊吹への残照淡し寒がはり 隆松 1 わかば.
大寒の日差しを通すサンルーム 素秀 1 なつき.
大寒や押しくらの如猿の群れ かかし 1 素秀.
大寒の荒れて高濤打つ巌 わかば 1 はく子.
紐離れ独楽空中に廻りけり 素秀 1 かかし.
大寒の風を聞きつつ夜の熱 素秀 1 なつき.

12月31日 (投句12名 選句15名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
烏賊の香の達磨ストーブ北の果て かかし 6 なつき.せいじ.はく子.素秀.ぽんこ.うつぎ.
するめ焼くストーブ列車山峡へ たか子 5 あひる.かかし.なおこ.はく子.ぽんこ.
冬ざれやモノトーンなる過疎の村 かかし 5 なつき.満天.わかば.こすもす.うつぎ.
ストーブを背に居眠りの電話番 よう子 4 なおこ.はく子.素秀.うつぎ.
冬ざれや廃線跡のケーブルカー かかし 4 なつき.なおこ.小袖.こすもす.
三十年動くストーブ娘は母に こすもす 4 満天.あひる.小袖.たか子.
海峡の逆波立ちて冬ざるる うつぎ 4 わかば.小袖.よう子.素秀.
淀は滔々冬ざれの河川敷 はく子 3 かかし.小袖.よう子.
父の椅子今も暖炉の定位置に うつぎ 3 あひる.せいじ.よう子.
ストーブの上に黒豆ふつふつと はく子 3 せいじ.かかし.こすもす.
夫の癖忘れ行く日の冬ざるる たか子 3 あひる.せいじ.よう子.
冬ざるる軽トラの菜の売れ残り よう子 3 かかし.たか子.ぽんこ.
ストーブに旅装それぞれ商人宿 素秀 2 せいじ.たか子.
冬ざれや医院建つてふ札傾ぎ なつき 2 たか子.ぽんこ.
足元に豆ストーブの美容院 なつき 2 なおこ.素秀.
ストーブの温めてゐる写経堂 なおこ 2 なつき.小袖.
ストーブを燃やし喧嘩の夫待てり なつき 2 あひる.たか子.
海峡の船影見えず冬ざるる わかば 2 かかし.よう子.
山小屋の薪整然とうず高し たか子 2 はく子.こすもす.
酒蔵の道冬ざれの波止場まで よう子 1 なおこ.
陸奥のだるまストーブ懐かしき わかば 1 満天.
遠山の見慣れし景も冬ざるる 満天 1 わかば.
冬ざるる高架となりし廃線路 なつき 1 素秀.
ストーブも無くて火鉢に暖取りし たか子 1 はく子.
手かざせば赤き輪郭暖炉の火 素秀 1 うつぎ.
恙無き一日に安堵煖炉燃ゆ かかし 1 わかば.
歩道橋風の尖りて冬ざるる 満天 1 ぽんこ.
冬ざれや煌々と月あるばかり うつぎ 1 なつき.
鈍色の雲灰色の海冬ざるる わかば 1 満天.
ストーブを囲み話の弾みけり 満天 1 わかば.
白うさぎ褪せたる絵馬の冬ざるる 素秀 1 うつぎ.
冬ざれや線路の脇の一軒家 こすもす 1 満天.
冬ざるる転がる空き缶音高し 満天 1 こすもす.

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