互選の結果

2024年3月31日

投句14名 選句15名

作品 作者 点数  この句を選んだ人
機窓いま大東京の灯のおぼろ  みのる 7 えいじ.せいじ.あひる.むべ.澄子.ぽんこ.わかば.
俥夫はいま胸突古都の花の坂  みのる 5 康子.せいじ.あひる.ぽんこ.よう子.
犬呼べば春泥蹴つて横つ飛び  えいいち 4 康子.せいじ.なつき.よう子.
花冷や夫に日本酒供へけり  こすもす 4 康子.あひる.澄子.えいいち.
楼門へ翳す萌黄の若葉かな  みのる 4 かかし.むべ.わかば.こすもす.
大甍春日に反らす大伽藍  みのる 3 康子.かかし.ぽんこ.
球春やラジオが友と鍼灸師  せいじ 3 えいじ.なつき.こすもす.
あんぱんに老母の機嫌や春うらら  あひる 3 隆松.えいいち.こすもす.
マカロンの箱に詰めたり染卵  なつき 3 せいじ.むべ.よう子.
鶯に口笛吹きて下校生  かかし 3 隆松.なつき.よう子.
落としたる洗濯ばさみクロッカス  よう子 2 むべ.澄子.
花すみれ歪む古刹の石段に  康子 2 隆松.あひる.
卒業の乙女ら浜にジャンプせり  なつき 2 かかし.えいいち.
真青なる空を染めんと大ミモザ  康子 2 わかば.こすもす.
つぼ探る鍼灸師の手あたたかし  せいじ 2 よう子.えいいち.
どの軒の樋もた走る雪解水  よう子 2 かえる.隆松.
雨に透く日向水木の仄あかり  えいいち 2 澄子.わかば.
雫うけ小さき木の芽は玉の中  えいいち 2 かえる.康子.
月朧草書の文字で写経せん  かかし 2 えいじ.えいいち.
切株の年輪へ射す春日かな  康子 2 せいじ.あひる.
疎まるる杉の花粉の烟りかな  わかば 2 かえる.かかし.
畦を塗る今年限りの卒寿翁  かかし 1 澄子.
背伸びたとバスケに励む春休み  よう子 1 えいじ.
人の居ぬホームのベンチ春日占む  せいじ 1 むべ.
銭湯の暖簾おろすや春寒し  ぽんこ 1 かかし.
のどけしや犬の散歩に渡し船  かかし 1 ぽんこ.
牧師焼く種なしパンや受難節  あひる 1 なつき.
春寒し開花予想のずれ込みぬ  せいじ 1 こすもす.
染み残す買い出しリュック春時雨  よう子 1 隆松.
渋滞の花のトンネル朱塗橋  なつき 1 かえる.
住人の変われど白木蓮の無垢  あひる 1 なつき.
湖霞茫漠となる伊吹山  隆松 1 えいじ.
山越への鈴新しき遍路杖  なつき 1 かえる.
山茱萸の花けぶる谷戸小糠雨  むべ 1 わかば.
春時雨朽ちし根株に深き洞  むべ 1 ぽんこ.
以上.
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