成績一覧

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1月30日 (投句16名 選句19名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
湯の町の旅の一座や冬ぬくし 明日香 5 智恵子.はく子.やよい.こすもす.たか子.
公園の遊具色変へ春を待つ 満天 4 素秀.菜々.なつき.もとこ.
児と作るクッキーに顔春隣 なつき 3 はく子.菜々.こすもす.
雪うさぎリフトの下を跳び去りぬ 智恵子 3 せいじ.たかを.明日香.
寒行の鉦の音響く夜の街 ぽんこ 3 董雨.素秀.三刀.
峠より見下ろす先の芽吹き山 明日香 3 たかを.宏虎.なつき.
縄跳びの跳べず足踏み女の子 もとこ 2 愛正.智恵子.
風邪薬甘くて嬰のお気に入り なつき 2 董雨.せいじ.
根びらきに小さく息をつぐ大地 素秀 2 たか子.もとこ.
日脚伸ぶ宇宙の不思議謎が解け 宏虎 1 満天.
ウィルスの得体判らずそぞろ寒 たか子 1 満天.
餅焼いて媼ひとりの昼ご飯 菜々 1 やよい.
日向ぼっこ羽ばたく水に顔を上げ そうけい 1 ぽんこ.
春一番三角尖る波頭 宏虎 1 愛正.
烈風に千切れんばかり水仙花 せいじ 1 ぽんこ.
停止線止まるや匂う水仙花 三刀 1 そうけい.
川幅の半分占めて浮寝鳥 こすもす 1 明日香.
餅膨る媼にまだまだ夢多し 菜々 1 宏虎.
コーナーにお尻一振り凍結路 智恵子 1 三刀.
石段のせり上がる湯気蒸饅頭 愛正 1 そうけい.

1月29日 (投句14名 選句21名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
しぐるるや信楽たぬきは笠を背に 菜々 8 愛正.もとこ.智恵子.素秀.はく子.やよい.かかし.小袖.
子に返る人と散歩や日脚伸ぶ はく子 5 もとこ.満天.たか子.ぽんこ.なつき.
大寒や白き嬰の歯生え初むる なつき 5 董雨.菜々.三刀.宏虎.せいじ.
干し物を竿ごと飛ばす春疾風 ぽんこ 4 愛正.せいじ.明日香.こすもす.
静けさや見上ぐ禅寺雪景色 智恵子 3 満天.やよい.こすもす.
家籠りの夫へ三時のきなこ餅 菜々 2 たかを.そうけい.
藪の中声しかと聴く初音かな 宏虎 2 三刀.明日香.
冬霞かなたに滲む誘導灯 素秀 2 董雨.智恵子.
鉛空雨音重き雪まじり 智恵子 2 宏虎.小袖.
さざ波を受けて光るや枯真菰 愛正 2 はく子.たかを.
冬灯を眼下に夜間飛行かな 素秀 2 かかし.なつき.
秀吉の金の茶釜や梅ふふむ 宏虎 1 ぽんこ.
隙間風窮屈そうになだれ込む たか子 1 菜々.
お迎への母待てば消ゆ冬の虹 なつき 1 素秀.
声高く発つ水鳥や寒の雨 そうけい 1 たか子.
春愁や流行兆す新肺炎 せいじ 1 そうけい.

1月28日 (投句18名 選句17名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
大欅枯れて陽の降る茶店かな 愛正 7 菜々.せいじ.たかを.素秀.三刀.こすもす.やよい.
球根の芽に降りそそぐ寒の雨 明日香 4 満天.たか子.そうけい.なつき.
日脚伸ぶ段差注意の散歩道 かかし 3 菜々.ぽんこ.なつき.
白川郷茅葺き屋根に積る雪 智恵子 3 董雨.宏虎.満天.
笹鳴きに耳を凝らすや屋敷裏 愛正 3 董雨.智恵子.やよい.
寒鯉の水底ゆるり水濁す 満天 3 愛正.素秀.こすもす.
この梅の開けど取れぬ売家札 素秀 2 愛正.せいじ.
しぐるるや墨絵の如く東山 菜々 2 宏虎.たか子.
師の墓に立ち枯れのこる女郎花 なつき 2 智恵子.はく子.
大漁旗なびく漁港や旧正月 やよい 2 はく子.ぽんこ.
猿廻し嘆きの様を演じけり たか子 1 たかを.
ガタガタと身を切る風に鉢飛びて 明日香 1 そうけい.
焚火して自慢競争始まりぬ 宏虎 1 三刀.

1月27日 (投句15名 選句19名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
石庭に迷い込みたる冬の蝶 智恵子 5 菜々.明日香.三刀.やよい.たか子.
寒灸の終えて背筋を伸ばしけり 満天 3 素秀.かかし.こすもす.
起伏野を追ひつ追はれつ寒雀 せいじ 3 満天.明日香.なおこ.
水仙の傾斜にこぞり朝日うく 満天 3 愛正.素秀.はく子.
初場所や天を仰ぎし勝ち名乗り 素秀 3 せいじ.宏虎.かかし.
砂場には団栗載せるお舟かな たかを 3 愛正.ぽんこ.はく子.
お化粧は眉だけ描いてマスクして たか子 2 こすもす.なおこ.
噴煙の高く崩れぬ寒最中 宏虎 2 満天.せいじ.
老眼に一滴落とし冬の夜 董雨 2 たかを.ぽんこ.
冬晴れやチャイルドシートは爆睡中 こすもす 2 菜々.たかを.
喧騒の街中に咲く梅一輪 ぽんこ 2 そうけい.三刀.
庭仕事急に忙し春まぢか 明日香 1 なつき.
暖房きくコーヒー甘し囲碁の会 董雨 1 智恵子.
枯蔦の絡む桟道鉄鎖なる 愛正 1 たか子.
スマホからランチのお誘ひ春隣 菜々 1 宏虎.
野次馬の遠火事の空仰ぎたり なつき 1 やよい.
櫟枯れ猿の腰掛け日にさるる 愛正 1 智恵子.
助手席に溢れて残る蝋梅香 素秀 1 なつき.
老いの庭蝋梅凛と咲きつづく 菜々 1 そうけい.

1月26日 (投句17名 選句20名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
飛び石の歩幅狂はす龍の玉 愛正 7 なおこ.智恵子.はく子.やよい.菜々.明日香.ぽんこ.
舫ふごと一列になり浮寝鳥 素秀 5 愛正.たかを.満天.そうけい.せいじ.
刈株のあの辺りだけ寒雀 せいじ 4 たか子.素秀.明日香.三刀.
水滴と見まがふ程に梅蕾む こすもす 4 董雨.隆松.なおこ.宏虎.
色街の山茶花乱れ勝手口 もとこ 3 智恵子.ぽんこ.なつき.
墓じまひしたる更地に冬すみれ なつき 3 素秀.はく子.せいじ.
恋の猫路地の曲がりを知り尽くし 宏虎 2 やよい.なつき.
冬霧にかき消されたる山河かな はく子 2 満天.宏虎.
寒蜆夜更けのキッチン音かすか 満天 2 たか子.そうけい.
志新たに開く初日記 なおこ 2 董雨.三刀.
冬あたたか一人暮らしも良しと姉 菜々 1 こすもす.
花舗先の小鉢とりどり春を待つ 満天 1 こすもす.
京野菜名も売っている春隣 明日香 1 菜々.
枯蔦のしがみついたる磨崖仏 愛正 1 隆松.
ビル見あぐ佃の船に寒の雨 そうけい 1 愛正.
風花の好天の舞ひ露天風呂 宏虎 1 たかを.

1月25日 (投句16名 選句22名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
蝋梅の香に包まれて庭掃除 せいじ 5 董雨.明日香.満天.はく子.こすもす.
初大師引導の鐘鳴り止まず 菜々 5 明日香.そうけい.智恵子.三刀.なおこ.
水の音軽やか春も遠からず こすもす 4 愛正.たか子.更紗.満天.
廃舟に絡む枯蔦渡し跡 愛正 4 たかを.素秀.せいじ.やよい.
よつたりの下校の子らや日脚伸ぶ せいじ 3 もとこ.隆松.小袖.
鷽替て何やら清し空蒼し たか子 3 たかを.宏虎.やよい.
淑気満つ石段一歩一歩ごと 更紗 2 なつき.なおこ.
金髪の女いそいそ針供養 宏虎 2 たか子.智恵子.
橋脚のランプの上の寒昴 素秀 2 せいじ.小袖.
待合にマスク列なす検診日 素秀 2 董雨.更紗.
早梅や合格お礼参りして 更紗 2 はく子.こすもす.
献上の梅早々とほころびぬ たか子 2 なつき.菜々.
宵闇にほろ酔い気分寒昴 智恵子 1 愛正.
山の里雀騒がし風温し たかを 1 もとこ.
有数の名湯浸かる母の皹 智恵子 1 そうけい.
太宰似の男墓参す寒の雨 なつき 1 素秀.
老楽の健康たいそう春隣 はく子 1 三刀.
冬ぬくしお勝手口へ猫ぬっと 菜々 1 宏虎.
朝靄の深くたちこめ春まぢか 明日香 1 菜々.

1月24日 (投句16名 選句18名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
逆光の川面に黒き大白鳥 素秀 5 愛正.智恵子.せいじ.そうけい.こすもす.
冬木の芽優しく包む今朝の雨 明日香 4 宏虎.智恵子.満天.たか子.
寄席に半日笑ろふて妻の骨正月 菜々 3 満天.ぽんこ.はく子.
春待つや雨滴きらりと鎖樋 せいじ 3 愛正.宏虎.ぽんこ.
延着の電車時雨のやみをりぬ こすもす 2 たかを.なつき.
広前にまろまろふくれ寒の鳩 はく子 2 菜々.やよい.
ビル街の商店鎮まる寒の雨 そうけい 2 たかを.なつき.
明神に甘酒すする女正月 なつき 2 更紗.たか子.
桜草こめつぶほどの蕾つけ はく子 2 明日香.こすもす.
ふくら雀我もふくれて福神参り そうけい 1 もとこ.
寒月下黒き主棟の鬼飾り 愛正 1 素秀.
春寒や背筋伸ばさん大玻璃に 満天 1 明日香.
枯山や空のリフトのすれ違ひ 素秀 1 やよい.
猫の恋遠出始まる野良のボス 宏虎 1 菜々.
蝋梅やつばくむ枝の満つ黄色 愛正 1 素秀.
霜焼けのぷくぷく足の小指かな 智恵子 1 更紗.
寒の雨玉なすしずく置き土産 たか子 1 そうけい.
犬連れを囃す如くに寒鴉 こすもす 1 せいじ.
鱗波ひかりを背負い春近し ぽんこ 1 もとこ.
新年会創作料理に舌鼓 満天 1 はく子.

1月23日 (投句17名 選句19名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
寒空に島の灯潤む夜の海 智恵子 5 愛正.宏虎.はく子.こすもす.やよい.
傘連ね師の墓を訪ふ小正月 なつき 4 明日香.たか子.やよい.もとこ.
園児らの散歩の堤春隣 こすもす 3 満天.小袖.なつき.
松の肌きめの粗さや冬ざるる ぽんこ 3 小袖.こすもす.そうけい.
寒禽の鳴いて弔意と聞こえたる 素秀 3 たか子.なつき.もとこ.
天神の絵馬に絵馬のる梅一輪 なつき 3 智恵子.素秀.宏虎.
蒲の穂に斜めかぶりの絮帽子 はく子 2 せいじ.ぽんこ.
榾火に手かざして人を弔ひし 素秀 2 明日香.菜々.
裏庭の竹藪黒し寒の月 愛正 2 たかを.せいじ.
暖房を効かせ描きたる雪景色 たか子 2 菜々.なおこ.
製鉄所の音もろもろや冬木の芽 やよい 2 素秀.そうけい.
初場所の小兵の力士土俵舞ふ たか子 2 満天.はく子.
ゲレンデのリフトに囁くリフレーン 智恵子 1 たかを.
蕎麦啜る句帳片手や初句会 もとこ 1 ぽんこ.
新入りを迎え和やか初句会 菜々 1 智恵子.
寒の雨ひねもす仕上ぐる水彩画 そうけい 1 愛正.
店に入り先ずもんじゃ焼く寒の雨 そうけい 1 なおこ.

1月22日 (投句17名 選句20名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
一湾に真珠筏や日脚伸ぶ もとこ 7 董雨.愛正.智恵子.明日香.せいじ.なおこ.たか子.
釣り人の岩に溶け込む冬の海 智恵子 6 三刀.明日香.ぽんこ.そうけい.こすもす.はく子.
地蔵堂に絶えぬ香煙小春の日 こすもす 5 満天.智恵子.もとこ.菜々.なつき.
大寒や顔のはりつく観覧車 なつき 3 三刀.もとこ.やよい.
神馬像大き眼玉に冬の塵 たか子 2 たかを.そうけい.
有り無しの風に揺るるや冬すみれ やよい 2 宏虎.素秀.
石のごと陸(おか)に眠りて鴨四五羽 はく子 2 満天.こすもす.
草原に光る朝霜目覚めゆく 智恵子 2 素秀.たか子.
持ち寄りのお菓子に和む初句会 菜々 2 やよい.なつき.
風吹くも洗濯物は寒湿り 明日香 1 愛正.
大寒や診察待ちの中に居る 三刀 1 なおこ.
凩や塔婆裂くごと震わせり そうけい 1 ぽんこ.
石蕗の慈悲塔囲み供華のごと 満天 1 たかを.
車窓より正視のできぬ冬落暉 ぽんこ 1 宏虎.
寒晴の空かき回すクレーン車 満天 1 董雨.
大寒の固きボールを蹴り損ぬ なつき 1 はく子.
冬ぬくし園児ら仲良くすべり台 はく子 1 菜々.
大寒や重たき水の吉野川 素秀 1 せいじ.

1月21日 (投句16名 選句19名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
洞窟に千の仏や福詣で なつき 6 菜々.素秀.そうけい.三刀.ぽんこ.はく子.
息災を確かめ合ひし新年会 せいじ 5 董雨.満天.やよい.明日香.小袖.
白壁の眩しき朝や春近し 明日香 4 菜々.やよい.三刀.こすもす.
寒雀お堂の屋根を遊び場に 菜々 2 智恵子.はく子.
大寒の落暉真つ赤やビルに映ゆ やよい 2 宏虎.ぽんこ.
ふくらすずめ手まり並べに屋根の上 菜々 2 素秀.せいじ.
囲はれて温床緋色寒牡丹 宏虎 2 董雨.満天.
早梅や生駒颪に身の縮む ぽんこ 2 宏虎.小袖.
水仙の葎供花に無縁墓 素秀 2 もとこ.なつき.
新春の都心はためく万国旗 せいじ 2 たかを.もとこ.
人気なき売地一面霜柱 そうけい 2 たかを.智恵子.
サインポールしきりに廻る雪催い たかを 1 そうけい.
葉牡丹や小物作りの鬼ちりめん 愛正 1 明日香.
冷たき手つなぐ洞窟めぐりかな なつき 1 たか子.
寒日和広場の水の旨きこと たかを 1 こすもす.
瞬間に攻守変わりぬラガーマン 宏虎 1 せいじ.
穏やかな大寒ひと日予定なし 満天 1 なつき.
加賀の湯に二度入りたる寒太郎 三刀 1 たか子.

1月20日 (投句16名 選句19名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
天空に火屑の泳ぐどんどの火 ぽんこ 5 智恵子.宏虎.満天.たか子.たかを.
寺通り時おり聞こゆ寒念仏 愛正 5 素秀.満天.たか子.やよい.なつき.
一湾の一所煌めく冬日かな やよい 4 愛正.智恵子.せいじ.なつき.
紅潮のかんばせ凜々し寒稽古 菜々 4 宏虎.素秀.はく子.ぽんこ.
土佐沖に潮の一吹き孤鯨かな 素秀 3 そうけい.はく子.こすもす.
悴みし身に接待のお茶の湯気 たか子 3 せいじ.菜々.こすもす.
山茶花の散り敷く歩道くれなゐに 満天 2 董雨.なおこ.
おでん煮る一人にかなふ種の数 はく子 2 菜々.やよい.
寒稽古面打つ力遠慮なし 宏虎 2 董雨.なおこ.
落語寄席へ半日妻の骨正月 菜々 1 そうけい.
塵出しの様子眺める寒鴉 満天 1 明日香.
立ち杭に縛られ寒の菊咲けり こすもす 1 明日香.
寒稽古向き合ふ無言隙を突く 宏虎 1 三刀.
北風の奏でる樹々のセレナーデ 智恵子 1 三刀.
広報の配る小路や梅探る 愛正 1 たかを.
初ひばり鳴き声高く雲に消ゆ 智恵子 1 ぽんこ.

1月19日 (投句18名 選句18名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
一人旅こたつ列車の結露拭く 智恵子 5 愛正.はく子.ぽんこ.なつき.なおこ.
初雪の外灯しまく滑走路 智恵子 4 董雨.宏虎.ぽんこ.こすもす.
電柱の裾の日溜り菫草 たか子 4 愛正.はく子.明日香.なつき.
シャンパンの泡消ゆる窓風花す そうけい 3 満天.せいじ.素秀.
落語会はねし余韻に冬夕焼け 菜々 3 満天.せいじ.こすもす.
孔子廟へ一叢灯す水仙花 なつき 3 素秀.たか子.そうけい.
寒雀撓みて狭し竹林道 愛正 2 三刀.智恵子.
灰色の世に冬薔薇の己が紅 素秀 2 そうけい.なおこ.
客間には燐家の夫人日脚伸ぶ たかを 1 三刀.
あまつちも風も乾きて寒牡丹 素秀 1 やよい.
餡入りも所望されたり寒の餅 こすもす 1 明日香.
廃屋の垣根の山茶花今満開 こすもす 1 智恵子.
玄関を開ければ匂ふ蝋梅花 せいじ 1 董雨.
青年の褌も凛々し「どやどや」へ はく子 1 菜々.
六地蔵頬かむりして法の庭 やよい 1 たか子.
寒の葬司祭の鈴の響きけり なつき 1 菜々.
待春の市民ホールに落語会 菜々 1 やよい.
暖冬や大きくなりし冬木の芽 三刀 1 宏虎.

1月18日 (投句17名 選句20名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
氏神へ試歩の三百春を待つ そうけい 6 満天.せいじ.三刀.こすもす.たか子.やよい.
眼裏に惨状いまも震災忌 やよい 4 董雨.満天.三刀.こすもす.
初旅や案内やはらか伊勢ことば もとこ 4 菜々.はく子.たか子.ぽんこ.
あちこちと巡る自転車日脚伸ぶ たかを 3 明日香.愛正.やよい.
祖母の忌に寒梅ほのか匂ひたる 素秀 3 智恵子.もとこ.なおこ.
寒凪や一湾照らす月の道 やよい 3 明日香.なつき.なおこ.
三体の不動に掛けし寒の水 たか子 2 董雨.なつき.
防災無線の促す黙祷震災忌 こすもす 2 たかを.宏虎.
震災忌四半世紀を鮮明に 満天 2 たかを.はく子.
能楽の客席埋まる松のうち 宏虎 1 菜々.
日溜まりの裸地を啄ばむ寒雀 愛正 1 せいじ.
胴震い水切る鵯や冬の川 たかを 1 そうけい.
参道は生駒颪しの吹き惑ふ たか子 1 ぽんこ.
水鳥のひなたが好きでなぞえ好き 明日香 1 そうけい.
捕われし川の淀みの紅椿 智恵子 1 素秀.
つんつんと欅並木の冬芽かな せいじ 1 宏虎.
麦踏みも今はローラー日脚伸ぶ 三刀 1 智恵子.
猫が耳ピンと立たせる寒念仏 こすもす 1 愛正.
鉢巻の解けし白菜鳥囲む 愛正 1 もとこ.
鈍色の空叱るかに冬木の芽 せいじ 1 素秀.

1月17日 (投句18名 選句21名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
初場所や花道奥の阿修羅顔 素秀 8 せいじ.そうけい.満天.明日香.小袖.三刀.もとこ.隆松.
易(えき)の店多き参道女正月 たか子 5 宏虎.素秀.こすもす.ぽんこ.なつき.
風揺らす日射し斑に浮寝鳥 そうけい 4 明日香.はく子.小袖.こすもす.
お百度のこより手に手に寒詣 たか子 4 たかを.満天.素秀.菜々.
老農の手の鎌光る冬菜畑 三刀 3 せいじ.たか子.ぽんこ.
冬晴や伊吹山頂のみ白し 隆松 2 なつき.やよい.
ボロ市の坂を夫押す車椅子 なつき 2 愛正.智恵子.
寺屋根に鳩の百羽の日向ぼこ はく子 2 董雨.たか子.
漏れてくる客間の笑い女正月 たかを 2 菜々.三刀.
初松籟絵馬の高鳴る遥拝所 ぽんこ 2 愛正.たかを.
山寺に浜風届く水仙香 そうけい 2 董雨.やよい.
峰々の奥に雪山遠き恋 たかを 2 そうけい.智恵子.
寒の月ひっきりなしの救急車 明日香 2 もとこ.隆松.
暁光の横切ってをり鴨の陣 隆松 1 はく子.
冬天を突き刺す巨岩橋杭岩 やよい 1 宏虎.

1月16日 (投句19名 選句20名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
露座仏の印を組む御手凍ててをり たか子 4 たかを.はく子.やよい.小袖.
誰を待つ渡し小舟や寒の雨 素秀 4 菜々.せいじ.なつき.そうけい.
とんど火に忿怒いよいよ仁王像 菜々 4 満天.そうけい.はく子.やよい.
身の覚める朝の米とぎ寒の水 そうけい 3 たか子.小袖.なおこ.
砂利歩き禰宜の沓音淑気満つ 宏虎 3 三刀.こすもす.ぽんこ.
冬月やライトアップの大阪城 明日香 3 宏虎.満天.こすもす.
断崖の青石洗ふ冬の涛 やよい 2 せいじ.三刀.
どんど果て土焦げており神の庭 宏虎 2 智恵子.素秀.
お焚き上げの風に煽られ高みへと はく子 2 明日香.ぽんこ.
侘助の無垢一輪さす織部かな 智恵子 2 愛正.たかを.
退院の祝い兼ねたり女正月 こすもす 2 菜々.たか子.
冬濤の寄する小島に烏群る やよい 2 明日香.なつき.
買初めや当たりて嬉しワンコイン こすもす 1 隆松.
尺八の音を打ち込む寒の闇 三刀 1 素秀.
陸軍墓地手向けの供華や寒桜 ぽんこ 1 智恵子.
正月の疲れを癒す美容室 満天 1 なおこ.
寒晴や学び舎よりの和太鼓に 満天 1 宏虎.
頑なに散りて尚照る寒椿 そうけい 1 愛正.

1月15日 (投句18名 選句22名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
容赦なく水かけ不動に寒の水 はく子 10 宏虎.董雨.たかを.素秀.明日香.菜々.三刀.そうけい.こすもす.やよい.
砂浜に足跡数多寒稽古 こすもす 4 董雨.満天.三刀.そうけい.
左義長の火と酒に酔ふ夜更けかな 宏虎 3 愛正.はく子.やよい.
悴みる数珠音高き朝づとめ 愛正 3 小袖.もとこ.なつき.
天窓の明かりに目覚め雪の朝 智恵子 3 せいじ.はく子.なおこ.
どんど焚き揃えの法被神の庭 宏虎 3 智恵子.愛正.満天.
朝ぼらけまだ中天にある冬の月 明日香 3 隆松.たか子.なつき.
目出たさの極致の色やえびす笹 たか子 2 ぽんこ.もとこ.
目覚ましは群れて騒がし寒雀 満天 2 たか子.なおこ.
海見える丘に群れなす水仙花 三刀 2 宏虎.小袖.
茜さす川面さざめく鴨の陣 明日香 2 せいじ.こすもす.
鳩膨らむ甍に融けこむ日向ぼこ ぽんこ 1 たかを.
災害の訳あり蜜柑完売す かかし 1 菜々.
お神輿で入場まぐろ解体ショー やよい 1 明日香.
御札包む巫女の手清し寒椿 そうけい 1 ぽんこ.
寒凪や「向かいは大島」窓越しに やよい 1 智恵子.
寒紅の飛び切りの笑で夫諭す そうけい 1 素秀.

1月14日 (投句17名 選句22名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
園児らの太鼓の一打どんど焼 かかし 7 たかを.せいじ.満天.たか子.三刀.ぽんこ.みづき.
あめつちの境を失くし冬霞 素秀 5 たかを.もとこ.隆松.三刀.はく子.
初富士や山頂隠す帽子雲 智恵子 4 董雨.宏虎.こすもす.はく子.
色あふれ成人の日のロビーかな たか子 3 董雨.小袖.ぽんこ.
願掛けの健康の文字吉書揚 かかし 3 宏虎.たか子.こすもす.
かはほりの洞窟抜くる福詣 なつき 3 愛正.智恵子.かかし.
児等走る神楽の終えし冬田道 たかを 2 愛正.そうけい.
日脚伸ぶ自在に操る一輪車 愛正 2 やよい.みづき.
霊水に銭を洗へる福詣 なつき 2 明日香.なおこ.
寒燈のかぞふほどなり谷の底 隆松 2 そうけい.かかし.
庭の池寒鮒きらり屋外灯 愛正 1 小袖.
朝一番声透き通る寒の鳥 満天 1 素秀.
春近し幟の文字は大処分 明日香 1 素秀.
すらすらと春の七草得意顔 こすもす 1 せいじ.
顔伏せて開き初めたる蝋梅花 せいじ 1 満天.
成人の日スマホに届く晴れ姿 菜々 1 なおこ.
玻璃窓とカーテン透けて月冴ゆる せいじ 1 智恵子.
子らの声戻る校庭冬晴るる 菜々 1 やよい.
小豆粥熱き猫舌箸染まる 宏虎 1 もとこ.
初散歩孫に伝えし道祖神 智恵子 1 明日香.

1月13日 (投句17名 選句20名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
夢ひとつ持ちて出かける初詣 みづき 7 たかを.満天.愛正.もとこ.こすもす.智恵子.なおこ.
山門に陣取る靴屋初大師 なつき 6 董雨.せいじ.明日香.三刀.菜々.ぽんこ.
幾重にも暈滲ませて冬満月 明日香 4 たか子.愛正.せいじ.三刀.
生垣に潜る小鳥や寒の雨 愛正 4 もとこ.そうけい.明日香.智恵子.
振袖に別人となる成人式 満天 3 董雨.隆松.こすもす.
寒満月雲に寄り添ひ天心に はく子 2 宏虎.ぽんこ.
凍蝶や此の世彼の世を行き戻り 宏虎 2 素秀.かかし.
春着着ておませな仕草幼子に みづき 2 なつき.なおこ.
時止まるほど氷瀑の墨絵めく 素秀 2 そうけい.菜々.
夫好む柔しちりめんじゃこ買へり なつき 1 かかし.
座る子の手に赤き実や薮柑子 そうけい 1 素秀.
高窓に小雪の見ゆる霊安室 素秀 1 たか子.
雨上がりの天使の梯子初御空 こすもす 1 たかを.
治療水起き抜け一杯寒の水 そうけい 1 満天.
本閉じて窓見上ぐれば冬月夜 せいじ 1 宏虎.
鉢替へてくれなゐ冴ゆる寒椿 もとこ 1 なつき.

1月12日 (投句17名 選句21名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
竹林の穂先浮き立つ寒夕焼 三刀 7 せいじ.素秀.菜々.明日香.みづき.ぽんこ.はく子.
巫女打ちし神鼓の音や淑気満つ 宏虎 6 満天.もとこ.そうけい.ぽんこ.こすもす.たか子.
公園のボール蹴る声日脚伸ぶ 愛正 4 みづき.そうけい.なつき.なおこ.
水仙群浜風散らす香りかな そうけい 3 董雨.小袖.智恵子.
探梅行里の小径や陽の燦燦 智恵子 2 愛正.たかを.
寒月や霊峰占むる杉林 素秀 2 三刀.なつき.
もうひとつの趣味教えあう初句会 こすもす 2 せいじ.三刀.
年玉や手に満面の笑みこぼす 宏虎 2 董雨.なおこ.
買い初めの綿菓子児の夢ふくらます 菜々 2 満天.小袖.
山裾の水仙畑にわらポッチ そうけい 1 こすもす.
遠山に冬靄低く棚引きぬ はく子 1 たか子.
冬の道走りて老のアドレナリン たかを 1 もとこ.
療養中の友居ぬ句会実南天 こすもす 1 宏虎.
餅間に宅配ピザも若夫婦 菜々 1 はく子.
早梅の紅し祖父母の残し庭 素秀 1 菜々.
門松や小粋な店の縄のれん みづき 1 智恵子.
初市や値札静かに列をなす たかを 1 素秀.
冬麗やペーブメントの長き影 せいじ 1 愛正.
寒日和見上ぐる杜の千階段 愛正 1 明日香.
光るタクト市民ホールの淑気かな たか子 1 たかを.
初みくじ中吉開き満足す 満天 1 宏虎.

1月11日 (投句18名 選句21名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
奥宮の静寂を破る冬の鵙 なつき 7 愛正.智恵子.菜々.やよい.三刀.たか子.みづき.
稀覯書を並べ店主の冬籠 素秀 4 たかを.たか子.なつき.もとこ.
紙飛行機北風つかみ彼方へと 智恵子 3 そうけい.やよい.ぽんこ.
みどり児のなすことなべて笑初 宏虎 3 董雨.はく子.みづき.
ぐるぐるに卷かれし蘇鉄冬の寺 こすもす 3 せいじ.菜々.満天.
十日えびす風に乗り来る笛太鼓 やよい 3 宏虎.こすもす.なつき.
荒涼の色のひときわ冬菜畑 ぽんこ 2 そうけい.三刀.
濯ぎもの冬日を浴びて揺れてをり はく子 2 隆松.せいじ.
山懐古刹の上の寒昴 愛正 2 宏虎.こすもす.
朝焼けの空気震わす冬の鵙 明日香 2 智恵子.ぽんこ.
初たいそう硬き身体をほぐしけり はく子 2 なおこ.満天.
小豆粥祖母の真心帯祝い 智恵子 1 隆松.
そよ風の小さき邪魔だて落葉掻き せいじ 1 たかを.
待つ春やアンテナ店で買ふ地酒 そうけい 1 素秀.
心まで歳に負けまい去年今年 宏虎 1 董雨.
注連縄のみかん啄む烏かな やよい 1 愛正.
新年会男子と女子に戻りけり もとこ 1 はく子.
産土の淡き菖蒲の帰り花 なつき 1 素秀.
みはるかす厨窓より枯木道 明日香 1 なおこ.
松過ぎて日常になる安堵かな たか子 1 もとこ.

1月10日 (投句17名 選句20名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
初市や諸手を挙げて招き猫 たかを 6 隆松.はく子.素秀.せいじ.なつき.やよい.
家計簿の締めなどもして松の内 菜々 4 明日香.せいじ.もとこ.やよい.
駅出れば睡魔遠のく寒の月 そうけい 4 愛正.隆松.智恵子.もとこ.
旅果ての駅は身を切る寒の月 そうけい 4 愛正.小袖.三刀.ぽんこ.
寒三日月削ぎて座したる梢の間 愛正 3 たかを.そうけい.宏虎.
七草粥ふーふー覚え児の頬っぺ 智恵子 3 はく子.こすもす.菜々.
黒雲を押し上ぐるかに寒夕焼 せいじ 2 そうけい.満天.
落ちてなほ凛と紅置く寒椿 満天 2 たか子.菜々.
天竜寺龍の目玉や淑気満つ 宏虎 2 小袖.三刀.
初声を聞きつ微睡む湯治宿 愛正 2 たかを.なつき.
ハグをして見送るホーム初電車 こすもす 2 宏虎.満天.
丸めたる背ナに寒風背負ふ人 素秀 1 たか子.
朝ぼらけ冬の川面の靄揺らぐ 明日香 1 智恵子.
荷解きの的屋笹持つ冬の雨 もとこ 1 素秀.
春嵐椰子の葉っぱの逆立てり ぽんこ 1 こすもす.
剪定や桜のつぼみ弔いぬ たかを 1 明日香.
鍋並べ遊ぶ稚や初笑い 智恵子 1 ぽんこ.

1月9日 (投句18名 選句21名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
初雪を舳先に分ける渡しかな 素秀 5 智恵子.たかを.やよい.三刀.小袖.
スマホ見るみんな寡黙や初電車 こすもす 4 董雨.宏虎.満天.もとこ.
初灯し揺らぐ遺影の笑顔かな 愛正 4 素秀.明日香.小袖.なおこ.
抱く嬰の小さき手触るる初みくじ なつき 3 智恵子.せいじ.そうけい.
杉山を閉じ込めてをり冬の霧 隆松 3 愛正.はく子.菜々.
裸木の右ヘ左へもがり笛 三刀 3 明日香.たか子.隆松.
かに鍋やしばし寡黙になる座敷 たか子 3 董雨.宏虎.三刀.
新春の雨もまた良し蕾ふふむ せいじ 3 そうけい.こすもす.はく子.
納屋前の光る農機具寒の月 愛正 2 やよい.ぽんこ.
色褪し壁に暦の新しき 素秀 2 たかを.なおこ.
賀状読むおとなふ人も無き座敷 よう子 1 素秀.
人日の主婦に句会といふ暇 菜々 1 たか子.
繭玉や人気なきかな呉服店 智恵子 1 愛正.
吉兆や笑む福娘から求む 宏虎 1 満天.
出会いがしら鸚鵡返しに御慶述ぶ たか子 1 ぽんこ.
薄き背を伸ばして仕事始めかな なつき 1 もとこ.
初打ちのグランドゴルフ和気あいあい こすもす 1 菜々.
五十冊目のお料理家計簿買い初めに 菜々 1 こすもす.
うすき空うすき白さや冬桜 もとこ 1 せいじ.
碧き眼のたこ焼きを売る初戎 宏虎 1 隆松.

1月8日 (投句18名 選句22名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
仏壇の父母へと湯気の七日粥 菜々 5 宏虎.たか子.はく子.隆松.ぽんこ.
刻みつつ名前言いあふ七日粥 もとこ 4 素秀.こすもす.はく子.隆松.
恙なく無口な夫と薺粥 ぽんこ 4 素秀.三刀.もとこ.なつき.
寒空や百歩に満たぬ万歩計 明日香 4 愛正.なおこ.やよい.よう子.
朱の椀の七種粥のみどり濃し 満天 4 董雨.そうけい.なおこ.なつき.
寒靄を抜けて奥祖谷かずら橋 素秀 3 智恵子.宏虎.やよい.
三日はや歓声熱き体育館 愛正 3 菜々.たかを.こすもす.
寒梅や潮の匂ひの混ざりけり 素秀 3 せいじ.明日香.よう子.
花柄のハンカチ光り寒に入る たかを 2 愛正.もとこ.
孔雀舎の隙より大挙寒雀 やよい 2 智恵子.菜々.
肩車孫の重さや去年今年 智恵子 2 明日香.そうけい.
七草粥木の匙を吹く母の息 よう子 1 三刀.
ふっくらと日向啄む初雀 宏虎 1 たか子.
七草や診察待ちの人の中 三刀 1 たかを.
初明り書院造りの床の間へ たか子 1 満天.
箸ねぶる嬰抱き宮の七日粥 なつき 1 せいじ.
大小の蕾ふふみそむ蝋梅花 せいじ 1 満天.
漣の幾何学模様鴨の水尾 こすもす 1 ぽんこ.
行き交ひて目礼に過ぐマスクかな やよい 1 董雨.

1月7日 (投句19名 選句20名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
靴紐を結び直せり初みくじ なつき 6 こすもす.三刀.よう子.ぽんこ.もとこ.そうけい.
重箱の隅拭き上ぐる六日かな もとこ 6 愛正.たか子.素秀.こすもす.よう子.なつき.
この町に生まれ育ちて初山河 はく子 4 たか子.やよい.宏虎.三刀.
子ら帰りいつもの二人寒に入る 三刀 3 董雨.満天.やよい.
打ち解けし犬との別れ冬銀河 たかを 3 智恵子.愛正.もとこ.
数の子やいよいよ八十路かと思ふ はく子 3 菜々.せいじ.明日香.
うすら日にほほえむごとく姫椿 菜々 2 智恵子.はく子.
初凪や飛び交ふ鳥の皆低く みづき 2 せいじ.はく子.
流鏑馬に歓声響く初詣 智恵子 2 満天.素秀.
木枯らしに紛れて鳥の流れ去る たかを 1 そうけい.
青空に鳶の舞見る初湯かな 素秀 1 ぽんこ.
子や孫の進路を祈る初御空 たか子 1 明日香.
社務所にも幣の揺れをる淑気かな こすもす 1 たかを.
橋脚の踏ん張り見せてダム涸るる よう子 1 菜々.
実千両上がり框に零れ落つ せいじ 1 なつき.
初対戦碁盤に一礼石の音 智恵子 1 董雨.
足早に買ひ物済ます寒の入り 満天 1 宏虎.
初打やテニスボールの軌道追ふ ぽんこ 1 たかを.

1月6日 (投句19名 選句23名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
気に入りの恋の歌待つ歌留多取り よう子 8 たかを.やよい.素秀.菜々.たか子.はく子.こすもす.なつき.
少年の気合谺す初稽古 素秀 7 せいじ.やよい.そうけい.満天.はく子.みづき.よう子.
初凪や沖に舟見る龍馬像 素秀 5 愛正.そうけい.もとこ.たか子.なつき.
商店街天蓋明り餅の花 智恵子 5 愛正.満天.みづき.こすもす.よう子.
大注連縄荒波しぶく夫婦岩 智恵子 3 董雨.明日香.ぽんこ.
買い初めは参道脇の小物屋さん こすもす 3 隆松.明日香.なおこ.
さみどりの吹き出る香り七草粥 宏虎 2 智恵子.隆松.
初詣子の健脚に驚きぬ こすもす 2 せいじ.三刀.
寒椿葉陰に紅を凛と見せ 満天 2 宏虎.ぽんこ.
持ち寄りのおせちも並び宴始む たか子 1 たかを.
年男父となる日の近づきて もとこ 1 なおこ.
七草粥戦中戦後思い出す 宏虎 1 三刀.
独り居の初日影差す水墨画 そうけい 1 素秀.
正月のしつらえはやも片付けに 明日香 1 智恵子.
朝より一人の贅の初湯かな はく子 1 宏虎.
再会を約し帰省子異国へと 三刀 1 董雨.
産土の神社の幣の淑気かな たか子 1 もとこ.
天を突く巨大門松成田山 満天 1 菜々.

1月5日 (投句18名 選句21名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
初染や藍竈に聞く泡の声 素秀 10 愛正.せいじ.菜々.はく子.そうけい.三刀.智恵子.やよい.こすもす.よう子.
孫の嫁加はる一家の初写真 はく子 4 董雨.たかを.智恵子.なつき.
消灯の飛機滑りゆく初銀河 素秀 3 明日香.ぽんこ.なおこ.
これまでと添えし手書きの年賀状 なつき 3 満天.素秀.たか子.
健脚の妻追う川辺冬木立 たかを 3 愛正.素秀.なおこ.
片言の自慢の孫と初散歩 智恵子 2 董雨.せいじ.
初がすみ日の差すまでの白さかな たか子 2 明日香.もとこ.
畳なづく山際染め上ぐ初日かな はく子 2 満天.よう子.
妙齢の鷹師小春のバードショウ やよい 2 たか子.そうけい.
地方紙に一家登山の初写真 三刀 2 はく子.やよい.
年賀状やめたと言った友から来 明日香 1 ぽんこ.
達筆の吾が俳号の賀状来る なつき 1 宏虎.
一張羅の姿しとやか初句会 宏虎 1 三刀.
初凪の白き桟橋ひかりけり ぽんこ 1 なつき.
夕刊をやっと手にする四日かな ぽんこ 1 もとこ.
花形にんじん白味噌雑煮の彩りに 菜々 1 たかを.
初旅やローカル線で駅弁を かかし 1 宏虎.
冬うらら天守広場のバードショウ やよい 1 こすもす.
投句終えほっと一息福茶飲む 明日香 1 菜々.

1月4日 (投句18名 選句22名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
風孕む庭師の法被北おろし せいじ 5 愛正.かかし.三刀.もとこ.なおこ.
大鳥居大注連縄の香を潜る 智恵子 4 素秀.たか子.明日香.やよい.
穏やかな余生を願ひ初詣 菜々 3 満天.宏虎.はく子.
和太鼓の館揺らすごと初セール 満天 3 愛正.宏虎.こすもす.
三世帯ワンチームにて凧揚る かかし 3 たかを.なおこ.なつき.
乾杯の手の交叉して初座敷 たか子 3 小袖.明日香.なつき.
プリンターを跳び出で子らの初写真 菜々 3 智恵子.たかを.やよい.
初夢や母の遺せし子規句集 素秀 2 智恵子.ぽんこ.
産声や元旦の朝院響く 智恵子 2 董雨.満天.
年始客帰りてネコの大欠伸 たかを 2 菜々.もとこ.
入り混じる屋台の香り初詣 こすもす 2 董雨.隆松.
お正月見馴れた庭もあらたまり 明日香 2 せいじ.はく子.
抱負なくただゆつくりと初湯かな なつき 2 せいじ.たか子.
とがる山何処にも無くて初景色 たか子 1 三刀.
味噌味や雑煮の椀の二つきり よう子 1 かかし.
参磴を囲ふ猪垣神の森 やよい 1 ぽんこ.
恙無く家族で撞ける除夜の鐘 はく子 1 小袖.
あな嬉し米寿叔父から御年玉 たかを 1 菜々.
何編もうかご山盛りの毛糸買ふ なつき 1 こすもす.
尉鶲忘れず庭へ年始に来 明日香 1 素秀.

1月3日 (投句19名 選句23名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
網棚のバッグに刺さる破魔矢かな 素秀 9 愛正.せいじ.明日香.たか子.こすもす.はく子.なつき.やよい.そうけい.
参燈の灯りに解く初神籤 素秀 7 ぽんこ.たかを.智恵子.明日香.もとこ.そうけい.よう子.
句の道に余生生き抜く去年今年 宏虎 6 董雨.ぽんこ.満天.はく子.かかし.なおこ.
初座敷書院障子に松の影 菜々 4 素秀.たか子.三刀.やよい.
うち揃いピースの合図初写真 たか子 4 宏虎.隆松.三刀.こすもす.
幼子も連れてチャペルの御慶かな せいじ 2 満天.菜々.
初昔一七文字の便りあり 愛正 1 素秀.
福袋提げて混むカフェ二日かな なつき 1 たかを.
朝ぼらけ金星一つ初日待つ 智恵子 1 なつき.
玻璃窓に陽の燦燦と淑気かな かかし 1 よう子.
社の焚火火の粉は真直ぐ初空へ そうけい 1 菜々.
シクラメン空港ロビーに孫を待つ 三刀 1 なおこ.
参道や春着を誉める露店商 よう子 1 智恵子.
参道のたこ焼き匂ふ初詣 満天 1 董雨.
お元日酔うてか赤き夕三日月 そうけい 1 愛正.
子ら去にて常の静けさ冬座敷 菜々 1 宏虎.
露天湯の闇に梟声近し 智恵子 1 せいじ.
二日はや空き地にボール蹴る父子 なつき 1 もとこ.
心まで歳に負けまい去年今年 宏虎 1 かかし.

1月2日 (投句16名 選句22名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
長々と鳶の笛ふる初御空 やよい 7 愛正.そうけい.三刀.たか子.明日香.素秀.小袖.
注連縄のはや雀来るかわたれ時 ぽんこ 6 たかを.智恵子.満天.菜々.もとこ.素秀.
初空や故郷遠きひとつ星 素秀 4 たかを.愛正.そうけい.なつき.
乾杯し家族の前の謡初 満天 3 かかし.小袖.ぽんこ.
ほろ酔ひのワインの染みや日記果つ なつき 2 よう子.なおこ.
元旦の光を返す滑走路 三刀 2 隆松.せいじ.
夫婦して百六十五歳雑煮餅 菜々 2 満天.三刀.
渦巻いて落葉は風とともに消ゆ せいじ 2 菜々.明日香.
一歩二歩三歩で離陸初鴉 たかを 2 隆松.こすもす.
初瀬川映す初日と茜雲 明日香 2 宏虎.こすもす.
参磴の列遅々として足の冷え やよい 2 董雨.ぽんこ.
畑道に子等も並びて待つ初日 そうけい 2 董雨.よう子.
七度目の夜明け迎へし年男 愛正 2 智恵子.もとこ.
去年今年上州風に身をまかせ 愛正 1 たか子.
初買のカートに眠る幼かな なつき 1 せいじ.
ぶつかりて互いに笑みし初詣 宏虎 1 かかし.
通る人なき裏木戸の注連飾 素秀 1 なつき.
同期生絵筆元気の年賀状 満天 1 なおこ.
どのレジも長蛇の列や大晦日 せいじ 1 宏虎.

1月1日 (投句20名 選句19名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
恙なく生かされ感謝去年今年 宏虎 5 董雨.愛正.三刀.ぽんこ.なおこ.
平成のことも間遠に除夜の鐘 せいじ 4 そうけい.素秀.もとこ.明日香.
健康に勝るもの無し晦日蕎麦 かかし 3 菜々.隆松.なおこ.
冬晴れや車窓に富士の雄姿あり 智恵子 3 せいじ.やよい.隆松.
ゆっくりと術後の師走過ぎてゆく 明日香 3 たかを.せいじ.やよい.
鐘を待つ顔に年越蕎麦の湯気 素秀 3 董雨.なつき.こすもす.
健康の文字数多なり日記果つ かかし 2 なつき.ぽんこ.
瑞雲の耀く令和御代の春 宏虎 2 三刀.こすもす.
煮て焼いて鍋洗ひ終へ晦日蕎麦 もとこ 2 たかを.智恵子.
冬田から一樹に集う群雀 たかを 2 愛正.明日香.
大年や真直ぐに去れり新幹線 なつき 1 そうけい.
明暗の雲を見詰めて年送る 三刀 1 満天.
冬の虹残し車窓はもう京都 こすもす 1 素秀.
北風へゴルフスウィング振り抜けり なつき 1 宏虎.
電波塔足元すらり山眠る 智恵子 1 満天.
吾子来たる河豚一式を手土産に せいじ 1 宏虎.
キッチンに籠もるひと日や大晦日 満天 1 菜々.
大晦日朝日に投句す年の幸 そうけい 1 智恵子.
爪の月大つごもりに冴え冴えと たか子 1 もとこ.

12月31日 (投句18名 選句20名)

作品 作者 点数  この句を選んだ人
古ごよみ一隅にある薄汚れ たか子 5 素秀.智恵子.そうけい.かかし.ぽんこ.
いささかの仕事を残し年暮るる 素秀 3 菜々.ぽんこ.こすもす.
夜回りの拍子木揃ふ最後の日 満天 3 たかを.宏虎.もとこ.
小晦日子守する児と寝てしまひ なつき 3 満天.せいじ.はく子.
ブレーカー落として仕事納めたる 素秀 3 たか子.たかを.三刀.
湯ざめしてテレビ推理の落ちを見る 愛正 2 菜々.もとこ.
グーグルにレシピを探す節料理 たか子 2 せいじ.やよい.
果大師買ひしブーツに履き替へて なつき 2 やよい.かかし.
恙無き事を喜ぶ小晦 三刀 2 智恵子.愛正.
つんと立つ芽こそ大事と慈姑煮る 菜々 2 たか子.はく子.
年忘れ下戸も上戸も皆集う たかを 2 宏虎.三刀.
ひとしきり飛雨となりたる小晦日 せいじ 2 素秀.なつき.
時雨るるや郵便局へ傘さして せいじ 1 隆松.
賀状出しホッと寄り道夜鳴きそば 智恵子 1 こすもす.
獅子頭頭かまれて泣き出せリ 宏虎 1 なつき.
行く年や大河ドラマの総集編 こすもす 1 明日香.
裸木となりて明るき公園に 満天 1 明日香.
くわゐ煮る吾に芽がでても出なくとも 菜々 1 愛正.
子等の分も節の黒豆鍋三つ やよい 1 そうけい.
獅子舞の脱げばイケメン青少年 宏虎 1 満天.

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