鏡とすその為人墓洗ふ

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  • あひる:鏡とするほどの為人とは…と、いろいろ考えてしまいました。家族や友人では良いところも悪いところも見えて、それぞれに鏡としたくなる部分があります。ここでは、多分年上の方で、生前から尊敬してやまない方だったのでしょう。墓参で墓を洗いながら、ますますその故人を身近に感じ、尊敬と感謝の念が増し加わるようです。 - 2023/06/02(金)
  • むべ:「墓洗ふ」が初秋「墓参」の子季語。まだ暑さの残るお盆の時期、上司や恩師にあたる方のお墓をきれいに掃除している作者の姿が浮かびました。洗いながら故人を偲び、乞うた教えの数々を反芻し、一緒に過ごした日々に思いをはせているのではないでしょうか。親季語「墓参」ではなく「墓洗ふ」がぴったりくるのは、黙々とした作業の中にそのような心の動きが生まれると思えるからでしょう。 - 2023/05/31(水)
  • えいいち:墓洗ふが初秋の季語。作者が尊敬していた方の墓を清掃している。作者は、まだまだ自分は未熟でまたその方の教えを請いたいという気持ちで墓を洗っていたのではないだろうかと思いました。猛暑が終わろうとする生暖かい墓地の空気を感じました。 - 2023/05/30(火)
  • せいじ:墓洗ふが初秋の季語。お盆の時期、故人にお世話になった人たち数人で故人のお墓参りをしていたことを思い出す。10年ほども続いただろうか。この句の通り、生き方の模範となるような人であった。定年後すぐに亡くなったが、長く一緒に仕事ができたことを幸いに思っている。 - 2023/05/30(火)