ケビン出て灘の西日をまともにす

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  • むべ:「西日」が晩夏の季語。「ケビン出て」という上五と灘の地名から、作者が海上で大きな夕日を眺めていることが推測されました。下五「まともにす」の意味がわからず調べました。真正面にする、という意味なのですね。西日と作者の静かな対峙が描かれ、万物の創造者との対話があったのかもしれません。 - 2023/05/03(水)
  • 素秀:ケビンは船の客室のことですね。そろそろ港も近いのかも知れません。外に出てみると西日はまだまだきついようです。ただ潮風の気持ち良さも感じます。 - 2023/05/01(月)
  • あひる:ケビンというのは海辺のキャンプ場の小さな小屋のようなものかも知れないし、航行中の船室のことかも知れません。どちらにしても日没にはまだ早い夏の太陽がギラギラと照りつけ、それをまともに浴びてしまっています。水面に照り反す太陽の明るさと、海風の涼しさも感じられます。 - 2023/04/30(日)
  • せいじ:西日が晩夏の季語。関西から九州に帰省する際のフェリーを思い出した。夕方に出港するとすぐに播磨灘にさしかかるが、日が長いので、ケビンからデッキに出ると西日をまともに受けることになる。日中よりも耐え難いようなじりじりとした西日ではあるが、海風によって多少しのぎやすくなっているのではないだろうか。「灘の西日」という言い方がうまいと思った。 - 2023/04/30(日)