助手席の首ががくりと目借時

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  • うつぎ:信頼しあったお二人とお見受けしました。運転しながら頭が俳句に行っていると危険ですが蛙が目を借りに来ることもないですね。楽しいドライブだったのでしょう。季語がぴったり俳諧味十分です。 - 2023/02/08(水)
  • せいじ:目借時が春の季語。助手席での居眠りはよく経験するが、晩春のころの暖かさには格別に抗いがたいものがある。「首ががくりと」の瞬間描写がリアルで、本当に蛙に目を借りられて魂が抜けてしまったかのようである。運転している作者と助手席に座っている人とは互いにリラックスできる間柄なのだと思う。 - 2023/02/07(火)
  • むべ:「目借時」が春の季語。作者は運転席、ご家族は助手席、暖かい車内で気づけば隣でウトウトし始めて……もしかしたらカーブでがくりとなったのかもしれません。それでも起きない、きっと疲れているのだろうな……でも、もうすぐうちに着いてしまいそう。 - 2023/02/07(火)
  • 素秀:春の陽気でついうとうとしてしまう事を蛙の目借時と。めかるは妻狩るから転じたとも。蛙が人の目を借りに来るから眠くなるという面白い季語です。助手席は奥さんか子供か、どちらにしても優しい目線です。 - 2023/02/07(火)
  • あひる:目借時は、蛙が人の目を借りるので、人は眠くなるという意味で、俳諧味のある季語とされているらしいです(新日本大歳時記)。不思議な季語です。首ががくりという措辞が、詩情があると言うよりも、何だか面白い雰囲気を出していて、季語の意味に不思議と合っていると思いました。 - 2023/02/07(火)
  • 豊実:目借時は春なので、花見の帰りの車中かもしれない。寝かせておいてあげようという妻への優しさを感じる。 - 2023/02/07(火)