空耳と思ふ春雷二度聞かず

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  • うつぎ:次の雷鳴を鳴るかなと待っていたのかも知れません。鳴らないものだから、あれっ空耳だったのかと疑っている。作者の心の動きが見えるようです。 - 2023/02/05(日)
  • 素秀:作者の聞いたのは雷ではなかったのかも知れません。空耳かなと思いこもうとしているようにも思えます。それにしても春なのには変わりはないようです。 - 2023/02/04(土)
  • せいじ:春の雷は一つ二つで鳴り止むことが多いらしいが、ここは一つで鳴り止んだのであろう。二つ目が鳴らなかったことは待ち構えていたので確実であり、それが「二度聞かず」というきっぱりとした表現によく表れている。その確実性が一つ目の雷鳴への疑心暗鬼を生じさせた。ふと過る不安が春の季節にふさわしい。 - 2023/02/04(土)
  • むべ:「春雷」が季語。夏の雷と違い、一度か二度鳴って終わってしまう特徴があるそうで、あれ、今のは……?と耳をそばだてている作者の姿が思い浮かびます。もしかしたら、屋外で庭仕事中だったかもしれません。屋内にいたら聞き逃してしまうような遠い小さなゴロゴロ、不安定な気候はまさに春です。 - 2023/02/04(土)
  • あひる:耳の遠い義母と二人の食卓で「あ、今カミナリ鳴りましたよね。」と言うと「あら、そう?」と素っ気ない返事。もしかしたらそら耳だったかと自信が揺らぎ、もう一度鳴ったら良いなと思ってもそれっきりです。もどかしいような余韻が表現されていると思いました。 - 2023/02/04(土)
  • 豊実:あれは空耳だったのか?いや、でもあれは確かに雷の音だった。春雷を確信する。 - 2023/02/04(土)