野に出れば人みなやさし桃の花

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  • うつぎ:冬を乗り越え漸く春になり桃の花も咲いている。野に出ている人達の挨拶も明るい。桃の花は何と言っても女の子の節句です。誰もが優しい気持ちになれる花ではないでしょうか。 - 2022/01/28(金)
  • むべ:「桃の花」は春の季語。上五「野に出れば」で、果樹園の桃の花ではなく、山に自生する桃の花を鑑賞していることがわかります。春の訪れに、道行く人との会釈にも笑顔が出るのではないでしょうか。なぜ杏や李ではなく桃の花なのか考えてみました。やはり濃いピンク色の花色のインパクトでしょうか。素十さんはこのような句も詠まれたのだと少々驚きながら味わいました。 - 2022/01/27(木)
  • あひる:客観写生ではない「みなやさし」という措辞を桃の花に合わせたのは見事かと思いました。野に出ても梅ではまだ寒さ厳しく、人々は口を結んでいるかも知れません。桜では「しず心なく花の散るらむ」「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」などの心境にもなります。桜の木の下で酔客が喧嘩している場面を何度か見もしました。けれども桃の持つ雰囲気は、人の心をのんびりとやさしくさせる気がします。 - 2022/01/27(木)
  • 素秀:暖かい日差しの野に出れば桃の花も迎えてくれ、人々もみな優しい心持になる。 - 2022/01/27(木)
  • せいじ:桃の花が春の季語。3月の初めごろだろうか。踏青や野遊の趣も感じられる。春の野の明るい日差しのなかに桃の花が咲いており、そこに人々が集まって談笑している。太陽と北風ではないが、やさしい自然の中にいると人はみなやさしくなる。厳しい冬を越してくればなおさらであろう。ひらがな表記がやさしさを増し加えている。 - 2022/01/27(木)
  • 豊実:野原を散歩する人たちが桃の花に癒やされている。桃の木のそばに自然に人が集まり、見知らぬ人の間にも会話が生まれ、和やかな時間です。 - 2022/01/27(木)