三日月の消えたる爪や春の風邪

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  • なおこ:爪の付け根にある半月状の白い部分が、春の風邪を引いて、消えてしまったのだと思います。一度風邪を引いただけでは、爪の白い部分が急に減るものではないと思いました。冬の間に何度か風邪を引き、だんだんと「三日月」が減っていったのではないかと思います。先日の合評に取り上げられていましたが、冬は指先の皹や痛みに焦点が当たっていました。(順に合評をしているので思うことかもしれませんが)皹は回復したものの、改めて見ると「三日月」が消えた(体力が落ちてしまった)、という感じかと思いました。 - 2021/01/23(土)
  • 更紗:女性らしい目線のお句ですね。「三日月の消えたる爪」の措辞で、爪の根元にある爪半月(甘皮に覆われていない白い所)に焦点を絞ってます。また、春の風邪の季語も効いてます。普段、爪をみがいたり、甘皮の処理などお手入れもしていたのではないでしょうか?風邪を引いてしまったことで、甘皮のお手入れもできておらず、三日月が消えてしまった、、しかし、季語が春の風邪ですから、この微熱ほどの風邪心地さえ楽しんでおられるような感じにもとれました。 - 2021/01/22(金)
  • 素秀:爪の三日月は根元の白い部分かと。病気になったり新陳代謝が悪くなったりすると消えるとも言われています。春の風邪ですから冬の風邪ほど深刻な症状は出ていない雰囲気です。ふと爪を見ると白い部分が無いなあ、と気が付いてもそれほど心配していないように感じられます。 - 2021/01/21(木)
  • せいじ:この三日月は、おそらく、爪の根元にある白い部分のことでしょう。健康を害すると白い部分が減ると言いますから。爪の三日月が消えてしまった。いつ治るのだろう、春の風邪は厄介だなあというため息が聞こえて来るようです。 - 2021/01/21(木)
  • せいじ:難しい俳句です。春の三日月は少しぼやけているので、冬の三日月の爪のような鋭さが消えて優しい。春の風邪はいつまでもぐずぐずと治らず、ずっと気分がすぐれないが、そのような私を、この優しい三日月が癒してくれていることよ。そのような感じでしょうか。全くの見当違いかもしれませんが。 - 2021/01/21(木)
  • 豊実:季重なりですが、春の風邪が主役ですね。三日月の尖った端(爪)に雲がかかるどんよりとした曇りの日に風邪を引いてしまったのでしょう。 - 2021/01/21(木)