みのる:季語は虫(秋)ですが「虫の灯に」とはなかな詠めないですね。この措辞により秋灯下、灯火親しむ…の季感を醸しています。「虫の鳴く秋灯の下で…」と解釈するのが素直です。鑑賞として作者の境涯などを深く詮索する必要はなく、耳疾というハンデがありながらの黙々と勉学に励んでいる若者の姿が連想できればよいと思う。