うつぎ:子供らの駈け回っている元気さが落花を煽っているようにも感じさせます。こんな元気が欲しいと思いながら見ていたのかもしれません。

素秀:落花盛んな頃、舞い散る花びらの中に遊ぶ子供たちの描写です。広場の真ん中に大きな桜の木が一本あってそのまわりを走り回るみたいな風景も想像してみたいです。

せいじ:落花が晩春の季語。真ん中に子どもたちが駈け回るほどの広さの芝生があって、その周りを桜の木が取り囲むように植えられているような公園を想像した。「とどまらず」が印象的で、花が無尽蔵にあることを想起させる一方、やがては散ってなくなる花を惜しむ気持ちも感じられる。

あひる:落花が晩春の季語。広場には桜を惜しんで若い家族が訪れています。遊具があれば賑わい、無くてもボール投げをしたり、走りまわったり、子どもたちはじっとしていません。落花も仲間になったかのように舞い散り続けています。隅のベンチに座った私がその風景を見ているような気持ちになりました。