素秀:今日は朝は寒かったのですが昼間はポカポカと暖かく気持ちの良い日でした。こんな日を天恵の日と言うのでしょうか。

あひる:大自然の恵みが豊かに降り注ぎ、草が芽吹き、その芽吹きを芳しいと感じる作者が居ます。天恵の日という大きな景から、萌え出たばかりの小さな青草へのズームアップが印象的で、その視点に愛情が感じられます。

せいじ:草萌が初春の季語。日=太陽であろう。暖かい日の光が射す早春の大地から、草の芽が萌え出している。ハーブだろうか、その香りの何と心地よいことよ。春の日を天恵の日と表現したところに、作者の思いを感じた。