あひる:もごもご動く青虫から蛹になって、ある日全く違う新しい生命を得たかのように、ひらひらと飛び始める蝶。明るい春の光の中を舞う蝶は、聖書の語る福音(良き知らせ)を届けに来たかのようです。
せいじ:初蝶が仲春の季語。春の到来を告げる初蝶は、ひらひらと舞う姿から、まさに春の使者と言える。人々に希望をもたらす福音=ゴスペルも、クリスチャンには春そのものと言うことができるから、初蝶→春の使者→福音の使ひという思いめぐらしに共感を覚えた。クリスチャンでなくても、福音=グッドニュースと理解すれば、同じ感慨にふけることができると思う。
素秀:初蝶、暖かい日向に現れたそれは何か良い事を連れてきてくれそうに感じます。キリストによる救いととった方が良いのかも知れません。
豊実:春の野原で物思いにふけっていたのが、瞑想をしていたのか。そこへ神の使いのごとくひらひらと初蝶がやってきた。作者は何かをひらめいたに違いない。