素秀:プラネタリウムの夜空で過ごした時間はいかほどでしたでしょうか。結構長い時間を過ごしたと思ったけれども外に出てくるとまだ明るい。日が暮れるのも遅くなったものだとあらためて感じています。

せいじ:遅日が春の季語。春になり日の暮れるのが遅くなったので、プラネタリウム館の中で暗さに慣れた目には、出てすぐの街の明るさがより強く感じられたのである。街遅日という言い方は勉強になる。

あひる:遅日が春の季語。プラネタリウム館ですっかり夜の気分に浸ったあと外へ出てみると、街はまだまだ明るくて、何だか狐につままれたような気分です。街と遅日を繋げて、街遅日としたことで一気に春の夕方のまだ明るい街が目に浮かびました。

よう子:春休み子供たちを連れてプラネタリウムに行ったのでしょうか。きしくも私も 先日大阪市立科学館のプラネタリウムに行ってきました。今夜の大阪の街の日の入りから夜空の星を満喫して早く帰らねばと思って外に出るとこの時間だと夕暮れのはずなのにまだまだ明るく春の暮かねている空でした。この句の街遅日を実感として味わうことができました。この親子もゆっくり「宵の明星」など探しながら帰ったことと思います。