うつぎ:石を遠くへ飛ばしあいっこしているのでしょうか。何か道具を使っているのかもしれない。虹に向ってがスケールが大きい。インカの子ならではの遊びに目を引かれているようです。

豊実:子供が大きな虹のかかる川で水切りをして遊んでいる。素朴な遊びと大自然の美しさに心が癒やされます。

素秀:石投げの遊びは世界共通なのでしょう。当地の子供たちには遊びではすまないのかも知れません。獲物を取るための真剣な練習かもわかりません。

あひる:インカの民の子孫は、昔ながらの文化を守りながら生活しているのでしょうか。豊かに玩具を与えられるわけではなく、自然の物を使って遊ぶのだと思います。石は大切な遊び道具で、虹は素晴らしい的だったことでしょう。小さな石が虹に向かって飛んでいき、子どもの黒い目はキラキラと輝いているようです。

せいじ:虹が夏の季語。ペルーの高地の虹は至近距離にあるように見えるのではないかと思った。子どもたちは、ぱちんこのようなものを使って、虹に向かって石を打っている。届くはずもないのだが、そこは本気モードなのであろう。どこの国の子どもも無邪気で可愛い。

むべ:「虹」が三夏の季語。雨が上がって山岳地帯に虹が現れました。ケチュア族の子どもが虹めがけて石を投げている光景に行き当たったのでしょうか。きっと届かない距離なのですが……「石を打つ」という下五にとてもリアリティがあって、旅先での一期一会を強く感じました。