素秀:自分を照らす陽差しを客観的に見ているのでしょうか。どんな状況かはわかりませんが、そう言う事は重要ではなさそうです。

うつぎ:少しの間だけど暖まりなさいと冬の日差しが言ってくれているように我身を包んでいる。受け身ではないのでこのように解釈しました。身も心も暖まっているようです。

せいじ:日向ぼこりの句だと思う。我が身、我が心をゆっくりと暖めてくれる冬の日の慈愛を感じる。夏の日ならすぐに暑くなるが、冬の日だから暖かくなるのに時間がかかる。「しばらく」に余韻を感じる。

あひる:冬の陽だまりの光景です。素十さんの俳句は一処で何十分も?何かを観察して生まれた俳句が多いように思います。きっとこの日も五感を開いてじっとしておられたのでしょう。身体も心もじんわりとあたたまるようです。

豊実:寒さが続く冬のある日に日向ぼっこをしている。日頃の疲れを太陽の光で癒やしているように思います。