素秀:祭りの笛を吹く三人、どう読んでもいなせな男衆を想像します。笛の音もきれいにそろっていたのでしょう。

うつぎ:顔の角度に目がいくとは流石するどいなと思います。三人の横笛の音が揃っていること、法被姿のいなせな若者であること、色々と想像させうっとりします。

あひる:祭笛は横笛で、穴にきちんと息を吹き込む為に顔は斜めだと思います。三人の音色を合わせる為にも真剣な表情になっているでしょう。他に何の説明も無いだけに、顔のアップの絵が浮かびあがります。

豊実:夏祭りで笛を吹いているのは法被を着た子供でしょうか?きちっと三人並んでちょっと緊張しているかもしれません。「斜めの顔」と言うだけで、いろいろ想像できるのが面白いと思いました。

せいじ:祭笛が夏の季語。夏祭で並んで笛を吹いている三人の顔がそれぞれ違う角度で斜めになっている。無我の境地で笛を吹く人の三者三様の姿態を面白いと感じたのだと思う。