うつぎ:水量の少なくなった川に日輪が映っている。日輪の光に乱れはなく表面だけが静かに流れている。映っているのは太陽だけど研ぎ澄まされたような水の冷たさも感じる。

素秀:静かに流れる冬の川に映る日輪。冷たい水が太陽の力を封印しているように感じたのでしょうか。

せいじ:水量の少なくなった冬の川底に映っている日輪がまず目に浮かぶ。日輪は直接目で見ることはできないが、いま水底に可視化されている。水底に眠っている日輪に声をかけるかのように、水が小さな音を立ててその上を流れて行く。水の流れに応える日輪の幽かな揺らぎが美しい。

あひる:浅い砂の川底に太陽の光が映っている、波がおこれば川底で光が揺らぐ…そのような情景を最近見ました。日輪はこのような浅い川底に映って見え、その上を冷たい冬の水が流れていたのだろうと思います。

豊実:冬に少なくなった川の水に映っている太陽が揺らいでいる。まるで、太陽の上を水が流れているように見えた。