- 夜明け時の身を浄める為の沐浴潔斎かと思いました。二人づつに修行僧を思わせます。作者は大きな寺院で僧の修行の場に居合わせたのかもしれない。 (うつぎ)
- 寺院などで貧しい人々や病人、囚人らに浴室を開放し、入浴を提供する施湯とか湯施行というものがあるようです。お寺は病院としての役割も果たし、布教活動でもあったとのことです。湯浴みしているのはそのような人々ではないでしょうか。夏の夜、手狭ではあるけれど二人ずつ・・うれしい気持ちが伝わるようです。 (あひる)
- お寺に泊まって修行体験をしているのだと思います。質素に規則正しく時を過ごしている。きっと明日も寒い朝に早起きするのでしょう。 (豊実)
- 浴の一文字でゆあみとも読めるようです。送り仮名はあえて付けたようにおもいます。寺の風呂に入るのは修行僧でしょうか。それとも参拝客なのか。狭い風呂でしょうが次々と入らないといけないので二人づつなのでしょう。 (田村秀樹)
- 短夜が夏の季語。寺院が風呂を沸かして人々に開放する「施浴」の情景だろうか。二人づつ入るぐらいの狭い風呂だが、汗で汚れた身体を洗い、湯にすっぽりと浸かっている人の顔には喜びが溢れている。「二人づつ」が具体的である。 (せいじ)
- 「浴み」だけで「ゆあみ」と読めるのかどうか調べたけれどわからない。誤植でもなさそうなので、こう読むしかないと思うが… (みのる)