毎日句会との付き合い方

やまだみのる

作句の壺シリーズ

毎日句会との上手な付き合い方について書いてみます。

「ホームページの活性化を!」という不謹慎な考えで生まれた毎日句会ですが、 実際に運用して見て、また自分の過去の体験と重ね合わせて見て、 俳句の学びに最適なシステムであると確信するようになってきました。 事実、句会を始めてから見る見る上達された方が何人もいらっしゃいます。 では、その方々はどのように毎日句会と取り組んでおられるのでしょうか。

毎日句会の一番良いところは、ごく自然に多作の習慣がつくということです。 でもこの毎日句会も、取り組みの姿勢を誤ると落とし穴があります。 それは、毎日の投句に追われ歳時記をパラパラと繰りながら、 空想してその日の投句を「ひねりだす」というパターンです。 これをやりだすと上達はおろか、俳句作ることさえ苦痛になってきます。 当然そんな作品が好成績に選ばれるはずもなく、やがて疲れて投げ出してしまいます。

そこで、そうならないための上手な付き合い方の基本をまとめて見ましょう。

  1. 1週間に一日でよいから、ゆっくり時間を取って吟行する。
  2. 1回の吟行では頑張って最低でも20句、できれば30句くらい作る。
    (20句できるまでは帰らない・・・という強い意思が必要)
  3. 家に帰ってから作った作品を十分に推敲する。

次に推敲の手順について(というより基本中の基本ですが・・)

  1. 季語が入っているか、季語がダブっていないか
  2. 切れ字が二つ以上ないか
  3. 語調(575)は整っているか

最後に、推敲の終わった作品から自選して14句に絞り込みます。

これで1週間分の投句が確保できるので、適当に2句づつ組合わせて投句していきます。

ざっと、こんな感じになります。あとはこれの繰り返しですが、要するに

必ず吟行で句を作る

ということに尽きます。 でも、仕事の都合で十分な吟行時間が取れないという方もおられると思います。 そんな方は短くても良いですから吟行の回数を増やす工夫をしてください。 また、「吟行に行ってもなかなか句ができない。」という方もおられるでしょう。 これは、吟行の訓練が足りないからで、根気よく続けていればやがて作れるようになります。 それでも出来ないという方は、どんなことでもいいですから感じたこと発見したことなどを 克明にメモに書きとどめます。 そして、あとからこのメモを見ながら記憶を思い出して句を作るのです。 何も見ないで空想で作るのとはまったく違います。

(2001年8月6日)

 
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