平明なことば

やまだみのる

作句の壺シリーズ

俳句は難しいことばや漢字、熟語などを使うものだと考えている人が多いですがこれは間違いです。

"出来るだけ平明なことばを使うように心がける。"

これが人の心に感動を与える重要なポイントです。

俳句や詩と言うのは鑑賞する人の心に直接的に響くもので、難しい言葉を一度頭で考えたり、辞書を引いたりしてその意味を合点し、そしてやおら感動するというような人がいるでしょうか。回りくどい表現をしないと俳句らしくないと勘違いしている人は意外と多いのです。

俗に「俳句をひねる」という言い方をする人がいますね。これは単なる言葉遊びの俳句です。 「詩」というのは目で読むだけでなく耳で聞く文学でもあります。ですから、声を出して読んだときのひびきを大切にしなければいけません。

文字を示されると「なるほど」とわかるような言葉でも、耳で聞くだけでは「なんのこと?」と思うことは多いですよね。

ほんとうに響きのよい言葉。それは「平明なことば」です。

(2000年06月28日)

 
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