投句控


2018年7月   
こうちゅうは白きベンチの花の下  はく子
草児ら見つけて面白い  はく子
退職の日の近づきし秋思かな  こすもす
予報士の長袖すすむ芒種寒  満天
客人の褒めそやす我が庭の薔薇  せいじ
紫陽花の色とりどりを店先に  満天
花白く泰山木の天を突く  宏虎
黄金の稲田に浮かぶ  せいじ
はんみょうのみぎとひだりに  はく子
こうのとり雪の田んぼに降り立ちぬ  こすもす
老鶯の全身全霊もて唄ふ  みのる
登山茶屋レトルトカレー侮れず  みのる
夏蝶来家庭訪問さながらに  せいじ
植ゑ終へし棚田まぶしき夕日かな  わかば
新緑の日に日に伸ぶる窓辺かな  うつぎ
一本の傘に肩よす緑雨かな  みのる
タイヤ跡無き早朝の深雪路  こすもす
合歓の花開く里山人を見ず  わかば
夏野菜たっぷり白磁に盛付ける  満天
雨雫つけて重たげ小判草  うつぎ
矍鑠とせる枯蓮も  せいじ
こうのとり宝と守る郷の春  こすもす
ばすをまつ四阿借りて句会かな  はく子
白壁の割れ目と見しは  せいじ
薫風や古都一望の高欄に  わかば
復活の摂理大地の草萌ゆる  みのる
木々の影池の面揺らぐ未草  わかば
こうのとり過る但馬の青田空  こすもす
子供の日北の大地の木彫熊  宏虎
奈良小径卯の花垣と築地塀  うつぎ
梅雨晴れの空に綿雲ましろなり  はく子
よく喋りよく食べ春愁など無縁  うつぎ
鐘楼の亭午抜け行く風涼し  わかば
林間の学舎丸太の椅子涼し  みのる
父と子のキャッチボールや青葉風  満天
髪上げて白きうなじや夏来たる  満天
一つふふむ森永キャラメル昭和の日  うつぎ