やまだみのる

吟行や写生を苦手とするタイプの作家は、どうしても心象句や人事句に傾きます。 もちろん心象句や人事句も立派な俳句ですし、写生句であっても隠された主観が備わっていない句は、 ただの報告です。 吟行、写生という作句態度の基本をマスターせずに、 そのような俳句を作り続けていると、必ずスランプに陥り限界がきます。 やがて句を詠むことさえ苦痛になって俳句から離れていった方をぼくはたくさん見てきました。

俳句を生涯の友として付き合いたいのなら最低でも3年は我慢して、 写生に徹してほしいのです。どのページだったか忘れましたが、 「だまされたと思って、みのるの俳句指導に1年間付き合ってみてください」と、 書きました。GHも4周年を迎えますから、だまされて下さった方はかなりいらっしゃるはずですが、 決して後悔しておられないと思います。

よい心象句を詠むために、よい人事句を詠むために基礎となる写生の訓練に励まれることを勧めします。 写生句の中に隠された心象、写生句に託した人事句にこそ深い味わいがあるからです。 あまり、威張れる作品ではないですが、みのるの例句を揚げておきます。

室咲と窓際族にさす日かな    みのる → エッセイ

ゴルゴダの丘の永き日思ひけり  みのる → エッセイ

土に帰す花ひひらぎのこぼれかな みのる → エッセイ

(2004年05月06日の日記より)


 

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