やまだみのる

企画句会のシステムテストにたくさんの方がご協力して下さって嬉しいです。 テスト句会のテーマは、視覚を除いた、味覚、聴覚、触覚、臭覚ということで、 締め切られた投句をひととおり眺めていると、とてもユニークな句があって楽しい。

で、ちょっと気がついたのですが、吟行法として、「見て写生する」と説明してきたのは、 厳密に言えば、「視覚だけで句を作れ」と言っていることになるのでは・・・という疑問です。 感じるということは、決して視覚だけでなく、五感の全てを働かせるということですよね。 わたしたちが、スランプ・・と感じるときは、案外、視覚だけに頼りすぎていて、あとの感覚を 忘れている・・・そう言うことかも知れない・・。

みなさんの句を拝見しながら、ふとそんなことを思いました。

(2002年9月13日の日記より)