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2017年05月27日
池囲む樹々は新緑鳥語降るはく子
十薬も欧風花壇の一隅にたか子
痺れ足もてあましつつ草を引くあさこ
退屈な釣り人囃し葦すずめ菜々
さざなみの楽に輪唱行々子菜々
石畳あお苔匂ふ雨後の寺智恵子
万緑の中に鳥語の降り注ぐせいじ
二胡の音と葉擦れ能楽堂涼しなつき
高台の学習塾や栃の花三刀
もとほれば夏鶯や池ほとりはく子
参道を暮色の包み額の花宏虎
漁り火に長き鵜の首影法師智恵子
青鷺の羽を広げし池涼し満天
白装束駆くる百磴荒神輿 やよい
嫁入りの朱傘の進む青葉影なつき
紅を引く順を待ちゐる祭稚児 やよい
小魚の群れ競いおり夏の川治男
老鶯や水生苑の深き森たか子
牛蛙今が勝負と鳴きつのるせいじ
虫たちの憩いの場なる釣鐘草ぽんこ
日射し待つシャッターチャンスの菖蒲園満天
新緑の樹樹墓地守り墓光る治男
蛞蝓の夜遊び軌跡色留む宏虎
2017年05月26日
風鈴の揺るる白壁虫籠窓やよい
どくだみの溝の底より花掲ぐせいじ
新緑やキビタキの声透き通る三刀
五月晴れ人身事故の報重し明日香
蛇いちご木々の洩れ日にいや赤し菜々
若葉風ししおどし聴く枯山水智恵子
大レンズ据えて何待つ木下闇ぽんこ
天守閣へ上りきったる汗の顔こすもす
対岸の浮見堂囲む万緑裡満天
対岸に明石大橋つちふれり有香
奥の院山頂につく鐘涼しなつき
二分刈りの夫の頭や夏に入る明日香
菖蒲園の賑いよそに鷺悠々菜々
賑やかに弁当広げる遠足子こすもす
褪せたるも此れが気に入り更衣うつぎ
郭公の鳴き声近し峠茶屋智恵子
青葉影座る旅装の大師像なつき
笛習い帰る夜道や花くちなし治男
雨落ちて代田に音の生れにけりせいじ
釣人の木陰に点在池涼し満天
菖蒲園池のなぞへの太公望たか子
尖塔の切っ先光り雲の峰たか子
参道の牡丹愛しき寺の庭宏虎
噴水の止まる穂先や赤子の眼治男
菖蒲園汚れを知らぬ白き色宏虎
いぶし牢残りし陣屋薄暑かなやよい
校外学習田植えの始終見ることもはく子
2017年05月25日
海へ向くよろい戸開く夏館なつき
波止涼し給油ポンプの脈動すせいじ
つちふるや小さき砲台海へ向くなつき
浜木綿やふいに灯台現はるるたか子
噴水をバックに並ぶ子等写すあさこ
バラ屋敷軒に吊られし花も薔薇智恵子
息切らし乗車の汗の滝のごと智恵子
若葉風送迎バスはカラフルに満天
涼誘ふ七色の蜜氷菓かな宏虎
サツカ−場ネツトで覆う夏シヤツの師治男
初なりの胡瓜艶よし歯切れよし やよい
雨を待つ色づき初めし紫陽花に満天
白南風や坊っちゃん電車で席譲るこすもす
夏草の揺れて突堤潮匂ふ やよい
梯子もて登る高きに切子かなあさこ
千鳥草花をドライに微風かな明日香
テキーラと名付けし薔薇の赤黒くたか子
草取りの匂い立ち込むテニス場ぽんこ
万緑の谷戸を見下ろす一詩人隆松
万緑や人力車夫の四股踏んでこすもす
足止める白と深紅の立葵三刀
haah浜暑し野良猫波止に影落とす有香
庭の草引けども引けども無尽蔵うつぎ
風鈴の音色寂しき空家かな宏虎
三分の乗換時間駅薄暑菜々
大木の太き走り根苔の花ぽんこ
さつき垣上部は全て花覆う治男
白南風やい行く船町港町せいじ
焦げたパンの色して麦秋となり明日香
天覧の妃の御衣浅黄五月場所菜々
2017年05月24日
地獄絵の極採色の紫陽花寺宏虎
海沿ひの道の明るき花オリーブなつき
卯の花腐し道に張り付くレジ袋菜々
水飲場とへば先客夏の蝶あさこ
弓を引く古希の女や立葵治男
夏雲やビル群間近明石港 やよい
河骨や灌ぐ水音鈴のごと三刀
先着はベンチの猫や新樹陰智恵子
俄か遍路塩の湯で揉む足三里なつき
褪せたる薔薇なれど残り香清々しぽんこ
苺食ぶ薬の後の楽しみにうつぎ
見物人いないかのごと糶涼し明日香
群青の空に飛び出すしゃぼん玉有香
糶涼し邪魔だといわれることなくて明日香
句敵も互ひに老いし新茶汲む宏虎
押し花を敷き詰めしごと山法師せいじ
手びねりの湯飲みに新茶香り注ぐ満天
元気よと今年も届き新茶の香満天
園庭に子らの手作り鯉のぼりはく子
ふと覗く葉っぱにちんと青蛙ぽんこ
朝市の苺が欲しと車出すうつぎ
若葉風椅子持ち出してティタイムあさこ
海遊びの間に若布乾きけりこすもす
ツユクサの乾きし路肩青の濃き智恵子
桐の花生駒遠景雨意の中たか子
海猫の早やも群れ来る帰漁船 やよい
更衣箪笥に夫のもの今もはく子
卯の花腐し辻の地蔵に供花もなく菜々
舟虫の動き素早し日本海こすもす
真つ新のよき風通す簾かなせいじ
雷鳴や子の尾を掴む母の猿治男
2017年05月23日
黒潮の波に煌めく初鰹宏虎
島の影海境模糊と夏霞はく子
石造りの灯台今に風光るはく子
朝とれし刺身にと供する石垣島ともえ
万緑や沖に巨船の身じろがずあさこ
船帰る途端の動き夏の漁夫たか子
更衣して思ひ出に浸りけりうつぎ
一集落田植終わりて静もれりぽんこ
糴暑し小刀に締む大魚かな やよい
浜薄暑たこつぼあんぐり口開けて菜々
炎帝や火照る頬さすアスファルト智恵子
夏日とて花ばな一気に背を伸ばし明日香
満ち始む波音やさし島夕焼なつき
浜薄暑きし音洩らす舫ひ船菜々
袖まくり上げてじやんけん糶涼しせいじ
ジャズの音に遊ぶがごとくしゃぼん玉豆狸
青鷺の鯉に飛びつくその一瞬治男
つつかれて斑に烏賊の変身術 やよい
遺句集をひもとき薄暑友偲ぶたか子
夏来たるパレットに溶く海の色宏虎
昼下がり初時鳥里巡る三刀
田植するエンジン音に人気なしぽんこ
草笛に寄り来る牛の目玉かな治男
潮の香の残る魚網や浜暑しこすもす
葉桜が海を隠せり蕪村句碑なつき
ケアホーム棟を繋いで鯉のぼりこすもす
人集る産地直送夏野菜満天
椰子陰に素足なげ出す膝に犬智恵子
とんぼりは異国さながら大西日せいじ
献立の味を引き締め夏大根満天
噴水のシブキ浴びつつ推敲すあさこ
2017年05月22日
日盛りを自転車で来て船手入れ菜々
突堤は釣り人銀座五月晴せいじ
水やりのホースより熱湯庭暑し明日香
生簀より糶へ仕分くるちぬと雑魚なつき
白灯台回りて海へ消ゆ揚羽なつき
初夏の日になんじゃもんじゃの花光るはく子
麦秋の黄金色より赤銅へ明日香
噴水のシブキ浴びつつ推敲すあさこ
おこぼれを狙う猫達波止涼したか子
波止暑しペットボトルをな捨てそせいじ
糶台の暴れる鰤に一撃をぽんこ
更衣すらりと長き足出してはく子
老鶯や幸を噛みしむゴルフ場宏虎
糶を待つ石鯛縞目きはやかに菜々
惜春やめし屋昭和の佇まい やよい
青蔦の古き倉庫を包みけり満天
黒猫と視線を交はす麦の秋三刀
夏衣胸のふくらみ色香満つ宏虎
海猫や釣り船連れて帰港なす智恵子
蚕豆剥く指圧のやうにツボ探るたか子
空蝉や後鳥衷纃c火葬塚 治男
雷鳴の午前零時や隠岐へ発つ治男
大南風を受けて騒がし風見鶏智恵子
万緑や沖に巨船の身じろがずあさこ
夕焼の比翼となりて飛機の影うつぎ
漁場暑し糶のダミ声名調子こすもす
競りの鰤大口あけて締めらるるやよい
ロール状の牧草ゴロゴロ炎天下こすもす
無愛想なビーチパラソルの釣り人に満天
2017年05月21日
白南風や貝殻光る魚網干すやよい
公園の青葉繁るや徒競走の子治男
今も凛と保存の灯台卯波寄す菜々
万の葉の若葉一斉燃え立ちぬ宏虎
浜暑し錆赤々と捨て柱やよい
夏帽子才色兼備闊歩せり宏虎
水槽に氷の浮かぶ夏の糶せいじ
糶落とし手鉤一振りちぬ締めりなつき
突堤に漁網干されし薄暑光ぽんこ
熱を持つテトラポットの薄暑かなたか子
大樹下のベンチに座せば若葉風あさこ
まひまひや水泡残し潜りゆく智恵子
対岸に明石大橋つちふれり有香
糶台より飛び出す鰤の空中飛びぽんこ
五月晴れ車窓飛び込む千枚田智恵子
裸子の釣り果を見せる笑顔かな満天
口八丁手八丁の糶日の盛りたか子
魚具店の窓の魚拓や街薄暑こすもす
ジェノバライン待つ自転車と夏帽子菜々
さざ波の時々ぴかり卯波かな明日香
夏霧に明石大橋浮かびけり満天
香に酔いつ薔薇のアーチを杖ついてあさこ
久闊の友と囲みし句座涼しせいじ
竜宮城模様の客船夏ツバメこすもす
プリンセスの名の薔薇絢爛競ひをりはく子
澄み切った老鶯の声呆として三刀
白灯台下が穴場とめばる釣りなつき
六十兆の細胞ありて玉の汗治男
2017年05月20日
草叢の子猫を移し草刈り機三刀
風薫る丘に幾度も空仰ぐ豆狸
句会果て魚の棚にて蛸土産満天
漁港薄暑めしや看板継ぎはぎに やよい
大夕焼東の空を染めにけり明日香
看板のメガネに留まる燕の子治男
片影に猫と目の合ふ漁師町なつき
田植機の機嫌や煙草噴かしつつうつぎ
風薫る大門へ架けて斜張橋菜々
片陰に紫煙くゆらせ糶を待つせいじ
新緑に膨れきったる甲山宏虎
日盛りに行列長し明石焼き やよい
奥入瀬の岩噛む流れ若葉風宏虎
遠路来て師の句碑まみゆ五月晴あさこ
クレマチス庭木登りて上機嫌智恵子
蛸飯の程よき味に句会和む味に満天
炎帝へ明石の門波輝きて菜々
糶終えて赤く染まりし氷水明日香
糶の場を遠巻きにして日傘群るせいじ
活気ある店の干し蛸家苞にぽんこ
寂れゆく一膳めしや古テントぽんこ
船町の一膳めし屋西日濃しなつき
一望す色とりどりの薔薇明りあさこ
糶の符牒わからぬままや浜暑しはく子
つばめ舞ふ音なき宙のジェット雲智恵子
出番待つ少年野球余り苗治男
2017年05月19日
弁天へ青葉隠れに弁天へ若葉隠れの磴こごし菜々
飛び飛びに続く街路の小緑陰せいじ
ご神水受く万緑の薬井戸 やよい
冷そうめん食ぶる参道三輪明神やよい
緑陰に日矢一閃の真珠光ぽんこ
鯉幟ぎしぎし竿のきしむ音豆狸
橋詰の祠より高き葵かなこすもす
青芝の刈られし後や子等輝く治男
大都会森の一歩に四十雀ぽんこ
青蔦のがんじがらめや一の谷なつき
薔薇アーチくぐるや薔薇の人となるはく子
先生に頷き遠足子に付きぬうつぎ
風渡る木々のさやぎや夏めきぬ宏虎
新緑に包まれ萌黄色の山明日香
蚕豆のさや父のごと母のごとせいじ
柏手にも一喜一憂稀勢の夏こすもす
そら豆を剥くや飛び散る日の雀三刀
売れ筋は気温三十冷奴満天
リュック背に老いの一行若葉風満天
豌豆パツク持てば零るる店先で治男
薔薇アーチ雲ひとひらの無きみ空はく子
マリア像の組む手に手向くクローバーなつき
勝手口にそら豆置きし人は誰明日香
薪能愈々佳境笛太鼓宏虎
2017年05月18日
睡蓮の浮き葉を揺らす鯉の鰭三刀
風涼しやまとなにはの国境菜々
ばらアーチ薔薇ポールよとバラの園はく子
鶯の聞けよとばかり戸々巡るうつぎ
流木は卯波に乗りてたゆたヘリ宏虎
思い出すことの多き日草いきれこすもす
水打ってエステ看板花添へる満天
藪灯す野イバラ人を寄せ付けず智恵子
おしゃべりの弾みて溶くる氷菓子なつき
神苑の玉砂利踏むや昼蛙 やよい
避雷針つけて神木緑さす やよい
夏場所に綺麗処の目立ちをり宏虎
麦秋の中進み行く一両車こすもす
街角の緑陰に佇つ老婦人せいじ
置き忘れ椿の幹に竹箒有香
ぎしぎしは天下のごとく蒼天へぽんこ
自販機の冷え冷えコーラ夏來たる智恵子
みほとけの山の裳裾にばら庭園菜々
老鶯や海見ゆる坂上りつむなつき
三輪山は広葉樹多し五月晴れ明日香
手助けす我がおふくろの更衣せいじ
絢爛と寺領に咲かせばら百花はく子
自販機の音多くなり町薄暑満天
2017年05月17日
堤防の夏草ふれしふるさとを満天
朝堀りの筍値切る青空市なつき
若竹にもたるる風の通り道なつき
渓流のせせらぎ縫って河鹿鳴く智恵子
妣の遺影夫供へくるカーネーション やよい
バラ園を出でゆりの木の花高し満天
日除とて野郎もすなる化粧水せいじ
花よけてビオラの種を探しをり明日香
緑陰や子供自転車整然とこすもす
瀬戸内の島ぼんやりと朝曇りともえ
此れがその揺らしても見ん小判草うつぎ
薔薇真白吾にも乙女の時ありぬ菜々
電飾に色美しく映ゆ熱帯魚宏虎
万緑の堂に朝事の声みつる やよい
薔薇百花ことに原種のつつましく菜々
薫風に背中を押され下校の子 三刀
すれ違う軽トラにのる早苗かなこすもす
歳時記を開きて薔薇に独り言智恵子
ぎしぎしの花穂の林立川堤はく子
草を引くボランティアみな高齢者せいじ
尖塔のクルス輝き聖五月宏虎
暮れ遅し終了時間忘れをり明日香
2017年05月16日
葉桜やマリーに逢えぬ五番街宏虎
桜青葉花を忘れて茂りおり治男
万緑や集団下校の帽子の黄こすもす
木下闇水晶ひかる占い師なつき
特急待ち駅にアンネの薔薇満開こすもす
クローバーの絨毯に座す日傘かな満天
万緑の樹間をよぎるカラスどち明日香
登山道いただきすでに初夏の風智恵子
川風が研ぎてしろがね小判草菜々
初初し色香ただよふ夏衣宏虎
遊歩道アカツメクサの食み出しぬせいじ
夏草の茂りて川面よく見えずせいじ
愛犬の薔薇を背にしてハイポーズ満天
躑躅果て残花を除く漢かな三刀
総会を終へて五月の風の中三刀
農業公園めぐる限りの若葉風菜々
農業公園苞は切り干し吟行子うつぎ
母の日に花の返礼ラブレタ−治男
ヤドカリの岩に成りきる潮溜まり智恵子
作り滝常濡れ岩に苔地蔵ぽんこ
薫風の通ひて機嫌大欅なおこ
若葉洩る光溢るる寺苑かな隆松
クローバー赤白あって赤大き明日香
太陽と空の色選る夏毛糸なつき
大輪の薔薇の真紅に気圧さるるうつぎ
2017年05月15日
みどり子を抱かせてもらひあたたかしはく子
夏燕ラジコンヘリの空掠めうつぎ
ばらまつりへヒップホップの一団も菜々
濃淡の緑重なる能勢の里ぽんこ
若葉風横綱稀勢の綱真白こすもす
六月の運動会への招待状満天
神社カフェてふ旗揚げて夏祭せいじ
戸を繰れば今日も卯の花咲き匂ふせいじ
子育ての燕が落とす殻玉子智恵子
母の日のパン屋に置かる笑顔パン隆松
堀埋めて業平塚の姫女苑なつき
紅明かり闇にサボテン大花なす智恵子
海月浮き色透き通る水族館宏虎
しみじみとダイヤモンド婚新茶汲む宏虎
老夫婦ばらに立ちては撮り撮られ菜々
万緑やトランポリンの子見え隠れこすもす
玉の日を吸つて膨らむ大手鞠なおこ
鴉来て甕の水飲む薫風裡三刀
朝日浴び巣から湧き出す子かまきり明日香
葉桜やいぼ神様の水濁るなつき
さまざまな緑競ふや四囲の山明日香
新緑を揺らす如くに応援歌満天
2017年05月14日
卯の花の小蔭に雨をしのぎけりせいじ
今盛り楊貴妃然の牡丹かな宏虎
雷鳥の親子目の前声も出ずともえ
葉桜や張紙目立ち廃業す宏虎
散り敷くも今開きしも薔薇真白菜々
大夕焼火事かと思ふビルの窓明日香
養生の楠の落葉の嵩みたりなつき
鳥声の姿は見えず朴の花うつぎ
薔薇まつりへ犬にも花のドレス着せ菜々
つぎつぎとカットの客や夏に入る満天
睡蓮下泥に潜れる鯉の鰭ぽんこ
鈴蘭のブーケ宙に香の満つる智恵子
駅間近オアシスのごと夏木立せいじ
栗の花匂ひたまらず窓閉じる智恵子
友の家訪えば其処にもカーネーションこすもす
万緑や雲龍型の綱真白こすもす
ふかふかのベッドで夢見る空豆よ 明日香
老鶯鳴く地産食堂いでし時ぽんこ
生け垣を占めて木香薔薇香る有香
大楠に寄り添ふ著莪の花あかり満天
神木の樹医の手当てやひこばえすなつき
食卓を飾る深紅のさくらんぼ三刀
2017年05月13日
柿若葉庭ぬちに鶏放し飼ひうつぎ
廃業の医院の庭の躑躅濃しせいじ
摩天楼箱庭めきし街薄暑 やよい
春キャベツ潮風注ぐ岬畑智恵子
陽光をはね返しけり麦の秋宏虎
ひなげしの揺れて並びし散歩道隆松
老鶯の声聞く窓を開け放ち三刀
雨上がり公園の木々若葉映ゆ満天
惜しんでは花殻摘めりカーネーションなつき
割り箸で外へポイ捨て尺取り虫こすもす
泣き声は兄が小さき昼寝起きなつき
宿場跡つばめのお宿の賑わひて智恵子
嬰児を歩ませながら花の径まゆ
起伏野を埋めつくして芝桜隆松
高速道牛積まれゆく薄暑かなやよい
ワイパーの隅に積もりし黄砂かなせいじ
ままごとの子等の楠語や若葉風宏虎
人混みを避けし裏道余花に逢ふまゆ
開き初めて白き牡丹の一穢なきはく子
ジーパンの膝頭這う尺取り虫こすもす
卯の花腐し午下はウェスタンでも見んか菜々
五月雨や利休鼠の生駒嶺々菜々
昨夜雨にこぼす梅の実隣より満天
2017年05月12日
葉つぱまで佃煮に煮て庭の蕗うつぎ
術後てふ久闊の友夏帽子せいじ
髪切りて襟足くすぐる風涼しはく子
グランドの周りを囲む緑濃し治男
御陵へつづく遊苑木下闇 やよい
潔き水吐く水車風薫る やよい
涼しさのべんがら格子老舗茶屋菜々
母の日やあの味料理忘られず宏虎
夕暮れの白の浮立つ山法師満天
明早し畑仕事の長くなり明日香
マンションの干し物の飛ぶ親燕来治男
久闊の友と逍遥薫風裡せいじ
節くれの指を真黒に蕗を煮るうつぎ
山裾に窯元しずめ若葉雨菜々
奔流にもまれつつ馳す花筏まゆ
母の日や子の為後家を貫きぬ宏虎
噴水の飛沫にはしゃぐ女の子智恵子
通し鴨餌にもみ合ふ鯉に乗るなつき
芭蕉句碑背伸びしている杜若ぽんこ
撮りためし二人の旅や春深むはく子
切岸の草すれすれに夕燕三刀
初に植えし豆の実の入り日ごと触れともえ
白魚の白磁に跳ねる踊り食い智恵子
車椅子押して母との花堤まゆ
思い切って鉢花みんな夏花へ明日香
並木道紅白さつきの裾模様こすもす
首塚をいでし古道に夏の蝶ぽんこ
曇天の白極まりて山法師満天
誕生日のおさげの園児花祭なつき
2017年05月11日
出番待つ店頭並ぶカーネーション満天
雲白く稜線くっきり夏の朝こすもす
日輪のにじむ河口や霾天下せいじ
甘茶杓の端持て媼つま立てりなつき
花御堂杓差し入れば匂ひ濃しなつき
あやめ園特等席の太鼓橋智恵子
母の日や波乱万丈妣偲ぶ宏虎
箒目の美しき斎庭や散落葉 やよい
五月雨にけぶる湖上の竹生島隆松
新樹光幣殿の千木燦燦と やよい
畦道の田蛙一面こえを上げ有香
谷上に鉄塔見ゆる青葉風治男
参道のい行くかぎりに新茶の香菜々
鉢巻と初鰹合ふ茶碗酒宏虎
街なかに火の見櫓やのうぜん花治男
道曲がる度新緑の色変はる隆松
湯上がりの子と見る月の涼かりこすもす
段差ある紫濃ゆきアヤメかなあさこ
新緑のメタセコイアの天を突く満天
濯ぎもの躊躇う黄砂予報かなうつぎ
雉の子の車を怖じぬ山路かなうつぎ
細格子続く街道風薫る菜々
徒長枝を整へし庭夏に入る明日香
大寺の鴟尾の高さに桐の花三刀
摩天楼ビル屋上の庭涼しせいじ
新緑やわらべ地蔵の笑い顔ぽんこ
ひとときの純白灯す沙羅の花智恵子
2017年05月10日
歯科受診十時の予約や髪洗ふこすもす
夏雲の山に写りし影動く治男
それぞれに肌のぞかせる柏餅満天
新緑の径伝ひの墓参かな三刀
黒文字を添へて出されし柏餅満天
糶市の気合で勝負初鰹宏虎
夕暮れて又ひとつ落つ夏ツバキ智恵子
海山を消して神戸の霾曇うつぎ
分かれ道選びし先の新樹光智恵子
四阿の鉢植え牡丹崩れ落つぽんこ
雨しとど車窓の黄砂流れ行くせいじ
切支丹の碑を樹に繋ぐ蜘蛛の糸治男
老語り部聞き取り難き薄暑かな やよい
坂暑し鉄棒遊びの子等の声こすもす
老鶯の鳴くほど静寂深まれり明日香
新緑の城見下ろすや摩天楼 やよい
沙羅の花落ちるを見んと座り待つともえ
夏立つや道路工事の照り返し有香
この町に生まれ住み古り更衣はく子
山門を入りて明るし花御堂なつき
無住寺に葉ずれ囀り津津となつき
満月や梅雨雲を振り払ひ出で明日香
卯の花の葉陰に自己を主張せずせいじ
給食にカレーの匂ふ薄暑かな宏虎
2017年05月09日
牡丹の百花の中の古刹かなはく子
蟹二匹爪を合わせてすれ違う治男
どんたくを窓辺に聞いて吾仕事さつき
鯉のぼりいない支柱や雨予報こすもす
園児らの赤白帽子青芝に満天
川沿ひの黄モッコウバラのアーチ潜る満天
薫風や断崖をゆく山羊二頭治男
宿り木を先に芽吹かせ大欅うつぎ
夏落葉舞ひつつ前を過りけり明日香
一面にシャクナゲの花天木山あさこ
大木へのぼる青蔦夢いつぱい明日香
ひと雨に莢ふくらんでえんどう豆菜々
供花の中雨滴を抱く芍薬も三刀
初夏夕餉庭のハーブも摘んで来て菜々
芍薬のつぼみつき出す花御堂なつき
須磨寺のあまたの句碑に薄暑光ぽんこ
四国地図と遍路笠掛く治療院なつき
誘ふ香に辿り着きたる薔薇屋敷智恵子
新樹光健康の基健啖家宏虎
英語教室に行く日のアイスクリームかなこすもす
木漏れ日に薫り優しき新樹光智恵子
マネキンの裸身どきりと更衣宏虎
2017年05月08日
水打ちて武原はんの写経美し治男
長生きの秘訣などなし若楓宏虎
牡丹の蕊に溺るる虫は何うつぎ
胃腸科の前の居酒屋大西日治男
一面のげんげ畠や夫よそ見ぽんこ
山笑う真中にでんと団子鼻有香
貸自転車にめぐる明日香路風薫る菜々
竹落ち葉払い通るや風の道ともえ
バーベキューの匂いも混じる若葉風こすもす
キャンバスをはみ出す絵筆若楓満天
こんなにも気持ちいい日に黄砂とは明日香
老鶯や開山堂はなほ奥に菜々
花うばら岸辺へ雪崩れ水走る三刀
樹木の名殆んど知らず五月晴れこすもす
光背は朝日新樹の濡れ仏 やよい
ご詠歌衆休みて甘茶いただけりなつき
渓流に姿映して翡翠飛ぶ智恵子
椎若葉日矢さすごとく輝きて明日香
緑蔭の写生子寡黙筆せわし満天
大玻璃に映ゆる傾れの濃山吹 やよい
チューリップ光背めきし花御堂なつき
つばくらの出入り忙しき長屋門うつぎ
夏になりたての空野にひとり占めはく子
豆御飯隠し味なる塩加減宏虎
若葉風吾子ランドセル揺らしゆく有香
若葉陰覆ふベンチを一人占め智恵子
2017年05月07日
谷若葉水切り四つ進みけり やよい
初夏の風ジャスミンの香の何処から満天
酢漿草の槙の根方に群生すせいじ
幼児の動き目で追う日傘かなこすもす
一杯で足らぬ珈琲目借時うつぎ
あげは蝶広げたままで一休み明日香
開山堂へ岩間辿れば河鹿鳴く菜々
過疎村の景気づけとや鯉のぼり明日香
超美味やレシピ通りの筍飯こすもす
つつじ苑一通なれど泣く迷子智恵子
堂涼し朱唇ほのかや観音像菜々
晴れ渡り牡丹愛しむ寺の庭宏虎
厨事何も変はらぬ黄金週間満天
大岩を取り囲みたる遠足子さつき
木漏れ日の緑にたたむ春日傘はく子
切り株の年輪よぎる松毛虫なつき
躑躅萌ゆ車の波もいらだたず智恵子
畦に腰して見張りゐる田水張り やよい
蔓伸びて折り目正しく鉄線花宏虎
父の忌やあの日のようにおほでまり三刀
揺れ動く風なき風に小判草ぽんこ
対岸のワイナリーいま竹の秋せいじ
夏の風防波堤より子を見守る治男
神鶏を追ひかける子や夏落葉なつき
目薬さすの夏暁の光射す治男
燕来る石仏多き里曲かなうつぎ
2017年05月06日
赤潮の闇に煌めく波青き智恵子
蒼天を突くセコイアの芽吹きかな隆松
堤防の意外に曲がり朝焼雲治男
飛行雲よぎる高みに朴の花さつき
工房の暑し五代目刀鍛冶 やよい
戸を繰れば初卯の花の葉隠れにせいじ
廃港に灯台残る浜昼顔治男
椎若葉疎水は音を高らかに菜々
食卓に帰省子の椅子ひとつ足しなつき
花万朶しずくに踊る雨の夕智恵子
思ひ出の畳みて広ぐ衣更満天
晨朝の法鼓に膨れ椎若葉菜々
兜型の春巻き作りこどもの日こすもす
初鰹火炙りの刑地酒汲む宏虎
五月雨や子と植う苗の葉つぱ増ゆなつき
更衣老いを畳んで若返る宏虎
一面に花菜明りや道の駅うつぎ
降りては乗るちんちん電車春暑しやよい
藪の色黄金に変はる竹の秋三刀
花卯木見つつ唱歌を口遊むせいじ
衣更捨てるつもりが迷ひけり満天
2017年05月05日
重畳の山新緑のパッチワーク やよい
八ッ橋の触れんばかりの藤の花満天
轆轤蹴る窓に明るき椎若葉菜々
み空への花束のごと大躑躅せいじ
寺子屋の硯の窪み春深し やよい
お気に入りの本また借りる子どもの日なつき
山清水棚田登れば村境治男
部屋に華大き牡丹の花一輪ともえ
知らぬ人と俳句談義や夏は来ぬぽんこ
晴天下立夏の風の音を聴く三刀
岩登りべそをかく子もこどもの日せいじ
爺婆の家に堂々の鯉幟うつぎ
万緑や盛り上がりたる四囲の山明日香
仏壇に子への菓子置く子どもの日なつき
極道や田の真ん中に余り苗治男
義経の安宅の関の更衣宏虎
レンタサイクルの三キロコース風薫るこすもす
水路へとさみどりすがし糸柳はく子
正横綱の番付表や夏場所来こすもす
夏来るからりと乾く洗濯物明日香
ヘリ三機渋滞頭上風光る智恵子
落人の島を揺さぶる卯波立つ宏虎
止め石の向こう満開白つつじ満天
助手席の舟こぐ君に若葉風智恵子
欄干に陽炎ゆらぐ鯉躍如ぽんこ
2017年05月04日
天空の若葉に浸る露天の湯智恵子
美しき鳥の声聞く緑の日三刀
うららかや三代ゴルフ羨まれ宏虎
青葉風フオ−クダンスでグランド満つ治男
母の日のカード幼の落書きやなつき
開け放つ茶室へ緑立つ風を満天
音立てて風を孕みぬ鯉幟宏虎
こどもの日小さきも挑む岩登りせいじ
春風と花の香入れむ窓全開はく子
里帰りのシーツ干したる五月晴なつき
靴脱がぬままばしやばしやと水遊びせいじ
明日香風に散華の如く藤の散る菜々
思い出す手作りの味柏餅こすもす
クローバーつい探してる四ツ葉かな明日香
のどけしや時なしの鐘明日香野へ菜々
新緑の真っただ中や風旨しやよい
鯉のぼり子らの歓声飲み込みて明日香
さざめける波音に似る麦畑隆松
潜り戸の一歩に受けし若葉風満天
先頭車丸太満載山若葉やよい
花の昼イケメンパパの子守かな有香
烏賊の町呼子の沖に夏来たるともえ
聖堂の藤の天蓋彩ガラスぽんこ
戸を開けてモッコウバラの香の匂うあさこ
眼に青葉足暖かく歩を競う治男
雲低く映すネオンの風温し智恵子
襟正す生駒金剛みどりの日はく子
似て非なる蝶々飛び交う公園こすもす
2017年05月03日
電車去り又囀りの続きけり有香
トンネルヘ誘ふ風の懸り藤うつぎ
畑にて蕗と玉ねぎ交換す明日香
バーベキュー河原を駆ける半ズボン智恵子
春行くと靄ふかかぶり生駒山菜々
散歩図鑑持って野歩き春の昼こすもす
舞ふ鳩の翼憲法記念の日三刀
春惜しむ琵琶湖周航の歌碑めぐり菜々
手挟みて躑躅の蜜を吸ふ男の子せいじ
散歩図鑑掛けて幼の蝶々追ふこすもす
川幅を覆い尽くすや鯉のぼり明日香
被災地へのバザ−盛況春暑し治男
憲法を大阪弁にして覚ゆ満天
蒲公英の絮吹き飛ばす抱つこの子せいじ
工場の一隅に墓地桐の花治男
憲法日膝に子をのせ絵本読むなつき
老心の童心戻る子供の日宏虎
沙羅の花苔の緑を褥とすともえ
指先のたんぽぽの絮フーしたいぽんこ
回遊式庭園めぐり春惜しむ満天
出汁匂ふ厨にこもる憲法日なつき
赤き湯の街の温泉武具飾る宏虎
小気味よい音ひびかしぬ竹の秋有香
おしゃべりの止まぬテラスや風薫る智恵子
行く春や川白々と暮れ残るはく子
2017年05月02日
楠若葉保母の目配り散歩の児ぽんこ
水馬の踏ん張る水面凹みけり治男
子供の日北の大地の木彫熊宏虎
客人の褒めそやす我が庭の薔薇せいじ
行く春や出欠迷ふ孫の婚よし女
洗濯の楽しくなる日五月晴れ明日香
寺田屋のすだれ軒端を余すなく菜々
蔵に残る明治の煙突風薫る菜々
飛び出して疾く戻る猫春疾風有香
トンネルは吾子の背の丈野に遊ぶなつき
夏蝶来家庭訪問さながらにせいじ
数日を共に病みたる春の風邪よし女
花しべの占領してをるベンチかなこすもす
花白く泰山木の天を突く宏虎
水攻めのごとく拡がる代田かな治男
山頂の風存分の鯉幟三刀
薫風の茶掛けに添ひし鳴子百合満天
ピンヒール響く軽さや風薫る智恵子
待合の屋根に積もりし春落葉満天
水草の生ひて沼の明かりなす智恵子
渋滞の車窓に映る天っ藤ぽんこ
空青しマッチ棒めく桜の実こすもす
資料館大き虫食いこいのぼりなつき
2017年05月01日
五月来て笑顔も浮かぶ新社員満天
昭和の日百歳体操夫が行く明日香
豆飯や炊ける匂ひのみなぎりて智恵子
又一枚暦捲りて春惜しむこすもす
大声で下校指導や新学期治男
春に求む特殊歯ブラシ歯学部へ治男
潮騒に靴脱ぎ捨てて夏はじめ智恵子
花は葉に布団蹴り上ぐ嬰の足なつき
道祖神へ栓開け供ふ缶ビールなつき
からくり時計殿は城下へ山笑ふ やよい
緑映ゆ棒に見えてた街路樹に明日香
ゴミ出し日袋に詰めて春落ち葉こすもす
若葉雨犬も真っ赤な合羽着て やよい
あたたかし女性車掌のアナウンスなおこ
古寺の屋根見下ろして桐の花隆松
うららかや食博覧会南港に菜々
躑躅咲く庭に雀の来て遊ぶ三刀
聖五月両手を挙げて深呼吸三刀
カーテンも深呼吸する窓の春なおこ
木下闇虚子三代の句碑鎮座宏虎
青ざめて咲き銀色となる大でまりよし女
椎若葉鎮守の森をふくらます菜々
波立てる湖面に似たる代田かな隆松
青葦の隙間の鯉の身じろがずぽんこ
定まらぬ気温に慌て更衣満天
あたたかや姉の曾孫膝に抱きはく子
春風邪の気だるさサプリの電話かなよし女
空港に送り送られ春の逝くはく子
渓流を覗く雑木崖若葉宏虎
2017年04月30日
枝葉つけ古墳守りぬ夏木立宏虎
街中のビルの屋上若葉萌ゆはく子
夕蛙鎮守の杜より泣き始む有香
嬉嬉としてゲートボールの音さやかぽんこ
こでまりの昨夜雨払ひ揺れどおし満天
列島の気温差激し四月尽満天
チューリップアートやカールおじさんの笑顔こすもす
閉園のチューリップ園に春惜しむこすもす
山若葉トンネル連続二十三 やよい
青葉木菟鳴けば寂しき鄙の里宏虎
春あらし見るも無残やトマトの手菜々
古都の宮若葉に休む人力車智恵子
水底よりバスの混声牛蛙ぽんこ
空港に迎える笑顔四月尽三刀
春の旅路面電車は百六十円明日香
子の墓へたんぽぽ笛を吹き鳴らす治男
夏隣庭の花の名すぐ言えず明日香
花明かり一喜一憂の人事かな治男
老いなれば明るき色を春日傘はく子
働き方改革話題に昭和の日菜々
境内を覆ひ尽くして桐の花隆松
朝採りの筍すでに姿なしせいじ
街道の連子古りたり花は葉にやよい
くるくると粽まわりて笹薫る智恵子
春深し七堂伽藍礎石のみよし女
お湿りに立浪草の立ち上がるせいじ
どの家も躑躅満開にて静かよし女
2017年04月29日
春草や袋掛かりし大呼吸治男
行厨や急流裾に山若葉 やよい
校庭のミニ耕運機山笑うこすもす
引く潮に玩具ゆらゆら啄木忌よし女
昭和の日行燈ほのと醤油蔵 やよい
料理屋の琴の音寂し春惜しむ宏虎
と言う間に雲の集まり春時雨こすもす
水茎の美しき手紙や春惜しむ宏虎
天心に泳ぐ幟の絡み合いぽんこ
竹落ち葉払い竹垣軽くなりともえ
白魚の百魚に銀敷く地引網智恵子
春疾風自転車バイク薙ぎ倒す満天
味噌汁と漬物で足る昭和の日三刀
青麦の列なす頃となりにけり明日香
昭和の日泣き疲れし子の深眠りなつき
畦道にレンゲ花咲く休耕田有香
コンビニへ赤き三日月昭和の日なつき
鯉のぼり無生の笑みや車椅子智恵子
愛車へと木香薔薇のなだれ咲くせいじ
葉と茎のレシピ別々若牛蒡満天
つばくらめ斯くまで飛び交ふ事のありよし女
大空に編隊飛行山笑う有香
行きずりの園を逍遥余花に逢うぽんこ
青柳道行くわれにしなだるるせいじ
光陰のとみに早しよ昭和の日はく子
境内の広き斜面のつつじ躑躅治男
川筋を白く残して春夕べはく子
2017年04月28日
しゃぼん玉吹く子手を挙げ追ふ子かなはく子
走り根になだれ咲きたる山躑躅ぽんこ
風通ひ花藤の香のここまでもよし女
溝の境界分からぬ程に濃山吹よし女
夕暮れてチューリップ園の客疎らこすもす
春深し大谷祖廟に万の墓碑はく子
城下町大柳ゆる仕込み蔵智恵子
咲き満ちて花の玉とゆれおそ桜ともえ
電線に届きそうなる宮の藤こすもす
山の風孕み幟の川渡し やよい
うららかや戸口に猫の甘え声菜々
夕陽受け穂先を揺らす藤の花三刀
ふらここの陣地飛び出す鬼ごっこなつき
銀シャリも死語となりたる昭和の日宏虎
噴水の珠の飛び交ふさざ波にぽんこ
精算機がお大事にねと春愁ひ満天
樟若葉木登りの子の五六人なつき
父の忌や在さば百八八重桜 やよい
茄子トマト植えて菜園五月来る菜々
街路樹の一気に華やぐ花水木満天
何しても仔猫の動作飽きもせず宏虎
乙女子が紅させしごと花水木せいじ
つづら折れ下る峠や風薫る智恵子
竹の子を矯めつ眇めつ皆で描くせいじ
2017年04月27日
新緑の読経と木魚洩れにけり宏虎
十重二十重川面を覆ふ八重桜せいじ
ぼんぼりの懸かりしままや花は葉にこすもす
見上げれば藤の花と空川流るるこすもす
山里の五時の童謡蛙鳴く やよい
神苑に並ぶお手植え緑立つはく子
観音へ花の散り敷く磴こごし菜々
藤の房先に触れんとつま立てりなつき
抜きんでて一木山なす桐の花三刀
百余名オーナーの森八重桜 やよい
尖塔の雲の流れや風薫るぽんこ
つぎつぎと更地に可憐雛罌粟を満天
藤棚に虻の羽音のピタリ絶へよし女
法の池へ捨身のごとく椿落つ菜々
ゆうゆうと川上泳ぐ鯉のぼり智恵子
卯の花の窓下にまばゆ花の雲智恵子
傷のなきブリキの玩具昭和の日よし女
朝日燦木香薔薇の花アーチせいじ
有馬の湯赤く優しく昭和の日宏虎
君子欄高級ブティックの入り口に満天
遠山の映ゆる緑の五彩色明日香
雑草とひと括りさる野の花よ明日香
声変はりの子ふらここの二人乗りなつき
2017年04月26日
蒲公英の野に屯して大威張りせいじ
春日射しまどろむ嬰と分かち合ふなつき
夏燕急旋回し一直線宏虎
ゆったりと水面に映る鯉のぼりぽんこ
札所詣で山道縷縷と春時雨菜々
買い置きの苗の植え付け小降りかな明日香
ローカル線手開きドアに風薫る智恵子
空写す水辺の群生水芭蕉こすもす
御影供の稚児へ僧侶へ花の散るはく子
花の名の問い合わせ増ゆメールかな明日香
同窓の尽きぬ話や春惜しむ満天
溜池の満々として畦青む三刀
葉桜のひと雨ごとに色を増し満天
花の雨歴史を刻む堂塔にはく子
石垣に蔦若葉映ゆ居城跡智恵子
杉林の川辺に沿いて水芭蕉こすもす
夜もすがら蛙鳴きつぐ鄙の宿 やよい
八重桜鳥の骸に陽があたる治男
ドラマいまハッピーエンド春の昼菜々
園巡る見ればここにも花楓せいじ
ほつほつと山に灯ともす遅桜ともえ
玻璃につく花びらあまた鄙の宿 やよい
開店の相次ぐスーパー麦青しよし女
麦の秋大宿となり木賃宿宏虎
春光や引ききる潟の潮溜まりよし女
2017年04月25日
一本の樹に百房揺るる藤の花治男
花水木逝きし京都の人の文治男
葉桜や木仏の多き奈良京都宏虎
初蝶の思はぬところよりあれて明日香
花束に仄と紅さすクローバーなつき
性急な日差しに萎へるトマト苗よし女
廃校の門へ降り次ぐさくら蘂菜々
石段の割れ目に飛び火金鳳花せいじ
村百戸暮るる静けさ遠蛙 やよい
特別な手入れしなくて鉢の藤明日香
麦の秋木椅子二つのログハウス宏虎
磯薫るこ高き丘のミモザかな智恵子
天気予報聞きていそいそ菊根分け菜々
合掌すルルドの聖母新樹光ぽんこ
噴水に遊ばれてゐる子ら楽しはく子
屋上の庭園春の花爛漫はく子
レクリエーションの軽き体操春暑しこすもす
筑後平野麦青々と滔々と やよい
遺句集の繰り返へし読み春惜しむ満天
谷越えのゴンドラ見上ぐ花筏智恵子
菊根分け了へたるよりの殿曇りよし女
川沿ひも緑一色風光る満天
反省会に一升瓶の冷酒抱きなつき
庭の椅子少し動かし藤の花三刀
試歩の母連れ行く土手の花は葉にせいじ
総会の決算報告春暑しこすもす
2017年04月24日
薫風や木目あらわの骨董品宏虎
雨晴れて桜蕊積む石畳せいじ
芽柳や鈴蘭灯映ゆ港町智恵子
老桜要としたる墓どころ隆松
囀や関門海峡凪わたる やよい
牡丹咲く背高き枝に揺れながらよし女
永き日や朝日に向ひ高速路 やよい
参道に鉢植えの藤並びをり明日香
毛刈りショー聞き分けの良き羊たち智恵子
吾が顔見鴉動ぜず春日和治男
紅に歩道染めたる落花かな隆松
降らずみの寺苑に白し花しきみ菜々
風に身を任せ盛りの牡丹かな三刀
茅花の穂すずめ隠して揺れてをり小袖
観音の足元染まる花は葉にぽんこ
詣でたる女人高野は花の山はく子
夏近し宇陀の瀬音の高まりて菜々
百千鳥五重塔は杉の間にはく子
下校子の弾む大声葱坊主満天
春風や塾の自転車総倒れ治男
ハイカーも花見の客も見守り隊有香
干し竿を飛び降りて逃げ雨蛙こすもす
春光に艶めく木々のしなやかに満天
戻りたる妻の背中に桜蕊せいじ
磨崖仏山に彫りあり藤の山宏虎
仄昏き春灯のもと快慶展明日香
図書館の語り部さながら春の鳥よし女
2017年04月23日
吾子泣いて帰りはおんぶ春の風邪なつき
磨崖詠む青畝の句碑へ花の風菜々
はらからと母の納骨春の逝く はく子
鳳凰のひときは綺羅と宇治の春明日香
老幹の八つ頭めき藤垂れる小袖
風止みて電線に鳴くあやめ鳥智恵子
公園の鎮もりかへる花は葉に満天
行く春や孫より婚の招待状よし女
参道の急を慰む山つつじよし女
春落葉ブロア吹きつく路傍かなぽんこ
天守閣仰ぐ古園に春惜しむせいじ
拍子木に緞帳上がる鴨川踊宏虎
石楠花に華やぐ女人高野かなはく子
きりしまの朱色輝き池に映ゆ宏虎
空の旅離陸の窓下はなの雲智恵子
撮りくれし乙女に謝謝春の園せいじ
截金の残る秘仏や花祭明日香
我が町の何時もの場所へ初燕満天
観音像に春日輝き夢心地治男
川岸の継目つぎめに春の草 治男
若かえで裳裾に大野磨崖仏菜々
授乳して片手に食ぶる桜餅なつき
法要の馳走筍づくしかな三刀
ハンググライダー若葉の空をふわふわりこすもす
2017年04月22日
村ぢゅうを純白に染め花林檎智恵子
林道に芽吹く木漏れ日薄みどり智恵子
寝息立つ花見疲れの帰り船せいじ
弥撒に今故人忍べば花吹雪く菜々
水温むゆるゆると鯉のぼり来る満天
残る花小さき字詰まる旅の本なつき
山藤の盛りや天空むらさきによし女
山笑ふ一両目しか開かぬドア明日香
老妻は通信で買う春の服治男
少年に道聞きもして桜狩せいじ
搗き立ての草餅買うて室生道はく子
身のほとり雀隠れとなりにけり三刀
浜辺にてぐつぐつ匂ふ焼栄螺宏虎
ローカル線待合室の燕かなこすもす
玉眼に浮かぶ涙や春愁ひ明日香
教会の庭のしじまに紅椿菜々
惜春や生家跡地の水溜まりよし女
しやぼん玉登山弁当かすめ行く治男
百千鳥大岩穿つ観音へはく子
ふらここや子の世話に爺駆り出されなつき
春炬燵フィギア一位に声あげる満天
池跨ぐ臥竜の松の花粉散るぽんこ
揚羽蝶淑女の如く孤高なる宏虎
丹波路や大型機械の田鋤きかなこすもす
2017年04月21日
父の忌やこでまりの花弾みをりよし女
トーストに幼の葉型夏近しなつき
麦は穂に農夫は畦に背を伸ばす三刀
子に供う団子作りや黄水仙治男
酒蔵館に仕込み歌きく春灯満天
何処からか落花一片舞ひ来るさつき
対岸の磨崖拝せば蛙啼く菜々
帽子被り頑固さうなる葱坊主宏虎
ベランダの眺め飽かさぬ笑う山こすもす
走り根を隠し花蘂色染める智恵子
味噌汁やいま摘みたての野の三つ葉よし女
園遊会ときめく刻に下萌ゆる智恵子
水際より仰げば花に染まりけりせいじ
山寺に三百齢の糸桜はく子
原爆のドーム見るたび春愁ふ宏虎
春しぐれ女人高野をけぶらせて菜々
松の花触れれば粉の吹きけぶるぽんこ
公園の木立くっきり春夕焼けこすもす
大木にからみ登り咲く藤の花ともえ
花見船つく桟橋に友来るせいじ
寺庭の葉桜添ふや虚子の句碑満天
グランドの使用禁止や春の雨治男
2017年04月20日
花嵐今日は閉ざして弁天堂菜々
糸柳に触れんばかりの屋形舟満天
葉桜やからくり時計の三時打つなつき
風遊ぶどこまで行くの春帽子智恵子
三代で歌ふ童謡うららけしなつき
葉桜の庭に緋毛氈句帳ひろぐ満天
猫が手で顔隠し寝る春日向宏虎
藤棚に羽音激しくなりにけり三刀
手の届くほどに接近花見舟せいじ
延し手の上に落ちたる椿かな有香
蒼天へ高舞ふ風の落花かなぽんこ
野菜苗覆うシートの波打てりよし女
春愁や二度と戻らぬ夢枕宏虎
囀りや電車二台を見送りぬ有香
竜宮問覆ひ余して木々芽吹く菜々
輝きて意外にかたし柿若葉治男
花の寺四阿に降る蘂の音智恵子
園丁も一息いれし花の下さつき
誰が置きしタンポポ二本ベンチの上こすもす
矢車の回転音や鯉のぼりこすもす
寺田屋に燃ゆるがごとき紅椿はく子
花見舟艀のごとく行き交へりせいじ
草青む放課後子等のグランド満つ治男
2017年04月19日
三味線でフラダンスする夏近し治男
一山を石楠花浄土にして逝けりよし女
探検の土管トンネル落花踏みなつき
花は葉に車内はスマホラッシュなり宏虎
弁天堂へ小さき反り橋風光る菜々
四月尽四日続きの夏日かな智恵子
減量に春大根のサラダ食む宏虎
鶯の声に送られ出棺すさつき
新緑やケーブルカーの初登山智恵子
一見の客も見上ぐる燕の巣ぽんこ
唐門の一歩一面花筵満天
果てしなく湖岸縁取る桜花かなせいじ
散る花に十石舟はゆるゆると菜々
行き来する十石舟や風光る満天
吾を見る殿様蛙寺の池治男
花の道かつては本丸ありし処豆狸
一時停止のパンダのマーク風光るこすもす
燕飛ぶ風翻し翻し三刀
風雨止み山藤高く揺れてをりよし女
港へのシャトルは無料花見船せいじ
蛇の衣神社へ抜くる土管坂なつき
唐門や花屑満てる石畳はく子
花は葉に終わり良ければ夢の中明日香
花散らすヒヨのいたづらいとをかし明日香
朝散歩の神社鶯よく啼けりこすもす
酒蔵の煉瓦のえんとつ春の空はく子
2017年04月18日
堰落ちてしばしたゆたふ花筏菜々
椎茸の生えてる榾木山笑うこすもす
耕人の背に球児らの声弾む三刀
菜種梅雨野球中止に吐息出る宏虎
沖航けば遠く近くに花の山せいじ
供えてとフリージアの黄束にして明日香
桜しべ降り敷く夫の墓なりきはく子
散るを乗せ流るを集め花筏宏虎
声を掛ければ名札が走る入学児よし女
波騒ぎ飛砂きらめきて春嵐智恵子
戯れて追いつ追はれつ春の鴨満天
今年また幹事泣かせの桜かな明日香
花蕊をさけて川沿ひ進みけり満天
なだれ咲く花の隙間の緋鯉かなこすもす
見つけたよ四つ葉クロバー栞とすぽんこ
碧空に初鳴き響く時鳥智恵子
句座和む窓いっぱいに花堤菜々
草取りや湿りし土に日の匂ひなつき
砂吐かし浅利からから洗ひけりよし女
飛花落花ぼたん桜はでんと咲く治男
波しぶく島根に川鵜群れ遊ぶせいじ
2017年04月17日
筍飯居間の赤子の深眠りなつき
姫様の遊びし庭とや花楓菜々
藤の房女御の裾のごとく揺れ治男
警報の出るほど激し春の雨よし女
坂道は帯のごとくに花の屑ぽんこ
各停ののんびり旅や山笑うこすもす
人の渦途切れて淋し残花かな智恵子
外孫と公園巡り日の長し有香
航くほどに風強まりぬ春の湖せいじ
筍飯すり傷の子が頬張れるなつき
鎮守社へどの道とるも花菜風菜々
救急の音絶へ間なく春疾風有香
闘牛の背中に止まる春の蠅宏虎
雨脚の大地に踊る春の雷三刀
散る花をけ散らし子らの潦はく子
乗船す花見弁当提げ持ちてせいじ
園囲む花壇びっしりチューリップ満天
神戸っ子靴は牛皮風光る宏虎
ビル街の園はオアシス花吹雪はく子
人住まぬ庭に背高葱坊主満天
天空の爆発とぞ思う春の雷よし女
黄砂くる父の形見の論語本治男
風見鶏有頂天なり花の風智恵子
校庭の雨傘整列花の雨こすもす
2017年04月16日
岬へとひなげしの道朝の凪智恵子
チューリップ底に黒目の笑ひをりなつき
外孫を連れこうえm有香
濡れ縁に肉球見せて猫の春宏虎
夫かくる掃除機音に嬰朝寝なつき
爆音はドクターヘリや花の空こすもす
ひこばえや大樹を飾る裾模様たか子
にこやかに衛士の交代花の昼菜々
百選の花の名所へ湖渡るせいじ
三歳児に縄飛びさせる飛花落花治男
行厨へひとひらふたひら散る花を満天
朝掘りのたけのこ目当て道の駅明日香
温度計のうなぎ登りやきぎす鳴くよし女
堂うらら園児ら法話正座してはく子
春愁や水面に鳥の翳消えて三刀
人力車葉の触るる音竹の秋宏虎
ものの芽出づ三日見ぬ間の狭庭かな明日香
たんぽぽと同じ笑顔で走りくる有香
県またぎ新幹線へ花吹雪智恵子
コンサートの九十九折へと花吹雪満天
阿波踊りにカメラ放列春祭治男
朝まだき初咲きのシャガ供花にしてこすもす
ゆらゆらと潮目に沿うて花筏菜々
花満ちて亭午の鐘に散り初むるよし女
塵芥の焼却場に桜咲くせいじ
2017年04月15日
釣人の孤舟たゆたふ春の湖せいじ
釣舟の霞む水面にたゆたヘリせいじ
春暁の出船の漁港活気あり宏虎
河川敷に土俵設え春祭りこすもす
花あしび茶室へ縷縷と四つ目垣菜々
花筏石橋くぐり堰を越え菜々
蕊ばかり目立つ桜となりにけり明日香
どの道を帰るも雨と花吹雪満天
青麦のぴんぴん尖り疲れなし宏虎
桜祭り夜店に親子声高だか治男
花筏パクつき遊ぶ池の鯉智恵子
春愁ふ更地となりし生家跡よし女
抱き揺らす嬰の目黒き花の窓なつき
夕桜薄墨色に溶けはじむたか子
風はらみ青柳ゆるく揺れてをり明日香
釣り人と二言三言青岬三刀
桜蘂老いて自由を得たりけり治男
古写真懐古にひたる春の宵たか子
鑓水の水草に堰かれ花の屑はく子
打ち返す波音やさし磯遊び三刀
沐浴の嬰の寝息や氷菓食ぶなつき
腰下す海辺のベンチや花浄土よし女
春キャベツ青虫動くおまけ付き智恵子
用水路うすべに色に花筏満天
2017年04月14日
ランドセル背中で踊る新入生満天
お揃ひの帽子に園児花の道はく子
側溝の細き流れの花筏こすもす
蹲踞に流れもあへず花筏菜々
美容院出るや否やの花吹雪こすもす
風格の寺の大門緑立つはく子
花疲れまぶたの奥の鎮まらずたか子
乳足りて赤子のいびきうららけしなつき
橋あまたくぐり浪速の花見舟たか子
花吹雪鬼に抜かるる鬼ごっこなつき
貼りつきて花屑模様ビニール傘 やよい
肩ぐるま枝垂れ桜のほど遠き智恵子
紅白の高き鉄塔春田中明日香
待合の掲示みな読む医院の春治男
チューリップ笑ひにわとり啼く校庭やよい
煙のごと杉の花粉の立ち昇る治男
天蓋の花を仰ぎつ湖へ出るよし女
天女住む里と覚えり桃の花まゆ
大好きな一人静の群がりて智恵子
すり硝子窓に影ろふ花明りせいじ
猫も寝るまだ手放せぬ春炬燵有香
水鏡映す桜の艶めきて明日香
きんぽーげの花の絨毯海青し三刀
疎に密に木香薔薇の花芽伸ぶせいじ
湖見ゆる花のベンチに推敲すよし女
立ち続く子守の像へ花吹雪菜々
桜蕊参道染める石の磴宏虎
春灯に曜変天目去りがたし満天
飛花落花なれど心は澱みをり宏虎
2017年04月13日
右手は花弓手は瀬戸の青い海よし女
摘草の籠の並びし木陰かなまゆ
児ら駆ける市民の森の巣箱かなたか子
うす雲の御簾さながらに月朧せいじ
雪洞の灯の揺れ幽か夜の花見宏虎
着いてすぐ食べるおにぎり花の下なつき
春の風邪こつそりつまむチョコレート豆狸
散り敷くも浴ぶるもさながら花浄土はく子
京日永町家に創作折り鶴展菜々
園すべる枝垂桜は二代目てふせいじ
夜桜を見上ぐ樹間を夜行便有香
麗しき春色の空桃源郷智恵子
花屑を巻き上げバイク国道をこすもす
散る花を掬い上げにし観覧車宏虎
後戻り出来ぬ桜の通り抜け満天
児を抱きて視力検査や母の春治男
餅撒きや氏子ら集い春祭りこすもす
花の名を確かめめぐる通り抜け満天
甘樫の桜大樹の飛翔かな明日香
碧空や枝垂れ桜の肩に触れあさこ
散り敷ける花屑を踏み車椅子三刀
反り返り青空に笑むチューリップ智恵子
山なみへぽっぽと花のトッピング明日香
なまこ壁縷縷と堀沿ひ柳の芽菜々
花の下大き手振りの手話長し やよい
急カーブ落花巻き上ぐゴーカートなつき
花の間に止る真っ赤なベンツかなよし女
花の道屋台出店の占領すはく子
落花積む色濃く見ゆる凝視の子治男
花衣ゆるく羽織れるものにしてたか子
入り潮のさざ波立てる花堤あさこ
大玻璃の湯殿に迫る花明り やよい
2017年04月12日
演じゐる風の強弱雪柳よし女
うららかや家族みんなに似し赤子なつき
九十九折る花の合間に瀬戸の島あさこ
渓流へ筏組ゆく飛花落花やよい
九十九折れ続く山路に山つつじあさこ
吉野山ピンクに染めて花繚乱宏虎
花筏浮かせそこここ雨のあとたか子
うつむきて重きに耐える花の雨智恵子
碧天にクリスタルビル花の上満天
参道を行き交う人人花吹雪こすもす
大川の手を振り交はす花見船満天
握りしむ摘草の手を解きやるなつき
外輪船落花舞へるへゆっくりとはく子
白樺の芽吹きて揺るる赤レンガ智恵子
花の道抜けて瀬戸浦波静かよし女
人去りて闇夜に浮かぶ花妖し宏虎
病室のカーテン開く花の昼三刀
容赦なく雨かぜ強し飛花落花たか子
寺の屋根越しの桜の今盛りこすもす
蘊蓄を背に聞きもして花見船せいじ
花堤へ水陸両用バスはいま菜々
花散るや肩に頭上に弁当に やよい
橋いくつ架けてどこまで花堤菜々
賑はひを避けて早朝花堤まゆ
花盛るB級グルメてんこ盛りせいじ
夜桜のも少し居ればと悔い残しともえ
鼻唄とミシンの音と春の昼豆狸
2017年04月11日
何処から花の舞い散る我が庭に満天
薄目あく嬰のしやつくり花の昼なつき
ぽんぽん船その都度揺れし花筏たか子
咲き満ちて華やぐ里や桃の花まゆ
花吹雪そばえる猫は窓の中智恵子
アナウンサー花下微笑して声高にさつき
花万朶名立たる句碑に気が付かずせいじ
気分よく一駅歩く月朧宏虎
雨しづく万朶の花のひかりゐて明日香
ホスピスの隠れ名所や朝桜よし女
春夕焼背にして家路草野球まゆ
枕頭にジャムバタサンド春の風邪豆狸
池半分ピンクに染めて花筏こすもす
春荒れに予定ふたつをこなしけり満天
突風に落花乱舞す石畳ぽんこ
水溜まり桜の花弁二三枚こすもす
花吹雪中をぴかぴかランドセル三刀
豆の蔓きりきり舞ひして春あらし菜々
菜種梅雨子の長靴に蛙の絵なつき
月おぼろ心おぼろに身もおぼろはく子
集合写真の老にぎやかや花の下 やよい
鯉ダイブ十字架映る春の池せいじ
白鳥の分け行く濠の花筏 やよい
花簾透かして畝傍二上山明日香
豌豆の花にやわらか朝の雨菜々
グランドに花の塊有る水溜まり智恵子
大島紬の作務衣着る人花の下よし女
眼の覚める一隅白き雪柳宏虎
2017年04月10日
歓声のホールインワンに花吹雪満天
花の城自転車日本一周中 やよい
耐病のめぐみひしひし受難週はんな
荷を解けば花びらひとつ潜みたるたか子
花曇鏡にうつる若白髪なつき
庭の花つぎつぎ咲きて独り占め智恵子
一脚は岬の灯台春の虹よし女
クローバの四葉探しのすこしの間小袖
連翹の黄色の派手さ暮れ泥む宏虎
柑橘の苗植う区割り菜種梅雨よし女
見はじめは蕉門の句碑花の土手せいじ
咲き満ちて花のトンネル渋滞す菜々
ホーム来て桜吹雪を浴びてをり明日香
花冷えや不意に拳握りしむ三刀
観覧車見下ろす街の灯の朧まゆ
旧交の女子会桜月夜かなこすもす
運転の花見傍ら渋滞すぽんこ
花筵囃す頭上の鴉かなさつき
今年又この花吹雪浴ぶる幸菜々
本おけば本に集まる落花かな治男
桜咲く鳥居より入り句会場治男
花の雲右に左に歩道橋智恵子
花見船救命胴衣身に纏ひせいじ
空き店の目立つ町なみ燕来る豆狸
花万朶村人総出で植ゑしてふはく子
休耕田の紫雲英曼陀羅明日香村明日香
入園の両手繋がれ花の路満天
列島にかくも話題となる桜たか子
夜桜のも少し居ればと悔い残しともえ
春泥の妻の押したる一輪車なつき
ペダル踏む落花ひとひら靴底にぽんこ
み吉野を花で彩る花と花宏虎
前撮りの白無垢紋付花の城 やよい
2017年04月09日
ビルの間の園賑わいし花の昼智恵子
玉砂利の音も楽しや花の寺こすもす
菜の花の中に埋もるる石仏豆狸
議事すべて無事に終了花の昼三刀
春深し泣き声大き女子かななつき
潮干狩丸いお尻の品評会宏虎
靴裏に付き来はなびら玄関にやよい
公園の桜満開日曜日治男
菜種梅雨一気読みする話題本満天
花万朶彼の日通ひし幼稚園せいじ
養生中の札立つ桜そこここに明日香
遠ざかる吾子の尾灯や月おぼろ菜々
忘れまじ死といふ大事木瓜の花宏虎
長靴で踏む玉砂利や花の寺こすもす
桜さくら人ひとひとや平和なるたか子
公園の一所華やぐ落椿 やよい
村川に影を流して雪柳よし女
通勤の人仰ぎゆく桜かなさつき
清風に薫るみどりや苗代田智恵子
花の園手品のショウや見る多忙治男
春満月添い寝して聞く子の寝息なつき
鶯につまづく声のありにけりよし女
菜種梅雨じっくり煮込む野菜スープ満天
菜種梅雨止まぬ程度の降り具合たか子
碑をしづかにかざす桜かなせいじ
2017年04月08日
子を四人連れし教え子花三分治男
落つばき咲きつぐ椿うつくしきはく子
満開に音もなく降る花の雨満天
柵はさみ仔馬と駆ける空まさを智恵子
尼寺に苔の坪庭春しぐれ菜々
ハンドルを切るや眼に入る更紗木瓜三刀
昨夜の雨車一面花の屑やよい
春の虹かかり灘浦はなやげりよし女
碑の文字美しき花堤せいじ
昨夜雨に落ちたる椿錆つのるはく子
レインコートも花柄の子や花の雨こすもす
新妻を赤ちやん抱つこ花堤せいじ
古きより天城の浄水山葵沢宏虎
靴底の泥拭ひつつ花の雨やよい
百年を飾りし雛の息使ひ有香
おとなりと大合唱や花筵さつき
被写体に花と電車を苦楽園明日香
竹筒に焼き筍の鎮座なす智恵子
風光る岬の突端白灯台宏虎
花々を銀色に染め春の霧よし女
花の雨双手に包むコーヒーカップ満天
そぞろ歩き和服の一行花満開こすもす
花曇り雲に溶けいるひらの色明日香
玉砂利を音なく濡らし春時雨菜々
花の昼産着に埋もる赤子かななつき
小雨中写真を撮るや花満開治男
2017年04月07日
人溢れ出水の桜囲みけり満天
天神社の桜満開礼拝者治男
青空や文字書いてある椿の葉治男
山笑ふ息子のメール超短文たか子
菜の花のどこまで続く川堤はく子
我が町も花満開にライトアップ満天
夕霧の見る見る春の山を呑む三刀
飛び石へ降りて見上ぐる花堤明日香
遅き花咲く日待つなり女子生るるなつき
振り返り陸遠くなる潮干狩宏虎
百年の教会万朶の花の中菜々
遠目にも花の嵩増へ桜花かなこすもす
人込みもものかは花の盛りけりせいじ
ジョギングの肩に触れもす糸柳さつき
紫木蓮一夜の雨に崩れけりよし女
夜桜の裏に闇あり静寂あり宏虎
花回廊夢のトンネル香のほのか智恵子
のどけしや今を時めく人に逢ひたか子
川筋を這ふやうにして花の雲せいじ
陽の反射とゆきかくゆき湖うらら隆松
教会へ風そよそよと花の坂菜々
十重二十重幾重かさなる花万朶明日香
幾たびか見に行きやうやく花山椒よし女
三十三回忌あの日も今日も花満開こすもす
子と荷物担いで駆くる花の雨なつき
ビル街の金網囲ふ黄水仙ぽんこ
蝌蚪の沼小さな手足見え隠れ智恵子
2017年04月06日
枝垂桜胸いっぱいに咲き満ちてはんな
低気圧さがって来るや鮭届く治男
春風に翼廊いよよ翼広げ菜々
春塵や茶屋の毛氈色褪せしたか子
遠霞吐く息長し太極拳有香
水底の影となりたる残り鴨ぽんこ
沖を行くタンカー揺らぐ蜃気楼宏虎
春愁や本音語らず腹の中宏虎
花冷や一人住まひを諾ひてはく子
潮干狩りの成果まにまに髪を切る三刀
花見せり施設の担架に乗せられてやよい
花三分鳳凰堂へ長蛇の列菜々
久々に夫と眺むる春の潮よし女
初燕古りし街道庄屋あとやよい
桜散る長き砂利道御所めぐる満天
門なすがごと連翹と雪柳せいじ
花嫁のベールとコラボ雪柳たか子
春疾風この葉は屋根をひとっ飛び智恵子
花筏竿のぼり来る舟遊び智恵子
地場産のおいしい南瓜苗を植うよし女
門入れば桜連翹と競ひ咲く満天
紅白の馬酔木並びて揺れやまずせいじ
花吹雪神社の裏に子等集う治男
鋭角に方向変えるつばくらめこすもす
肥料袋積み上ぐ玄関初つばめこすもす
迫るよに比良明神の山笑ふ隆松
2017年04月05日
ブロッコリー冷蔵庫内に花咲きてはく子
枝先の二三個咲き初む桜かなこすもす
七度読む絵本にやつと昼寝の子なつき
日延べして満を侍したる花見かなたか子
子に混じる折り紙教室日永かな やよい
肩幅の大きめの服入学式満天
春雷の一撃街は闇と化す智恵子
花万朶花咲か爺さん来たごとし明日香
坪庭のわらべ地蔵に遊ぶ蝶智恵子
十和田湖に白鳥一羽残り鴨ともえ
柵に添ひ親の跡追ふ子馬かな宏虎
瑞垣へかざして明し唐椿菜々
花三分枝重そうに揺れており治男
燕来る改札口を駆け抜けてせいじ
農道をゆくトラクター春田打ちこすもす
白波の瀬戸の小島や桜東風三刀
道草の大好きな子に蝌蚪の紐よし女
艶やかで微かに匂う桃の花治男
ワイナリーあれば寄りもし野に遊ぶ菜々
見頃はいつ車で探す花名所明日香
初掘りの筍握りこぶしほど やよい
黄水仙咲き満つ庭は玩具箱よし女
吾が決めし標準木の今日開花たか子
野遊びの子も制服に一年生満天
吟行の下見万朶の花に逢ふせいじ
蝌蚪の群れ人声嫌ひ散りちりに宏虎
2017年04月04日
廃仏毀釈に仁王なき門冴返る菜々
きらん草紫紺に敷きて力石智恵子
定期券売り場の長蛇新社員たか子
夜桜の指呼に半月浮かびたるたか子
日永かな片付けもののはかどる日明日香
朝もやに野道を標す二輪草智恵子
下校児のおしゃべり聞こへ春耕す有香
戦場めく蜂万匹の羽音かな やよい
水田の雑草のなか黄水仙こすもす
天の川かささぎ橋に初燕はく子
川越えた桜の枝を触れにけり満天
大門の仁王へ一枝さくら咲く やよい
青空を背に木蓮の白しるきせいじ
老幹の水面すれすれ花ひらく満天
花壇未だ蕾ばかりや春遅しこすもす
春の池鯉の背鰭やはねる音明日香
若木よりほころび始む桜かなはく子
己が色光に返し蝶の舞三刀
早々と隣の軒に初燕あさこ
天辺にそよぐは若葉楠大樹せいじ
公園に集いし親子花三分治男
逃げ水の逃げ足迅き高速道宏虎
雪柳思い思いに枝伸ばし治男
菜の花とソーラーパネルせめぎあふさつき
抱かれゐて仔猫抱きたる子供かな宏虎
2017年04月03日
落椿苔に根の有る如き艶宏虎
家解かれ更地の跡地燕飛ぶ三刀
渦潮に揉まれしかこの桜鯛よし女
四月来るスーツにヒール颯爽と満天
三つ棟の御門を多田社囀れるはく子
木蓮の花の内外白と紅治男
うららかやラッパ鳴らして豆腐売り菜々
温かや眼鏡曇りしドアの中ぽんこ
葱坊主欲も無ければ見栄もなし宏虎
鴨帰り釣り人増える河畔かな明日香
悔やみ言う門に枝垂れる雪柳あさこ
遺句にさへ追慕深まる春の宵菜々
春光や地蔵の頭輝けり治男
白壁の土蔵彩る紫木蓮やよい
泣き虫が兄となる日や桜咲くなつき
踏ん切れぬ朝の寝床や冴返るせいじ
レットイットビーで送る葬列花三分こすもす
場所取りのスーツ姿や花笑ふ智恵子
左折して視線から消え残雪山こすもす
公園のベンチ混み合ふ花の下満天
たっぷりの日差しにさくら桜かな智恵子
浮寝鳥亭午の鐘に身じろがずさつき
春の海沖のタンカー動かざるやよい
蒼天や裏の桜は三分咲き明日香
春空にクレーンの手伸びきってよし女
落椿精一杯生き倒れけりあさこ
春うらら格安スマホ機嫌よしせいじ
2017年04月02日
春の鳥堰落つる水きらきらとはく子
生垣の根元を染める雹の玉よし女
濁り川明るうしたる花菜かなさつき
祭礼の無き宮人無く落ち椿ともえ
春陰や仁王像なき南大門せいじ
立金花ところ狭しと春の土手せいじ
シャボン玉目で追いゆけば空真青こすもす
縁うららたちまち睡魔に捉らはるる菜々
春雷や二人の話中断す三刀
つきたての草餅届く日曜日明日香
校庭の小さきたんぽぽ見詰められ治男
蒼天に待ち構へしや桜の枝満天
天上に穴あるごとく揚雲雀やよい
春潮や沖まで引きて干潟見ゆ宏虎
字画良き子の名に悩む四月馬鹿なつき
春の雲を追うごと風車大車輪治男
囀や野の草花を摘みもしてはく子
産み月の腹さする子に鰯煮るなつき
ピカピカのランドセル背に入学子智恵子
朝空をめぐりナベ鶴北帰行よし女
啓蟄や眠りの覚めし旅心宏虎
紙飛行機父子で折りし青き芝智恵子
白壁に枝垂桜の影ゆるるやよい
花遅しひと二分咲きに集まれるたか子
突くほどに音濁りたる紙風船たか子
春の雨くつぬぎ石を濡らすほど菜々
桜咲く回り道して駅へ行く満天
庭仕事つぎつぎ済ます春日和明日香
2017年04月01日
春愁ふ勧進帳の罪と罰宏虎
花蕾む源氏祭の近づくに菜々
四月馬鹿鏡に写る己が顔三刀
鯛の舞う水槽ごししに内裏雛治男
海外の部屋の灯暗し朧めく宏虎
春風邪に見舞ひの一つモンブランよし女
京言葉そへて新茶の早届く智恵子
四月馬鹿売り出しの品買ひ過ぎてよし女
近づけば思はぬ数の鴨翔ちぬさつき
四月馬鹿百万円の籤当たる治男
春落葉仏足石を埋むほどぽんこ
神馬舎に巨大神馬の冴返る満天
母の手を離れてスーツ新社員智恵子
鉢の位置替えるも楽し花の昼明日香
春陰や神社にひそと寺の跡せいじ
急磴来て荘厳大社風光る満天
ブロック塀の割れ目より咲く木瓜の花こすもす
夜に入れば閉じて眠るやチユウリツプ ともえ
高張り提灯ゆれて猪名川春奏ず菜々
春の日のまろやか苔を明るうすたか子
日差し出て花の植え替えやっと出来明日香
花冷えの街や通天閣レトロたか子
心配な程足早に孕み猫こすもす
急峻の土手に偕老土筆摘むせいじ
初花や吟行帰りにゆくりなくはく子
前頁なし 次頁なし
- 1LINE BBS CGI-LAND - Modified by Minoru Yamada.