むべ:「水中花」が三夏の季語。ブランデーグラスとレンズという二つのカタカナ(11音)が入った挑戦が水中花という下五に向かって見事に結実している一句と思いました。どちらも透明感や涼感を感じさせ、水中花を飾るという夏の演出の粋につながっていくようです。それにしても、水中花、見かけなくなりました。

素秀:バーかラウンジのカウンターにブランデーグラスに入れた水中花が開いているのかと。丸いグラスがレンズになって花を大きく見せています。少し薄暗い間接照明が似合うようにおもえます。

せいじ:水中花が三夏の季語。水を入れたブランデーグラスがレンズになって、水中花が大きく面白い形に見えたのであろう。単なるコップではなく、ブランデーグラスを使うという演出が、涼味を増し加えている。

あひる:水中花が夏の季語。丸くて大ぶりなブランデーグラスは水中花にぴったりです。じっと見つめていたら、水の入った丸いグラスがレンズの役割をして、中の造花が大きく膨らんで見えたのでしょう。素敵なレストランのテーブルに飾られていたのではないでしょうか。