素秀:鳥の囀りは求愛行動で基本的に雄だけのものです。天なる神は太陽神でしょうか。恵みの季節を鳥たちも感謝しろよ、という心持でしょうか。

あひる:自然のいとなみに身をゆだねた小鳥たちが、春の青空に向かって囀っています。私たちも季節をいっぱいに感じ、胸をふくらませて、五七五で囀ろう!と思いました。なかなか上手くは鳴けませんが。

せいじ:囀りが春の季語。鳥たちの囀りが止まらない。春が来た喜びを全身で表わしている。これはきっと、自分たちを造った天なる神を讃えているに違いない。私たちも神に造られたものである。私たちも俳句によって神を讃えようではないか。GH俳句の原点とも言えるような俳句である。

豊実:天(あめ)なので、天なる神とは天地開闢の最初の神である天之御中主神なのかなと思いました。鳥の囀りが遙か宇宙にまで届くようです。