むべ:「大暑」が夏の季語。簾の降りた風通しの良い広い座敷で、薄着でくつろいでいる作者の姿を想像しました。午後早い時間帯、外は灼けつくような天気でとても外出する気になりません。聞こえるのはアブラゼミの鳴き声と、扇風機の音のみ。暑いですねぇ。

うつぎ:今の時代なら冷房をきかせそれで良しですが風情がありません。身辺の物を少なく空間を多くして涼しさを感じようとされています。素足が心地よい開け放たれた和室でしょうね。

素秀:ダボシャツにステテコ、団扇を持ってそばには蚊取り線香ぐらいでしょうか。開け放した座敷も広々と涼しげです。

あひる:さっぱりと片付いた夏座敷が目に浮かびました。たくさんの物がごちゃごちゃとあるだけで暑苦しく感じます。大暑を何とか涼しく乗り切るために、すっきり片付ける努力もあることでしょう。

せいじ:大暑が夏の季語。二十四節気の一つで、夏の暑さの頂点。身の回りに何も置きたくない、身に何も着けたくない、そんな心境にさせるほどの暑さである。いや、実際そうしていますよ、というのであろう。

豊実:夏の盛り。窓は開けっ放しで、裸に近い身軽な格好で畳の上でごろんとしている。それにしても暑い。